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柚月裕子おすすめ小説【ジャンル別】まず読むならコレ

こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。

骨太なストーリーと繊細な心理描写で、ヒット作品を連発し続けている人気作家。

今回はそんな、柚月裕子さんの本の中から『おすすめ小説』をジャンル別にてご紹介します。

まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。

 

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柚月裕子おすすめ小説【ジャンル別】

柚月裕子さんは、1968年5月12日生まれの岩手県釜石市出身。

2008年に、『臨床真理』で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞して、44歳と遅咲きながら小説家デビューしています。

2013年に、『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。2016年に、『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞し、同作は2018年に役所広司さん主演で映画化されています。

緻密な構成と人間の機微を巧みに描きだし、今もっとも注目される人気ミステリー作家です。

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短編小説

『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』

あらすじ

あることで弁護士資格を失った上水流涼子は、東大卒でIQ140を超える貴山伸彦を助手にし、探偵エージェンシーを運営している。

未来がわかるという人物に決断を委ねる社長、妻の不審な行動が気がかりな夫、賭け将棋にはまり必勝を願うヤクザ…。欲にまみれた人びとのトラブルに、涼子は知略と美貌をもって「あり得ない」依頼を解決に導こうとするのだが…。

おすすめポイント

元弁護士の涼子と、頭脳明晰なアシスタントの貴山のコンビが、さまざまな「あり得ない」依頼に応えようと知略をめぐらせる。依頼人からの一癖もニ癖もある難題を鮮やかに解決に導きだし、スカッとした爽快さを味わえる。

法では裁けない欲にまみれた人間たちをアッと言わせる2人のコンビに、痛快な気分にさせられる作品集。

『あしたの君へ』

あらすじ

家裁調査官に採用され、2年間の修習生となった望月大地。研修のあいだ、九州の福森家裁に勤めることになった大地は、心を開かない相談者たちを前に、どう手を差し伸べるべきか悩みつづける日々。

窃盗をした少女、ストーカー事案で捕まった高校生、親権を争う夫婦にと、さまざまな事情を抱えた人びと。大地は隠された真実を見極め、一人前へと成長していけるのか…。

おすすめポイント

「カンポちゃん」と呼ばれる、家庭調査官補として研修中の望月大地。自分に調査官は向いていないのではと悩みながらも、おとずれる相談者たちに寄り添って解決の道を模索していく。仕事に苦悩しつつも、一歩ずつ前に進んでいく大地の成長が、微笑ましくもある。

繊細でいて難しい家裁調査官という職業に迷いながら、相談者をやさしく包み込んで解決に導いていく青年が、心に響いてくる作品集。

 

ノン・シリーズ小説

『臨床真理』

あらすじ

臨床心理士の佐久間美帆は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持つとされる青年の藤木司を担当することになった。そんな彼は、同じ福祉施設で暮らしていた少女の死は自殺ではなく、他殺だと主張している。

美帆は治療のこともあり、友人の警察官の協力のもと死の真相を調べはじめた。だが、調査が進むにつれて、おぞましい真実が浮かび上がってきて…。

おすすめポイント

知的障害者更生施設でおきた少女の自殺をめぐりって、言葉が色でわかるという共感覚を持つ青年と臨床心理士の佐久間美帆が真相に迫っていく。新米の初々しさと正義感でどこまでも突き進んでいく美帆に、ハラハラさせられ緊迫感を味わえる。

臨床心理士と人の声が色でわかる青年が暴きだす少女の死の謎に、スリリングさと狂気を感じさせる物語。

『ウツボカズラの甘い息』

あらすじ

家事と育児に追われる日々を過ごす高村文絵。あるとき、長年会っていない中学時代の同級生である加奈子から、化粧品販売ビジネスに誘われて大金を手にした。

しかし突然、文絵は鎌倉でおきた殺人事件の容疑者として逮捕されてしまった。無実を訴えるのが、肝心の加奈子が行方をくらまし、さらに詐欺容疑まで重なってしまい…。

おすすめポイント

平凡な主婦であった高村文絵が、20年以上会っていない同級生に再会し、誘われたビジネスで大金と生きがいを手にする。だがある事件に巻き込まれてしまう。ふとしたことで日常生活が壊れゆく危うさと、人の心が崩れゆく脆さに、惹きつけられ目が離せなくなる。

平穏な日常を送っていたはずが、詐欺と殺人という2つの事件が交差する思いもよらぬ展開に、ページをめくる手が止められない作品。

『慈雨』

あらすじ

定年により警察官を退き、妻とともにお遍路の旅に出た神場智則。旅先で、16年前の幼女殺害と酷似した事件があったことを知る。かつての後輩に連絡をし捜査に協力しながら、神場は消せない過去に向き合っていく。

そして、さまざまな思いを胸に抱いて、元警察官が追っていく真実の先に、明らかになる事実とは…。

おすすめポイント

四国遍路へと夫婦水入らずで旅に出た、元警官の神場智則。旅のなかで、悔いの残る過去の事件や家族と向き合いながら、自分なりの答えを探っていく。そして、16年のときを経ておきた幼女殺害事件を目の当たりにし、自分の人生に正直に生きようとする姿が、心に響いてくる。

後悔の念を抱えた元警官の苦悩と葛藤、そして彼を支える人びとの想いが、胸に深く沁みわたる物語。

 

シリーズ小説

「佐方貞人」シリーズ

最後の証人』『検事の本懐』『検事の死命』『検事の信義』の4作がシリーズ作品。

『最後の証人』

あらすじ

元検事で、いまは弁護士に転身した佐方貞人。そんな彼のもとに寄せられた依頼は、現場の状況証拠などにより被告人の有罪が濃厚とされる刺殺事件だった。

しかし、この事件には裏が隠されていると彼は睨んでいた。やがて有罪必至と思われた裁判は、誰もが予想しなかった驚くべき展開を迎えていくことに…。

おすすめポイント

男女の痴情のもつれからホテルの一室でおきた刺殺事件。状況証拠からは被告人が圧倒的に不利な中、弁護依頼を請け負った佐方貞人。7年前のある事件が複雑に絡みながら、さまざまな人びとの想いが交錯するヒューマンドラマに、思わず魅入ってしまう。

罪をまっとうに裁かせることをモットーにしている弁護士の佐方貞人が、検事と対峙しながら事件の裏に潜む真実を追っていく姿に、人間味を感じずにはいられない物語。

「孤狼の血」シリーズ

孤狼の血』『凶犬の眼』『暴虎の牙』の3作がシリーズ作品。

『暴虎の牙』

あらすじ

昭和57年の広島呉原。極道よりもたちが悪いとされ、圧倒的な暴力とカリスマ性をもち勢力を拡大しつつある愚連隊「呉寅会」の沖虎彦。広島のマル暴刑事である大上章吾は、沖と呉原最大の暴力団との抗争の匂いを感じ取って、彼の暴走を食い止めようと奔走していく。

ときは流れ平成16年、懲役刑を終えて出所した沖が、暴対法の施行によりシノギが制限されたなかで、またもや広島で暴走しはじめた。そんな彼の前に、大上の意思を受け継いだ呉原東署の日岡秀一があらわれるのだが…。

おすすめポイント

暴力団にも怯むことなく暴走し続けている愚連隊の沖虎彦。決して組織に属さない彼が、社会のルールに縛られず生きていく彼に、危うさとともに熱いものを感じさせる。また、沖と関わっていく破天荒な刑事である大上章吾、大上の教えを受け継ぐ日岡秀一のふたりとの出会いも一つの見どころになっている。

もがきながらも何ものにも縛られず、苛烈なまでの人生を突き進んでいく姿に、哀愁ただよう余韻に浸れる作品。

 

ドラマ化小説

『盤上の向日葵』

あらすじ

埼玉県の山中で見つかった身元不明の白骨死体。遺体とともに埋められていたのは、7組しか存在しない初代「菊水月」が手がけた将棋の駒だった。叩き上げの刑事である石破と、かつて奨励会のメンバーであった若手刑事の佐野は、駒の持ち主をおって日本各地に足をはこぶ。

それから4ヶ月、ふたりの刑事は山形県の天童市に降り立つ。そこでは、実業界から転身してプロになった東大卒の天才棋士である上条桂介が、将棋のタイトル戦「竜昇戦」に挑もうとしていた…。

おすすめポイント

白骨死体とともに発見された将棋の駒をめぐる謎。駒の行方を追うふたりの刑事と、実業界から特例でプロになった上条桂介の生い立ちが交互に描かれる。桂介の恵まれなかった幼少期から、真剣師の東明重慶と出会いたどっていく人生に、魅せられる。

山中で見つかりし遺体の傍にあった将棋の駒と、異端の天才棋士の歩んだ壮絶なまでの生きざまに、心を揺り動かされる物語。

『パレートの誤算』

あらすじ

市役所の社会福祉課に勤めている新人の牧野聡美。ある日、生活保護受給者と向き合うケースワーカーの仕事をまかされることに。不安を抱く彼女に、先輩の山川は励ましの声をかける。

だが、その山川が訪問先のアパートの火事あとから撲殺体で発見された。受給者を訪ねるなかで聡美は、仕事熱心とされた山川の知られざる一面に気がついていき…。

おすすめポイント

生活保護に携わるケースワーカーとして市役所で働く牧野聡美。頼りになる職場の先輩が、謎の死をとげたことで徐々に見えてくる生活保護の闇。慣れないケースワーカーに戸惑いながらも、受給者に寄り添っていこうとする聡美の成長に、希望の光を感じさせる。

ベテランケースワーカーの謎の死をきっかけに浮かび上がる生活保護の闇に、制度の難しさとそれを支える人びとの想いに考えさせられる作品。

 

映画化小説

『孤狼の血』

あらすじ

昭和63年の広島呉原。ヤクザとの癒着を疑われる刑事の大上のもと、捜査二課に配属された新米の日岡は、暴力団系列の会社員が失踪した事件を捜査することに。違法捜査をいとわない強引すぎる大上の捜査に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに立ち向かっていく。

やがて金融会社の社員失踪事件をきっかけに、暴力団同士の抗争がはじまった。衝突を止めるため、大上が突拍子もない秘策を打ちだしていくが…。

おすすめポイント

暴力団系列のヤミ金社員の失踪事件を追いかける、捜査二課の大上と新人の日岡。捜査のためには手段を選ばない大上だが、彼なりの信念にもとづき正義を貫こうとする。人間味に溢れたその姿から、目が離せなくなっていく。また、日岡の成長も一つの見どころになっている。

常識外れのマル暴刑事と極道のプライドを賭けた闘いに、胸を熱くさせるハードボイルド小説。

 

まとめ

どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?

この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

柚月裕子おすすめ小説 まとめ

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短編小説 ノン・シリーズ小説 シリーズ小説 ドラマ化小説 映画化小説

合理的にあり得ない 上水流涼子の解明 (講談社文庫)

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あしたの君へ (文春文庫 ゆ 13-1)

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臨床真理 (角川文庫)

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ウツボカズラの甘い息 (幻冬舎文庫)

ウツボカズラの甘い息

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慈雨 (集英社文庫)

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最後の証人 (角川文庫)

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暴虎の牙 上 (角川文庫)

暴虎の牙

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盤上の向日葵(上) (中公文庫 (ゆ6-1))

盤上の向日葵

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パレートの誤算 (祥伝社文庫)

パレートの誤算

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孤狼の血 (角川文庫)

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この記事を書いた人

30代の元開発エンジニア。本の書評多め(ミステリ、ファンタジー、気になった本を読む雑食系)。現在は、自由な働き方で生活していけるように、日々の『喜び・怒り・悲しみ・楽しみ』を書きつづっています。

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