こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。
住野よるさんは、デビュー作である『君の膵臓をたべたい』が大ヒットし映画化もされ、若い世代を中心に人気をえています。
今回はそんな、住野よるさんの本の中から『おすすめ小説』をジャンル別にてご紹介します。
まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。
住野よるおすすめ小説【ジャンル別】
高校時代より執筆活動をしており、2014年に小説投稿サイトである「小説家になろう」に投稿した『君の膵臓をたべたい』が話題となり、双葉社から書籍化されデビューにいたる。同作は、2016年の本屋大賞で第2位になり、2017年には映画化されるなど「キミスイ」が大きな注目を浴び、一気に著者の名前も世間に知れることとなる。
作品の多くで学生が主役になっており、孤独や脆さ、青臭さといった思春期における繊細な心の動きを描きだし、若い世代からの共感をえています。
青春小説
『か「」く「」し「」ご「」と「』
あらすじ
誰にも知られていない、ちょっとだけ特別なちから。とくに役に立たないけど、この能力のせいで、周りが気になって仕方がない…。そんな5人のクラスメイトが織りなす、もどかしい気持ちは、ありふれたものばかり。
おすすめポイント
各章ごとに高校生の京、ミッキー、パラ、ヅカ、エルの視点で語られる連作短編になっている。それぞれに他の人には秘密にしている「かくしごと」である能力があり、そのせいで悩んだり、心配したり、勘違いしたりもする。そんなじれったい気持ちは、誰の心のなかにも存在していることを気づかせてくれる。
少しばかりの特殊能力を持った同級生の5人のふるまいを目の当たりにし、共感させられ、スッと肩の力を緩めてくれる。
恋愛小説
『この気持ちもいつか忘れる』
あらすじ
平凡な日常に、退屈を感じながら生きる高校生のカヤ。16歳の誕生日を迎えた直後、深夜のバス停で爪と目しか見えない謎の少女と出会った。突然のことで、カヤは動揺を隠せない。
だが、それは一度だけでなく少女との交流を続けていく。やがて、彼女は異なる世界の住人らしいことがわかり、ふたりの世界に不思議なシンクロがあることに気づき、ある実験をはじめるのだが…。
おすすめポイント
日々の生活に飽きていた高校生のカヤ。そんなある日、異世界の少女チカに出逢い、自分にとって特別なものを探し求めていく。独特な世界観のなか、特別なものを得ようとさまよっている男子高校生に共感を覚えながら、過ぎ去りし時間とともに消えゆく記憶が、切なくも、これからを生きていくことなのだと思わせる。
つまらない日常を過ごしていた高校生が、出逢いと過ぎゆく時間のなかで気づいた特別なものに、いまを生きることの難しさと大切さを感じずにはいられない物語。
日常小説
『また、同じ夢を見ていた』
あらすじ
小学生の小柳奈ノ花は、優等生であるがちょっと生意気なところがあり学校に友達はいない。そんな彼女がある日、1匹のネコに出会った。そのことで知的な感じのするアバズレさん、1人で静かに暮らしているおばあちゃん、無数の傷が手首にある南さんとの不思議な縁に導かれて、「幸せとは」の答えを探し求めていく…。
おすすめポイント
歳を重ねるごとに日々の生活に追われ、自分の人生や幸せについて考えることもなくなってくる。もっと違った道もあったのでは、やり直したいことの一つや二つ誰にでもあるはずだ。本作では、小学生の女の子が、幸せの難しさと大切さを見せつけ、その姿はグサリと心に刺さるものがある。
幸せとはなにか、その難しい答えを求めて小柳奈ノ花が織りなす、ちょっと不思議でいて心温まる物語。
シリーズ小説
「麦本三歩の好きなもの」シリーズ
『麦本三歩の好きなもの 第一集』『麦本三歩の好きなもの 第二集』の2作がシリーズ作品。
『麦本三歩の好きなもの 第一集』
あらすじ
図書館勤務の20代女子である麦本三歩。そんな彼女がおくる、なんでもない日々。朝寝坊、ブルボンのお菓子、そして本。好きなものがたくさんある。だから、きっと毎日が楽しくも愛おしくもある。
おすすめポイント
天然であり、どこか抜けている麦本三歩が織りなす日常。ほのぼのとしたなかにも、悩みもするし、友人を気づかったり、ズルもする。そんな三歩の行き方に共感させられたり、ハッとさせられもする。日々の暮らしのなかで、自分らしく生きていくことは難しい。
だが、それがなにより重要なことだと、三歩を見ていると感じられる。自分の好きなものを大切にして過ごすことが、幸せな毎日に繋がることを気づかせてくれる作品。
映像化小説
『君の膵臓をたべたい』
あらすじ
高校生の僕は、病院でたまたま拾った「共病文庫」なる文庫本。それは、クラスメイトである山内桜良が綴っていた秘密の日記帳であった。なかには、彼女が肝臓の病気であり、余命いくばくもないことが記されていて…。
「名前のない僕」と「日常のない彼女」のふたりが紡ぐ、青春小説。
おすすめポイント
日記を拾ったことで、接点のなかった2人が関わりだし主人公の僕は、桜良に振り回されてしまう。病気であるはずなのに、無邪気に駆けまわる日々を過ごす桜良についつい余命が残り少ないことを忘れる。
しかし、着実に迫ってくるそのときが、切なくもあり、現実の非情さが深く心に刻まれるとともに、生きることの大切さを伝えているようでもある。
性格のまったく正反対の2人が出会い、迫りくるそのときまで今を謳歌して生きていく姿に、胸をふるわせる物語。
『青くて痛くて脆い』
あらすじ
人付き合いが得意でない大学生の田端楓。そんな彼が大学1年の春に、子どものような理想を口にするため周囲から浮いている存在であった秋好寿乃と出会う。ひとりぼっち同士の2人は、「世界を変える」という情熱と理想をたずさえて秘密結社「モアイ」をつくった。
それから3年、秋好なきあとモアイは変わってしまった。そんな現状を楓は、秋好と語り合った夢にもどすべく立ち上がるのだが…。
おすすめポイント
「なりたい自分になる」ことを目標に、田端楓と秋好寿乃のふたりでモアイを結成した。互いに若いがゆえに見えるもの、見えないものがある。それが、原動力になりえるのが、危うさも含んでいる。自分自身が正しいと信じてやまないことも、はたして相手にとってはどうなのか、ということを考えさせられる。
大学生活のなかで自身の理想を追い求めて進んでいくさまは、ときに眩しくも、痛々しくもあり、それらは読者の心に深く響くものがある。
まとめ
どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?
この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。
それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ
住野よるおすすめ小説 まとめ
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