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森見登美彦おすすめ小説【ジャンル別】まず読むならコレ

こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。

京都を舞台に描かれる情景やクセ強めの登場人物、ユーモアに満ちあふれた妄想の数々、幻想的でいて奇想天外な森見ワールドに魅了される。

今回はそんな、森見登美彦さんの本の中から『おすすめ小説』をジャンル別にてご紹介します。

まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。

 

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森見登美彦おすすめ小説【ジャンル別】

森見登美彦さんは、1979年1月6日生まれの奈良県生駒市出身。

2003年に、『太陽の塔』で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞して、小説家デビューしています。

京都大学出身ということもあり京都を舞台にした作品が多く、ユーモア溢れる語り口と現実と非現実が入り混じったファンタジーが特徴的な作家です。

「森見登美彦」作品一覧のすべて!【新刊&文庫本を紹介】

ファンタジー小説

『太陽の塔』

あらすじ

大学生活に華のなく、特に女性から縁遠い私。そんな私に、三回生のとき水尾さんという恋人ができ、毎日がハッピーになった。だが、あろうことか水尾さんは、こんな私をふったのだった。

クリスマスが間近に迫った京都の街を、ひねくれた大学生の巨大すぎる妄想が縦横に駆けめぐる。

おすすめポイント

なんとも残念なキャンパスライフを送っている京大生の私。不器用でいてプライドが高く、卑屈な彼だが、どこか憎めない男である。そんな彼が暴走する妄想は、馬鹿らしくも中毒性があり微笑ましい。

イケていない男の壮大な妄想が、ユーモアに溢れて愛おしくもある、大学生の青春がギュッと詰まった物語。

『宵山万華鏡』

あらすじ

変わり者の友人とともに祇園祭に出かけたが、途中ではぐれたうえに「宵山法度違反」を犯し、屈強な男たちに連行されてしまった。次から次へとあらわれる異形の者たちが崇めている「宵山様」とは…。(「宵山金魚」)目を覚ませば、また宵山の朝。この繰り返される朝から男は、どうしたら抜け出せるのか…。(「宵山迷路」)

祇園祭宵山の1日を舞台に、不思議な事件が交錯しながら、すべてが繋がっていく。幻想と現実が入り乱れる6つの連作短編集。

おすすめポイント

祇園祭の宵山を舞台に、祭りが見せる華やかな賑わいと、路地裏から醸しだされる妖しさを感じる。現実と幻想が交差しながら、不思議な世界へと読み手をいざない惑わせてくる。

愉快さと不穏な空気が混ざり合い、煌びやかでいて幻想的な宵山の1日をたっぷりと堪能できる作品集。

『聖なる怠け者の冒険』

あらすじ

仕事おわりに缶ビール片手で夜更かしすることが、唯一の趣味である社会人2年目の小和田くん。ある朝目を覚ますと、小学校の校庭に縛られたうえ、隣には狸のお面をかぶった「ぽんぽこ仮面」なる怪人がいた。

そして、仮面の人物に「跡を継げ」と迫られた。ここから、彼のはてしなく長い冒険の幕があける。

おすすめポイント

グータラな日々を送っていた小和田くん。ある日突然、彼の前にあらわれた「ぽんぽこ仮面」に跡継ぎにならないかと迫られ、望まない大冒険に巻き込まれていく。脱力感に満ちた混沌の世界に、肩の力を抜いてドタバタ劇を愉しむことができる。

筋金入りの怠け者である青年が、愉快な仲間たちとともに賑やかな京都の宵山を駆けめぐる1日の冒険に、怠け者たちの有意義な休日の過ごし方を味わい尽くせる作品。

『熱帯』

あらすじ

汝にかかわりなきことを語るなかれ――。という警句からはじまる謎めいた1冊の本『熱帯』。若かりしころ、手にして読了を前に忽然と消えてしまった不思議な本を探し求める作家の森見登美彦氏。

ある日、「沈黙読書会」なる催しで本のことを知る女性と出会った。彼女は、「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」と告げるが、その真意はわからない。幻の本をめぐる旅は、東京の片隅から京都を駆け抜け、やがて冒険は大海原へと続いていく…。

おすすめポイント

最後まで読んだ者はいない奇妙な本をめぐる冒険譚。物語のなかに物語が広がる入れ子構造に、一度そこに迷い込んだら物語に囚われて抜け出せない。そんな現実と幻想の世界をさまようような不思議な体験をさせられ、本を読む愉しさを存分に味わえる。

誰もラストを知らない謎めいた奇書をめぐる冒険に、今までにない読書体験を味わうことのできる物語。

ホラー&怪談小説

『きつねのはなし』

あらすじ

古道具店のあるじから風呂敷包みを届けるように頼まれた青年。おとずれた奇妙な屋敷で、魔に魅入られて…。(「きつねのはなし」)大学の研究会で出会った先輩。経験豊富でいつも話題が尽きることのなかった先輩の秘密とは…。(「果実の中の龍」)祖父の通夜のあと、夜の宴がはじまり、馴染みの芳蓮堂から祖父が預けていた家宝が届いて…。(「水神」)

古都を舞台に得体の知れぬ謎を描きだす、漆黒の作品集。

おすすめポイント

京の骨董店である「芳蓮堂」をめぐる物語に、いつの間にか路地に迷い込んだような不安に駆られる。妖しさとジメッとした湿度の高さを感じながら、京都の街に潜むあやかしに魅入られていく。

仄暗い夜道から誰かに見られているような不気味さに、肌にまとわりつく不快感がクセになる作品集。

『夜行』

あらすじ

ある英会話スクールに通う6人の仲間は、鞍馬の火祭を見物にでかけた10年前の夜に、仲間の一人である長谷川さんが姿を消した。昔の仲間5人で鞍馬の火祭のため10年ぶりに集まったのは、彼女のことを誰も忘れられずにいたからだ。

夜が更けていくなか、それぞれが旅先で出会った不思議なできごとを語りだす。彼らは、みなが岸田道生という画家の描いた「夜行」という絵画を目にしていた。はたして彼らは、ふたたび長谷川さんに会えるのか…。

おすすめポイント

仲間たちで出かけた鞍馬の火祭で、神隠しにあったように長谷川という女性が姿を消してしまう。それから10年後、残された者たちでふたたび鞍馬の火祭をおとずれ、それぞれ旅の思い出を語りだす。仄暗い夜道をひとりで歩いているような不安な気分にさせられ、ざわざわとした不穏さが、なんとも言えぬ余韻を醸しだす。

夜の静けさと不安がせまり不穏な感覚をおぼえながらも、不可思議な世界にいざなわれ魅せられてしまう物語。

書簡体小説

『恋文の技術』

あらすじ

京都の大学から、能登半島の海辺にある実験所に飛ばされた大学院生の守田。気をまぎらすため、文通修業と称して京都にいるかつての仲間たちに手紙を書きまくる。手紙のなかで、恋の相談にのり、説教を垂れて過ごす日々。

しかし、ほんとうに手紙を書きたい相手には、いつまでの書けずにいた…。

おすすめポイント

山奥の研究所に飛ばされた大学院生の守田。そんな彼が、後輩たちに綴る手紙だけで構成される本作。ひねくれた男が見せる阿保らしさと迷走ぶりが、可笑しくも愛おしい。相手の返信は書かれていないが、その情景が脳裏をよぎるから不思議である。

卑屈でいる青年の綴る手紙から滲みでる人柄が、微笑ましくも甘酸っぱい青春を感じさせる作品。

テレビアニメ化小説

『四畳半神話大系』

あらすじ

薔薇色のキャンパスライフを夢見る、冴えない大学3回生の「私」。しかし現実はきびしく、実りなく2年間が過ぎていった。悪友である小津や、自由人の樋口師匠にかき乱されて、理知的でクールな乙女の明石さんに、なかなかお近づきになれない。

こんなことなら、ピカピカの1回生に戻って大学生活をやり直したい。4つの並行世界を駆け巡る、おかしくもほろ苦い青春ストーリー。

おすすめポイント

あわい期待を抱いていた大学生活だったが、満足いかぬ日々を送っている大学3回生の私。そんな私は、ありえたはずの2年間の大学生活を、4つの並行世界とともに語っていく。軽妙でいて京都の街を感じさせるストーリーに惹きつけられる。

憧れのキャンパスライフを送れずにいる私がさまよう、摩訶不思議な4つのパラレルワールドに、その独特な世界観に浸れる物語。

『有頂天家族』

あらすじ

狸や天狗が人の姿となり、人間界になじんでいる京都の街。糺の森で暮らす下鴨家の三男である下鴨矢三郎は、「面白きことは良きことなり!」を口癖に、気の向くままの日々を過ごしていた。

しかし、そんな下鴨家に父を亡きものにした人間たちの魔の手が迫っていた。やがて、父の死の裏に隠されていた真実が浮かび上がり…。

おすすめポイント

京の街を闊歩する狸や天狗たち。いまは亡き狸界の頭領を父にもつ三男の矢三郎は、面白く生きるをモットーとし、恋に、ライバル狸との張り合いにと大忙し。そんな彼らの愉快さと家族の絆に、心穏やかな気持ちにさせられる。

化け力をつかい人に変身して、京の街を疾走していく毛玉たちに、ユーモアさと家族愛を味わい尽くせる作品。

劇場アニメ化小説

『夜は短し歩けよ乙女』

あらすじ

大学の後輩である「黒髪の乙女」にひそかに片想いしている「先輩」。彼女を追い求めて、夜の先斗町や、下鴨神社の古本市、大学の学園祭にと、歩きまわる日々だが、彼女になかなか気づいてもらえない。

そんな2人を待ち受ける、奇妙な人びとがおこす珍事件へと巻き込まれてしまう。京都の夜を自由に渡り歩いていく黒髪の乙女に、先輩の恋は一体どこに向かっていくのか…。

おすすめポイント

「黒髪の乙女」こと大学の後輩に、恋心を抱いている「先輩」。偶然の出会いを装いつつ近づこうとする先輩だが、京都の町で繰り広げられる面白おかしな事件の数々に巻き込まれていく。ちょっと風変わりな面々と、コメディタッチの独特な世界観に魅了されてしまう。

自由奔放な女性である後輩に、振り回される先輩が愛おしくあり、その奇想天外なストーリーに惹かれてしまう作品。

『ペンギン・ハイウェイ』

あらすじ

なにごとにも研究熱心な小学4年生のアオヤマ君。ある日突然、彼の住む郊外の街にペンギンの群れがあらわれる珍事件がおきた。しかも、捕獲されたペンギンたちは、トラックで運ばれていく途中で忽然と消えてしまう。

さっそく、アオヤマ君はこのペンギンの謎を研究することに。そして、このおかしな事件に歯科医院で働くお姉さんが関わっていることを知るのだが…。

おすすめポイント

郊外の住宅地に住んでいる小学4年生のアオヤマ君。突如として街に、ペンギンたちが出現した。アオヤマ君は、街でおきる不思議なできごとについて研究することに。憧れである歯科医のお姉さんの謎を追っていく、少年の成長が瑞々しくも微笑ましくもある。

少年とミステリアスなお姉さんとの交流を描いた、ひと夏の不思議な体験が甘酸っぱくも切ない物語。

まとめ

どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?

この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

森見登美彦おすすめ小説 まとめ

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太陽の塔 (新潮文庫)

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宵山万華鏡 (集英社文庫)

宵山万華鏡

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聖なる怠け者の冒険 (朝日文庫)

聖なる怠け者の冒険

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熱帯 (文春文庫)

熱帯

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きつねのはなし (新潮文庫)

きつねのはなし

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夜行 (小学館文庫 も 24-1)

夜行

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([も]3-1)恋文の技術 (ポプラ文庫)

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四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系

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有頂天家族 (幻冬舎文庫)

有頂天家族

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夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女

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ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ

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この記事を書いた人

30代の元開発エンジニア。本の書評多め(ミステリ、ファンタジー、気になった本を読む雑食系)。現在は、自由な働き方で生活していけるように、日々の『喜び・怒り・悲しみ・楽しみ』を書きつづっています。

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