こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。
今回は、上田秀人さんの新刊&文庫本情報や、デビュー作品から現在までに出版された全作品一覧をご紹介します。
まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。
MEMO
単行本と文庫本など、複数出版されている場合は、最初に発売された日を出版日としています。また、アンソロジーや雑誌掲載のみの作品等は、除いておりますのでご了承ください。
「上田秀人」新刊&文庫本の情報
単行本の新刊情報
『継ぐ者』
(2022年12月16日)
織田信長が今川義元を討ち取った桶狭間の戦いの後、松平家康は今川家からの独立を目論む。今川方の人質となっていた妻の瀬名、嫡男竹千代を取り戻し、竹千代と信長の娘五徳を結婚させて今川と決別した。
氏を徳川と変えた家康は、元服した嫡男信康を岡崎に残し遠江を攻略する。ところが武田晴信が遠江へと侵攻し、家康は一敗地に塗れる。危機に陥った家康だが、直後に晴信が病死して形勢が逆転、反攻に出て信康も初陣を飾る。織田徳川連合軍は設楽原で武田勝頼と決戦して大勝を収めた。
武田を倒し、徳川家の前途は洋々と思われたが……。
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『布武の果て』
(2022年5月2日)
永禄11年、織田信長が足利義昭を奉じて上洛する。
貿易による富で自治を貫く堺の納屋衆、中でも今井宗久、千宗易、津田宗及は天下の趨勢を見定めようとしていた。納屋衆内では、新興勢力である信長に賭けることに反対の声もあがったが、次第にその実力を認めていく。
一方、今井、千、津田は信長から茶堂衆に任じられ、茶の席で武将たちの情勢を探り、鉄炮や硝石の手配を一手に握るようになっていた。天正8年、石山本願寺を降伏させることに成功した信長の天下は、目前に迫っていた。しかし、徳川家康の腹心で一向宗徒の本多弥八郎が怪しい動きを見せはじめ……。
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文庫本の新刊情報
『旅路 勘定侍柳生真剣勝負(七)』
(2023年6月6日)
柳生宗矩の意に背いて、淡海一夜は柳生十兵衛と大和へ向かっていた。東海道を上り、ようやくたどり着いた箱根だったが、早くも関所番頭から足止めの嫌がらせに遭う。一方、信州高遠藩の保科肥後守正之を執政にすべく、大石高の国への領地替えを企む徳川将軍三代家光の野望を果たさんと、宗矩は加藤明成が統べる会津藩に潜り込ませた伊賀者に密命を発した。他方、一夜の嫁を望む信濃屋の永和と伊賀忍の佐夜はついに江戸に足を踏み入れ、駿河屋総衛門に厄介に。だが、宗矩に知られ、忍を差し向けられてしまう。さらに、老中堀田正盛の陰謀に巻き込まれた柳生左門は……。
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『霹靂 惣目付臨検仕る(五)』
(2023年5月10日)
幕政改革に邁進しようとする八代将軍・徳川吉宗の先兵として奔走する惣目付の水城聡四郎。「江戸城の頭脳」である奥右筆、徒目付、そして、「江戸城の監察」目付と手を入れようとしたが、逆に「陰謀」を逆に仕掛けられてしまう。手柄と褒められこそすれ、叱られるはずの行いで、なぜか聡四郎に謹慎が言い渡されてしまう――。人気作家・上田秀人200冊目となる
記念碑的作品。「惣目付」シリーズ、第五弾。
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『悪貨 武商繚乱記(二)』
(2023年4月14日)
時は元禄、大坂では多くの商家が幅をきかせており、なかでも西国三十藩以上の年貢米を大坂へ廻送、売る権利を持ち莫大な富を得て隆盛を極める大商家こそが、淀屋であった。その淀屋に借金をする大名があらわれ、参勤交代の折には淀屋に寄って挨拶をするほどの力関係に至る。
幕府も商家がつけ上がるのを座視は出来ず、老中首座の土屋相模守が密命を下し、目付の中山出雲守を大坂東町奉行の増し役(ましやく)に任じる。大坂・東町奉行所の同心、山中小鹿(やまなか・ころく)は、上役の筆頭与力・和田山の娘を娶ったものの妻の不貞を許せず少々手荒に離縁したのを理由に東町奉行所内で孤立していた。中山出雲守は、気概あるはぐれ者の小鹿に目をつけて言い渡す。「武家を金の力から守れ」と。小鹿は武士の沽券をかけ、権力を裏で操ることに長けた上方豪商との争いに巻き込まれていく。
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『辻番奮闘記五 絡糸』
(2023年2月17日)
平戸藩の斎弦ノ丞は、長崎の辻番となる。だが、牢人たちの狼藉、密輸問題に翻弄され……。藩のため奮迅する若き辻番の活躍を描く。
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『日雇い浪人生活録(十四) 金の足掻』
(2023年1月13日)
浅草で指折りの豪商・分銅屋が、今をときめくお側御用取次・田沼意次と繫がりがあることを知られれば、ますます賊徒に目を付けられる。またも不穏を察したある日、田沼邸を訪ねた分銅屋は、店の財を狙う者を報告した。すると帰り際、「当家にかかわりのある者を狙うなど、田沼に戦を仕掛けるも同然」と、一罰百戒のために警固の家士をつけると言い出した。一方、金にとことん窮した会津は……!? 続々重版の大人気シリーズ、波乱の予感の第十四巻。
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『隠密鑑定秘禄二 恩讐』
(2022年12月8日)
諸大名二百数十名の人事評価が記された「土芥寇讎記」。五代将軍綱吉の頃に編纂されたその書物の新版作成のため、小人目付、射貫大伍が調査役に抜擢された。
自身の権力基盤を強化すべく、完成を急がせる将軍家斉。しかし右も左もわからぬ大伍は苦戦を強いられる。
そんな中、将軍の居室である御用の間が何者かに探られるという不審事が――。下手人探索という新たな命が大伍に下された! 急がねば、消される。
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『高家表裏譚6 陰戦』
(2022年11月22日)
近衛基煕を訪ねた京で、弾正尹らに襲われた吉良三郎義央は、後西天皇から事態の収拾を命じられた。だが、敵はさらなる一手を打って出てきた。三郎たちは誘拐の罪を着せられそうになるが──。
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『欺瞞 勘定侍柳生真剣勝負(六)』
(2022年10月6日)
一夜が居候する駿河屋に銘品の焼き物が届いた。淡海屋七右衛門からであった。大坂一の商人からの試し合いを受けて立った総衛門は、早速焼き物を手に老中・堀田加賀守の屋敷へ向かう。その頃一夜は伊賀忍の素我部一新を呼び出し、柳生家を危うくする計略を耳打ちしていた。素我部からの知らせを聞き、一夜に激怒する柳生藩主の宗矩。三代将軍家光が寵愛する柳生友矩を巡り、奇策が交錯する中、一夜は秘かに上方への旅に備える。そして上方では、信濃屋の長女・永和が一夜を心配しすぎるあまり、住み込みで手伝っていた淡海屋を飛び出そうと七右衛門と押し問答に……。
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『内憂 惣目付臨検仕る(四)』
(2022年8月8日)
奥右筆、そして将軍生母の月光院にまで楔を打ち込んできた惣目付の水城聡四郎。幕政改革を進めんとする八代将軍徳川吉宗と腹心聡四郎の前に、次に立ちはだかったのは目付だった。老中、大名家すらも監察してきた江戸城中最大の権力に対して、聡四郎は手を打てるのか。そして、聡四郎を
またもとんでもない危難が待ち受けるーー。「惣目付」シリーズ、誰も書いたことのない未曾有の激闘が詰まった第四弾。
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『戦端 武商繚乱記(一)』
(2022年7月15日)
大坂・東町奉行所の同心、山中小鹿(やまなか・ころく)は、上役の筆頭与力・和田山の娘をわけがあることを承知で娶ったにもかかわらず、裏切られてしまう。妻の不貞を許せなかった小鹿は、義父の和田山に妻を公然と突っ返すという方法に及ぶ。
これが原因で、東町奉行所内では、同僚たちからも距離を置かれて居心地がよくない日々を過ごしていた。鬱憤をはらそうと大坂の遊郭に足を向けたものの、なぜか客引きをされない。理由は、大商家が「総揚げ」すべての見世を貸し切っていたからだ。
その商家の名は、淀屋。西国三十藩以上の年貢米を大坂へ廻送、売る権利を持ち、莫大な富を得ていた。淀屋に借金をする大名もあらわれ、参勤交代の折には淀屋に寄って挨拶をするほどの力関係に至る。幕府も忸怩たる思いで、ついに時の老中首座・土屋相模守が手を打つことに。
一介の同心・小鹿は、商魂たくましい上方の豪商と武士の沽券をかけた争乱に巻き込まれていく。吉川英治文庫賞受賞作家が送る新機軸の書下ろし時代小説、堂々開幕!
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『日雇い浪人生活録(十三) 金の妬心』
(2022年5月13日)
両替商分銅屋仁左衛門の信用を得、いまや頼れる用心棒の諫山左馬介。
宿直明けのある日、長屋に寝に帰ると、隣人の柳橋芸者・加壽美が男と揉めて悲鳴を上げていた。加壽美の正体は田沼意次に仕える女お庭番・村垣伊勢。本来助けは必要ないが、左馬介は近所の手前様子を見に行く。
だがこの後、村垣は襲ってきた男を殺めてしまう。これが大きな波紋を生み、田沼から加壽美は芸妓を退くよう命じられて……。
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『隠密鑑定秘禄一 退き口』
(2022年4月13日)
十一代将軍家斉は、御用の間の書棚で不審な書物を発見する。「土芥寇讎記」――諸大名二百数十名の辛辣な評価が記された人事考課表だ。編纂を命じた五代綱吉公は、これをもとに腹心を抜擢したのでは。そう推測した家斉は盤石の政治体制を築くため、綱吉に倣うことを決意する。白羽の矢を立てられたのは小人目付として諸国探索経験のある射貫大伍。命を懸けた至難の隠密調査が始まった!
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『高家表裏譚5 京乱』
(2022年3月23日)
江戸城に登場した吉良義冬は、目付の立花内膳正に突如呼び止められた。目付は、息子の三郎が江戸を出たと疑いを持っていた。一方、京で命を狙われた吉良三郎は、後水尾上皇に連れられ昇殿することに──。
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- 『孤闘 立花宗茂(新装版)』中公文庫 2022年2月22日
- 『辻番奮闘記 四 渦中』集英社文庫 2022年2月18日
- 『大奥騒乱 伊賀者同心手控え(新装版)』徳間文庫 2022年2月8日
- 『奔走 – 勘定侍柳生真剣勝負(五)』小学館文庫 2022年2月4日
- 『開戦 – 惣目付臨検仕る(三)』光文社文庫 2022年1月12日
- 『金の穽 日雇い浪人生活録(十二)』ハルキ文庫 2021年11月
- 『流葉断の太刀 – 裏用心棒譚(二)』徳間文庫 2021年10月
- 『謁見 – 高家表裏譚4』角川文庫 2021年9月
- 『洞察 – 勘定侍柳生真剣勝負(四)』小学館文庫 2021年8月
- 『術策 – 惣目付臨検仕る(二)』光文社文庫 2021年7月
- 『要訣 – 百万石の留守居役(十七)』講談社文庫 2021年6月
- 『金の徒労 – 日雇い浪人生活録(十一)』ハルキ文庫 2021年5月
- 『継争 – 禁裏付雅帳(十二)』徳間文庫 2021年4月
- 『本懐 – 武士の覚悟』光文社文庫 2021年4月
- 『結盟 – 高家表裏譚3』角川文庫 2021年3月
- 『画策 – 勘定侍柳生真剣勝負(三)』小学館文庫 2021年2月
- 『抵抗 – 惣目付臨検仕る(一)』光文社文庫 2021年1月
- 『流転の果て – 勘定吟味役異聞(八)』光文社文庫 2020年12月
- 『乱麻 – 百万石の留守居役(十六)』講談社文庫 2020年12月
- 『翻弄 – 盛親と秀忠』中公文庫 2020年11月
- 『遺恨の譜 – 勘定吟味役異聞(七)』光文社文庫 2020年11月
- 『金の美醜 – 日雇い浪人生活録(十)』ハルキ文庫 2020年11月
- 『暁光の断 – 勘定吟味役異聞(六)』光文社文庫 2020年10月
- 『偽計 – 禁裏付雅帳(十一)』徳間文庫 2020年10月
「上田秀人」作品一覧【年代別】
惣目付臨検仕るシリーズ
高家表裏譚シリーズ
勘定侍 柳生真剣勝負シリーズ
聡四郎巡検譚シリーズ
裏用心棒譚シリーズ
辻番奮闘記シリーズ
日雇い浪人生活録シリーズ
禁裏付雅帳シリーズ
町奉行内与力奮闘記シリーズ
百万石の留守居役シリーズ
表御番医師診療禄シリーズ
御広敷用人 大奥記録シリーズ
妾屋昼兵衛シリーズ
お髷番承り候シリーズ
闕所物奉行 裏帳合シリーズ
斬馬衆お止め記シリーズ
目付鷹垣隼人正裏録シリーズ
奥右筆秘帳シリーズ
黒田官兵衛シリーズ
勘定吟味役異聞シリーズ
幻影の天守閣シリーズ
織江緋之介見参シリーズ
三田村元八郎シリーズ
ノン・シリーズ
まとめ
どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?
この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。
それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ
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