『猫町くんと猫と黒猫』樒屋京介【あらすじ/感想】周りとの絆の大切さに気づく物語

『猫町くんと猫と黒猫』樒屋京介【あらすじ/感想】周りとの絆の大切さに気づく物語

こんにちは! ペットを飼ってみたくなったネイネイ(@NEYNEYx2)です。

今回は、第17回小学館文庫小説賞優秀賞を受賞した、樒屋京介さんのデビュー作の『猫町くんと猫と黒猫』を読みましたので、あらすじや感想・レビューをご紹介します。

尾道と猫への愛に満ちあふれた、ほっこりする物語がそこにあります。

 

『猫町くんと猫と黒猫』樒屋京介【あらすじ&概要】

あらすじ

猫町くんは、人に化けられる特技と猫由来の成長速度で、二歳半にして高校に通うことになる。
そこで、東京から来た黒猫と白い猫になってしまった先輩と出逢い、人間相手の恋に落ちた。
尾道を疾走する青春群像劇。小学館文庫小説賞・優秀賞受賞、地元愛あふれる感動のデビュー作!

(「BOOKデータベース」より)

おすすめポイント

主人公の猫田くんは、化け猫で人間の姿に化けることができます。ただ気を抜くと、猫の姿に戻ってしまうことも……。

物語の舞台は、著者の出身地でもある「尾道」です。 そこでは、昔から猫と人が手を取り合って生活しているという設定になっています。

猫の十数年と短い命と、あっという間にすぎていく青春時代にかけあわせて、せつなくも今を精一杯楽しもうとする姿が描かれています。

 

猫田くんの話し方

猫が人間に化けているという設定かはわかりませんが、猫田くんの話し方にちょっとクスッときます。

 八雲さんが自分の包みからゴロンと取り出したのは、ラップにくるまれたハンドボールほどの黒い塊だった。
「八雲さん、それは何ですか。爆弾ですか」
「爆弾ではありません。おむすびです。自分で作りました」

(P153より)

コチラ(↑)のような、微笑みがこぼれる内容が各所に散りばめられて、思わずニヤッとさせられます。

ネイネイの笑顔
ネイネイ
笑いを堪えるのが大変ですね。

 

自己嫌悪

本作の中に、常に心の中が自己嫌悪で、息苦しく生活しているキャラがいます。

実社会においても、自分の居場所が見つけられずに日々苦しんでいる人はいると思います。

そんな状況から脱却するのは一人の力では難しくとも、周り見渡せば必ず手を差し伸べてくれる存在がいると教えられます。

ルーシー
ルーシー
周りに助けてくれる友がいるのは大切よね。

 

家族のかたち

本書の中の一文に下記の内容があります。

「血が繋がってるだけが家族じゃねえだろ」

(P173より)

この本を読んでいると、人も動物も関係なく相手を思いやる気持ちさえあれば、そこには血の繋がりなんて関係ないとあらためて気付かされます。

自分はペットを飼ったことありませんが、飼い主にとっては大切な大切な家族なのでしょう。

モンブラン
モンブラン
家族のカタチは人それぞれだな。

 

感想・レビュー

家族の絆、友達の絆、彼女との絆が、人情味あふれた行動によって表現されていて読んでいると自然に胸がジーンとしてしまいます。

また、登場人物の一人一人が物語にきちんと関わり合っていて味わいのあるキャラになっている所もよかったです。

ネイネイの驚き顔
ネイネイ
あの人があんな活躍するとはね~

 

まとめ

他人との関係を築いていくのが、生きていくことだと教わった作品でした。

ペットと飼っている人もそうでない人も、この本を読んで癒されてみてはどうでしょうか。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

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