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重松清おすすめ小説【ジャンル別】まず読むならコレ

こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。

小中学生向けのものや、いじめや家族をテーマにした作品も多く、ドラマや映画化も数多くされ教科書にものる作家。

今回はそんな、重松清さんの本の中から『おすすめ小説』をジャンル別にてご紹介します。

まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。

 

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重松清おすすめ小説【ジャンル別】

重松清さんは、1963年3月6日生まれの岡山県出身。

早稲田大学教育学部を卒業したのち、出版社勤務をへて執筆活動をはじめる。

1999年に『ナイフ』で坪田譲治文学賞を受賞し、同年に『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001年に『ビタミンF』で直木賞を受賞。その後も、数多くの文学賞を受賞しています。

「重松清」作品一覧のすべて!【新刊&文庫本を紹介】

小学生・中学生向けの小説

『くちぶえ番長』

あらすじ

くちぶえを上手く吹き、華麗に一輪車を乗りこなす女の子マコトが、小学4年生のツヨシのクラスにやってきた。転校早々「この学校の番長になる」と告げる彼女におどろく周囲のみんな。

だが、誰よりも強く、友だち思いで、優しいマコトは、頼りになるヤツだった。ツヨシとマコトの素敵なコンビが疾走していく、1年間の忘れることのできない友情物語。

おすすめポイント

ツヨシが小学4年生のとき、ちょんまげがトレードマークの女の子マコトが転校してくる。早くに父を亡くしたマコトは、人の心の痛みに寄り添える子だった。誰にでも優しく、いじめっ子に立ち向かっていく強さをもった彼女。そんな彼女にふれ、ひ弱だったツヨシが少しずつ成長していく姿に、心をじんわり温められる。

誰よりも正義感が強く、いじめっ子にも勇気をもって立ち向かう女の子とともに駆け抜けていく少年が、清々しくも心に響いてくる物語。

『ナイフ』

あらすじ

ある日を境に、クラスメイト全員が敵になった。ひたすら耐える日々のミキは、ワニがいるはずの池をぼんやりと眺める。(「ワニとハブとひょうたん池で」)いじめを受ける息子を守れない情けなさから、父親はナイフをギュッと握りしめた。(「ナイフ」)登校拒否を続けるダイスケと、すれ違いがう父親の想い。(「キャッチボール日和」)

失われてしまった小さな幸せを取り戻そうとする、5つの家族の決しては甘くはない闘い…。

おすすめポイント

「いじめ」について、いじめの被害者や親、傍観者の視点で描かれる5つの短編集。いじめられ苦しく悲しいはずなのに、気丈に振る舞う。子どもの変化に気づく親だが、どのように声をかければいいか悩む。それぞれが葛藤する姿に心をえぐられ、人付き合いの難しさが身に沁みる。

いじめられる日常に苦しみ傷つきながらも、明日への希望を見いだすさまに、人の弱さと強さを感じさせる作品集。

『エイジ』

あらすじ

東京郊外の桜ヶ丘ニュータウンに住んでいる中学2年生のエイジ。夏のある日、街では通り魔事件がおきていて、犯行は徐々にエスカレートしていた。そして、ついに捕まった犯人は、同級生だった。

事件に動揺を隠しきれない中学生生活のなかで、何かがわからなくなっていく。友だちや家族、好きになった女の子への想いに揺れながら成長していく「中学生」のリアルな日常。

おすすめポイント

近所でおきた、通り魔事件の犯人が同級生だとわかった中学生のエイジ。自分もこんな事件をおこすのか、と悩みながらも、友情や恋愛をへて、大人に成長していく少年の揺れる心情がリアルで胸に迫るものがある。

思春期のモヤモヤとした日常のなかで、さまざまなことに不安や葛藤をおぼえつつも、己の道を進んでいく中学生に、自身の幼きころを重ねてしまう作品。

『十字架』

あらすじ

中学2年でいじめにより自殺したあいつの遺書には、僕の名前が記してあった。あいつは「親友」と僕を呼んでくれていた。でも、クラスでのいじめを知りながら黙って見ていた僕。あいつはどんな気持ちで人生に終わりにしたのだろうか。

残された人びとの葛藤と迷いながら進んでいく20年の長い旅がはじまった。

おすすめポイント

いじめを苦に同級生のあいつが自殺した。いじめを見て見ぬふりをしていた僕が背負った重すぎる十字架。答えのない問いに苦しみながら、それでも懸命に生きていく姿に心を打たれる。

残された家族と同級生たちの20年は辛くて重苦しいが、そこには著者からの大切なメッセージが込められている物語。

家族小説

『とんび』

あらすじ

昭和37年の夏に、瀬戸内の運送会社で働いているヤスさんに息子アキラが誕生する。待望の第一子が生まれたことで、愛妻の美佐子さんとともに喜びと幸せを噛みしめながら過ごす日々。

しかし、そんな幸せな日常は突然の悲劇により失われてしまう。不器用な父親であるヤスさんの愛情と、周囲の人びとの支えにより成長していく我が子を、高度経済成長にわいた時代を背景に描かれる物語。

おすすめポイント

不器用でいて照れ屋であるヤスさんが、我が子に溢れんばかりの愛情を注いでいく。ひねくれたところのある彼だが、人情味あふれる深い情を感じさせ、感情移入させたれた読み手は自然と涙があふれてしまう。

いい加減でいて不器用な父親のヤスさんが、我が子をまっすぐに育てようとする姿は、深く心にしみるものがある物語。

『流星ワゴン』

あらすじ

息子はひきこもり、妻は浮気を重ね、そのうえ会社をリストラされた38歳の秋。ある日、僕は5年前に交通事故で死んだはずの父子が乗る不思議なワゴン車に乗り込んだ。そして、人生の岐路をめぐる、奇妙な旅がはじまった。

はたして僕は、人生の別れ道となったあの日に戻って、再びやり直すことはできるのか…。

おすすめポイント

仕事でも家庭でもうまくいかずに、このまま死んでもいいかなと思っていた38歳の永田一雄。そんなとき、出会った不思議なワゴンに乗って時空をこえる旅にでた。人生のターニングポイントをめぐり、すれ違っていた人びとの想いに気づき、希望を見いだしていく姿に心を揺り動かされる。

人生の分岐点をめぐる旅のなかで、知らずにいたそれぞれの気持ちにふれ、あたたかい家族の絆を感じさせる物語。

『ステップ』

あらすじ

結婚3年目、30歳という若さで妻が逝った。のこされた僕は、男手ひとつで娘の美紀を育てようと決める。心を潰されそうになりながらも、新しい生活がはじまっていく。

人の優しさと強さを、季節のうつろいとともに描いたパパと娘の10年間。哀しみを胸に抱えて、少しずつ前へと進んでいき…。

おすすめポイント

若くして愛妻を失った夫。仕事と育児の両立にもがき苦しみながらも、周りの優しさに支えられ懸命に前に進んでいく姿が、心に沁みてくる。

シングルファーザーとなった男が、幼い娘とともに歩んでいく10年間の日々に、親子のあたたかさを感じる作品。

『ビタミンF』

あらすじ

38歳になり若い頃のようにいかない自分をなげく雅夫。ある日、自動販売機にイタズラをする少年たちを注意するため、ゲンコツを握りしめて向かっていくが…。(「ゲンコツ」)妻が入院して、距離をはかりかねている中学生の息子と2人きりになることに不安をおぼえる40歳の父。(「はずれくじ」)娘がある日、クラスでいじめを受けている「セッちゃん」のことを話しだした。(「セッちゃん」)

人生の折り返しにさしかかった人たちにエールを贈る、味わい深い7つの短編集。

おすすめポイント

40代前後の家庭をもつ父親の視点で語られる本作。若いころのようにはいかない自分自身、子どもへの接し方や、妻との冷めた関係。どの家庭でもおきるであろう問題や、不安な気持ちに寄り添って人生に悩みを抱えながらも、ひたむきに生きていくさまが心に響いてくる。

中年お父さんの家族にまつわる悩みに切なさを感じつつも、明日への元気をわけてもらえる作品集。

感動小説

『きみの友だち』

あらすじ

事故に遭って足の不自由な恵美ちゃんと生まれつき病弱な由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスの誰とも付き合わなくなった。学校の人気者であるブンちゃんは、なんでもできる転校生のモトくんの存在がなんとも面白くない。

優等生にひねくれた奴、弱虫に八方美人。それぞれの物語が紡ぎだす「友だち」のほんとうの意味をさがす。

おすすめポイント

事故により左脚が不自由になった恵美と病気がちの由香は、クラスで孤立し2人だけの関係を築いていく。登場人物は、それぞれに不安と悩みを抱えながらも、自分なりの答えを見いだし前に一歩踏みだす。その姿が、心に沁みてくる。

学校という狭い世界がすべてである生徒たちが、もがきながら成長していくさまに、友だちの本当のあり方に気づかせてくれる作品集。

『その日のまえに』

あらすじ

余命宣告をつげられた妻と、新婚時代のアパートをおとずれる僕たち。(「その日のまえに」)妻の最期ときを、ふたりの息子とともに見届ける。(「その日」)ある日、妻の亡くなった病院の看護師さんから、お目にかかりたい、という連絡がきて…。(「その日のあとで」)

死と向き合っていく人びとの日常を切なくもけなげに描きながら、幸せの意味をみつめる連作短篇集。

おすすめポイント

最期のときが近づく妻をそっと見守る家族。哀しみと己の運命を嘆きながらも、誰にでも必ずおとずれる「その日」と向き合って生きていく彼女。そして、「その日のあと」を受け入れ生きていく家族。なにげなく過ごしている日常が、どれだけ幸せなことかを感じさせる。

身近な人の生と死をとおして、日常のなかにある幸せを考えさせられ、生きている今を大切にしようと思える作品集。

『青い鳥』

あらすじ

中学の非常勤講師をしている村内先生は、国語の先生なのに言葉がつっかえて、うまく話すことができない。それでも、先生は授業よりも大事なことを教えてくれる。

いじめに加担してしまった生徒、父親の自殺に苦悩する生徒、家庭に問題を抱えた生徒。孤独でいるものに寄り添って、ほんとに大切なことを伝えてくれる、8話からなる短編集。

おすすめポイント

吃音症でうまく話せない国語の教師である村内先生。授業はうまくないけれども、先生の言葉には大切な想いが込められている。ひとりで悩みを抱えて苦しんでいる生徒たちに、そっと寄り添ってくれる先生に心を救われる。

口数は多くないけれど、やさしく手を差し伸べてくれる国語の先生に、本当にたいせつなメッセージを教えてもらえる作品集。

『きよしこ』

あらすじ

ひとりぼっちだった、少年のきよし。いつも言いたいことがうまく言えずに悔しい思いをしている。なんでも思ったことを話せる友だちがいたなら…。でも、そんな友だちは夢の世界にしかいないことをわかっていた。

大切なことを伝えられずにいる、すべての人たちに捧げた珠玉の少年小説。

おすすめポイント

吃音により言いたいことを言えずに、ひとりぼっちだった少年。自分の気持ちを相手にうまく伝えられないせいで、誤解されたり、悔しい思いをする日々。そんな少年が、さまざまな人びとに出会い、少しずつ大人へと成長していく姿に心を打たれる。

子ども時代に著者自身も悩まされていた吃音をもとに描かれる少年に、人と違っていても生きていける、と背中をそっと押してくれる物語。

『カシオペアの丘で』

あらすじ

肺の腫瘍が悪性であることを告げられた39歳の俊介。その日、テレビの画面に映る、いまは遊園地となったふるさとの丘を見た。なにかに導かれるように、2度と戻らないと決めていたふるさとへと向かう。

その地には、傷つけてしまった友や、初恋の人がいる。また、「王」と呼ばれた祖父もいる。満天の星がきらめくカシオペアの丘で、再会と贖罪の物語が静かにとはじまる…。

おすすめポイント

北海道のかつて炭鉱で栄えた街で育った4人の幼なじみ。離れて生活していた4人が、ある事件をきっかけにして29年ぶりに故郷で再会をする。過去の悲しい事件や、家族の問題をそれぞれに抱えながら、それらに向き合っていく。重いテーマを扱い、「ゆるす」ということを問いかけられ、痛みと向き合うことの苦しさと難しさを感じさせる。

カシオペアの丘に導かれし、ゆるされたい人と、ゆるしたい人たちの再生と贖罪を心に刻みこまれる作品。

まとめ

どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?

この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

重松清おすすめ小説 まとめ

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小学生・中学生向けの小説 家族小説 感動小説

くちぶえ番長 (新潮文庫)

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ナイフ (新潮文庫)

ナイフ

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エイジ (新潮文庫)

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十字架 (講談社文庫)

十字架

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とんび (角川文庫)

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流星ワゴン (講談社文庫)

流星ワゴン

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ステップ (中公文庫)

ステップ

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ビタミンF (新潮文庫)

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きみの友だち (新潮文庫)

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その日のまえに (文春文庫)

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青い鳥 (新潮文庫)

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きよしこ (新潮文庫)

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カシオペアの丘で 上 (講談社文庫)

カシオペアの丘で

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小学生・中学生向けの小説 家族小説
感動小説 まとめ

 

 

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この記事を書いた人

30代の元開発エンジニア。本の書評多め(ミステリ、ファンタジー、気になった本を読む雑食系)。現在は、自由な働き方で生活していけるように、日々の『喜び・怒り・悲しみ・楽しみ』を書きつづっています。

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