『夏空白花』須賀しのぶ / 野球バカな記者の「高校野球」復活物語

『夏空白花』須賀しのぶ / 野球バカな記者の「高校野球」復活物語

こんにちは! 高校野球の歴史にふれたネイネイ(@NEYNEYx2)です。

今回は、2017年「夏の祈りは」で、本の雑誌が選ぶ2017年度文庫ベストテン1位、2017オリジナル文庫大賞を受賞した、須賀しのぶ(@sugashinobu)さんの『夏空白花』を読みましたので、あらすじや感想・レビューをまとめていきます。

戦後まもなく、まだ食料にもまともにありつけないなか、「高校野球大会」を復活させようと奔走する一人の記者に、野球好きのあなたなら胸を熱くするのではないでしょうか。

 

『夏空白花』須賀しのぶ

あらすじ

1945年夏、敗戦翌日。誰もが呆然とする中、朝日新聞社に乗り込んできた男がいた。
全てが無くなった今こそ、未来を担う若者の心のために、戦争で失われていた「高校野球大会」を復活させなければいけない、と言う。
ボールもない、球場もない。それでも、もう一度甲子園で野球がしたい。己のために、戦争で亡くなった仲間のために、これからの日本に希望を見せるために。
「会社と自分の生き残りのため」という不純な動機で動いていた記者の神住は、人々の想いと祈りに触れ、全国を奔走するが、そこに立ちふさがったのは、「高校野球」に理解を示さぬGHQの強固な拒絶だった…。

(「BOOKデータベース」より)

 

本作の特徴

夏の風物詩としてなにを思い浮かべますかと問われたときに「甲子園」という人もいるのではないでしょうか。

そんな甲子園でおこなわれる「高校野球大会」が過去に中止されている時期があったことも、再開するのに奔走した人がいたこともこの本で知りました。

野球好きでも、そうでない人でも、自分の母校が出場していたら応援してしまうのは、こういった歴史がそうさせているのかもって思えます。

 

学生時代の一年は…

本書の中に「彼らの一年は、我々の十年にする。」という言葉があります。

高校時代なら三年間しかなく、やり直しもできない。一生に一度きりだ。それに比べ社会人の期間は、30~40年働く人が一般的で圧倒的に長い。

学生時代はさほど感じなかったが、社会人になると「学生時代の一年の重み」を強く感じるようになる。

クライド
クライド
この重みが、青春時代を輝かせるんですね。

ねつ造記事

戦時中は、新聞でも「ねつ造記事」が横行していたそうです。

軍部に批判的な記事を書こうものなら、軍部や愛国者をかたる集団に叩かれ不買運動をおこされ、会社存続の危機になってしまったのだとか。

それでしかたなく、軍部が喜ぶ記事 = ねつ造が当たり前で、敵国のあることないこと書いていたのだそうです。

モンブラン
モンブラン
ある意味で、国民を大洗脳してたともいえるな。

新しいもの

朝日新聞記者の神住が、「高校野球大会」を復活させようとするが、新しいものをしようとすると応援する者もいるが、当然それとは反対の者がでてくる。中には、敵意をむき出しにする者も存在する

「高校野球大会」を復活のために奔走するのが思うような成果がでない。そんなとき、アドバイスされるのが「誰と交渉するか」ってことです。

真正面から勝負しても玉砕されるのがおちだが、交渉を有利に運ぶためのカードをどう用意できるかですべてが決まるってことなんですね。

ルーシー
ルーシー
誰を味方にするかって、超重要ってことだね。

感想・レビュー

終戦後すぐという中、まだろくに食料確保にも困る状況で、それでも「高校野球大会」を再びおこなうために周囲の批判をふりはらい実現に向けて突き進む姿に野球愛を強く感じさせる

過去の野球選手もでていて、「この人ってこういう選手だったんだ。」また「そんな選手もいたんだ。」って知ることもできます。

毎年テレビで観ることのできる甲子園での熱闘が今あるのは、こういった歴史があったから今があることに、ただただ感謝しかない。

野球が好きな人が読めば、胸が熱くなるし、甲子園で繰り広げられる闘いが今以上に輝いて観えることでしょう。

ネイネイの笑顔
ネイネイ
プロ野球の投手に授与させるあの賞のルーツになった人もでてます。

まとめ

2018年で100回目となる、全国高校野球選手権となった大会の歴史がわかる物語。

この本で野球の歴史にふれることで、また違ったかたちで高校生の甲子園を観てみるのはいかがでしょうか。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

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