宮部みゆきおすすめ小説【ジャンル別】まず読むならコレ

宮部みゆきおすすめ小説【ジャンル別】まず読むならコレ

こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。

宮部みゆきさんの作品はミステリーからファンタジー、時代小説まで幅広い分野を手がけており、稀代のストーリー・テラーと称されています。

今回はそんな、宮部みゆきさんの本の中から『おすすめ小説』をジャンル別にてご紹介します。

まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。

 

もくじ
短編小説
ファンタジー小説
SF小説
サスペンス小説
青春小説
社会派小説
時代小説
シリーズ小説
映像化小説

 

宮部みゆきおすすめ小説【ジャンル別】

宮部みゆきさんは、1960年12月23日生まれの東京都江東区出身。

法律事務所に勤務しながら小説の執筆を続け、1987年に『我らが隣人の犯罪』でオール讀物推理小説新人賞を受賞して、作家デビューをしています。

1992年には『龍は眠る』で日本推理作家協会賞を受賞し、1999年には『理由』で第120回直木三十五賞を受賞しています。また、2002年には『模倣犯』で司馬遼太郎賞を受賞、2007年には『名もなき毒』で吉川英治文学賞するなど、数々の文学賞を受賞しています。そして、今では文学賞の選考委員を多く務めています。

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短編小説

『ステップファザー・ステップ』

あらすじ

中学生である双子の兄弟が住む家に落っこちてきた1人の男。それは、あろうことかプロの泥棒であった。両親のいないその家で、双子の父親のかわりをさせられてしまう泥棒。そんな奇妙な3人の生活のなかで、不思議な事件、できごとが巻き起こっていのだが…。表題作を含めた7つの短編集。

おすすめポイント

泥棒を生業とする男が、ひょんなことから双子の兄弟と暮らすことに。徐々にお互いの距離を縮めていく3人がなんとも心地よく、あたたかな気持ちにさせてくれる。ユーモアたっぷりの3人の掛け合いに、笑って泣けて愛情を感じられる作品集。

『心とろかすような』

あらすじ

こともあろうに糸ちゃんと、あの諸岡進也が朝帰りをやらかした。なかなか帰ってこない2人であったが、げっそりした表情をさせながら、怪しげなホテルからでてきたのだった。(「心とろかすような」)毎朝、散歩するのが加代子とマサの日課になっていた。ある日、てのひらの森で常連の藤実とあったところ、男性の死体を見つけた。マサを残して、2人が警察を呼びにいっている間に、あろうことか死体が逃げだして…。(「てのひらの森の下で」)前作「パーフェクト・ブルー」でお馴染みの用心犬マサの目をとおして描かれる5つの短編集。

おすすめポイント

元警察犬のマサの視点から、事件とともに、人の優しさや、悲しさ、残虐さが語られていく。犬ならではの着眼点や捜査など随所に盛り込まれ、読者を楽しませてくれる。数々の事件をマサが探偵事務所の面々とともに奮闘していく、切くも心温まる作品集。

 

ファンタジー小説

『ブレイブ・ストーリー』

あらすじ

新設校に通っている小学5年の亘は、成績はほどほどで、テレビゲームが好きなごく普通の少年である。建設途中のビルに幽霊がでるという噂がささやかれていた。そんなとき、父が唐突に「この家をでていく」というのだ。突然おとずれた離婚話に困惑をおぼえる。亘はこれまでの日常を取り戻そうと、ビルの扉から広大な異世界である幻界へと旅に向かう…。

おすすめポイント

突如として崩れていく穏やかな生活に、運命を変えるための冒険へでかける少年。旅のなかで、仲間と出会い、助け合いながら、歩むべき道を切り開いていく。冒険にワクワクさせられながらも、旅での経験をへて大切なことに気づかされる。冒険の旅をとおして、幾多の困難に立ち向かいつつ、少年が成長していく姿に、心を奪われる作品。

『過ぎ去りし王国の城』

あらすじ

中学3年の尾垣真は、あるとき中世ヨーロッパの古城のデッサンを拾った。その絵の中にアバター(分身)を描きこむと、自分もその世界に入りこめることを知る。真は、同級生で美術部員の珠美にアバターの制作を依頼し、一緒に絵の世界を冒険することに。冒険のさなか、パクという大人の探索者と出会い、塔に閉じ込められた1人の少女がいることを発見した。それが、10年前におきた失踪事件に関係しているとわかり、3人はある計画を立てるのだが…。

おすすめポイント

ファンタジーでありながら、スクールカーストや幼児虐待といった社会問題を織り交ぜながら、現実の苦しみや厳しさを突きつけ、それらに戸惑いつつも抗っていく姿に、大切なことを教えられているようでもある。絵の世界の古城を冒険する人びとの自分探しの旅を通じて、今を生きていく勇気をわけてもらえる物語。

 

SF小説

『蒲生邸事件』

あらすじ

1994年2月26日未明、尾崎孝史は大学受験に失敗して予備校受験のため上京したが、宿泊中のホテルで火災にあってしまう。不気味な雰囲気がただよう中年男の平田に助けだされた。しかし、避難した先は見慣れない景色が広がる昭和11年の東京。雪がふる帝都では、今まさに2.26事件がおきようとしていたのだ…。

おすすめポイント

タイムトラベルにより陸軍大将である蒲生憲之の屋敷に導かれてしまった孝史。あたりを兵隊がうろつく異様な状況のなかで、蒲生家の人びととの関わりをとおして、今を懸命に生きることの大切さがヒシヒシと伝わり感慨深くある。大学受験に失敗して劣等感に苛まれていた、ひとりの青年が成長していくさまを、歴史の流れのなかで感じとることのできる作品。

『龍は眠る』

あらすじ

雑誌記者をしている高坂昭吾は、嵐の夜に道ばたで自転車をパンクさせて、困り果てた少年の稲村慎司に出会った。どことなく不思議なその少年は、「自分には超能力がある」というのだ。それを証明すかのごとく、2人が走行中に遭遇した事故について真相を語りはじめた…。

おすすめポイント

ものに残された想いや人の心の中がわかってしまう少年。特殊な能力を持つがゆえの哀しみや葛藤、周りの人たちの戸惑いが描かれ、少年の生きずらさが伝わり、彼の生きざまに魅入ってしまう。雑誌記者の高坂と超能力をもつ少年が事件をとおして、おのれと向き合い成長していく姿に、心を震わせる物語。

『クロスファイア』

あらすじ

青木淳子は、念力放火能力(パイロキネシス)という常人にはない能力を持って生まれた。念じるだけで、すべてを燃やすその力。ある夜、瀕死の男性を始末しようとする4人の若者を目撃した。淳子は、男性を救出しようと力を使い、3人を焼やすのだが、1人は逃してしまう。「必ず、仇はとるからね」と息絶えた男性に淳子は誓かい、逃げた1人の若者を追っていく…。

おすすめポイント

強大な力を持つ青木淳子だが、それがゆえに孤独な人生を歩んでいた。望まぬ力を手にした者の苦悩と、その能力を用いて悪人に裁きをくだす様子が描きだされる。また、それらを通して、正義とはなにか、裁くということとは、と問いかけられているようでもある。異能者であるスーパーヒロインが、悲壮な思いを胸に突き進んでいく道を堪能しながら、余韻に浸ることのできる読後が魅力の作品。

 

サスペンス小説

『レベル7』

あらすじ

「レベル7まで行ったら戻れない」という謎の言葉を残して、突然いなくなった女子高生。一方で、見たことのないマンションで目を覚ました男女は、記憶を失っていた。彼らの腕には「Level7」の文字があった。少女の行方を探すカウンセラー、記憶を捜して駆け回る2人の男女、やがてそれらが交差していき、ある事件へと繋がっていく…。

おすすめポイント

謎だらけの冒頭から、少しずつ謎が解けかけては次の謎があらわれ、読者を飽きさせず物語に引き寄せていく。また、密かに抱える悩みや社会に潜んでいる闇を織り交ぜながら、読み手の心に訴えかけられるものがある。まったく別々のできごとが、ある陰惨な事件により交錯していく緊迫の4日間に、ハラハラドキドキさせられる物語。

『魔術はささやく』

あらすじ

それらは、新聞の社会面のありふれた記事だった。最初の女性はマンションの屋上から飛びおり、2人目は地下鉄に飛び込んだ女性、3人目はタクシーの目の前に。3つの事件には裏があったが、誰も気づくものはいない。さらに、4人目に危機がすぐそこまで迫っていた。しかし、逮捕されたタクシー運転手の甥である守は、なにも知らぬまに事件の真相に近づいていた…。

おすすめポイント

タクシー運転手である叔父がおこした事故の真相を探るなかで、罪や裁き、償うということを問われていくことになる高校生の守。拭いきれない過去を背負いながらも、まわりの家族や友人に支えられ、前に進んでいく守に魅入ってしまう。加害者家族という不幸な生い立ちである守が、そんな状況を力強くも、まっすぐに行動していくさまが、胸を打つ作品。

 

青春小説

『小暮写眞館』

あらすじ

高校1年の花菱英一は、築33年の古びた元写真館に引っ越すことになった。弟を含めた家族4人で暮らしはじめてすぐに、ある女子高生が持ち込んだのは、女の顔が浮かんでいる心霊写真に見えるものだった。その写真を不動産屋の事務員である垣本順子に見てもらうと、写真の女は泣いているという。英一は、この奇妙な写真の謎を追っていく…。

おすすめポイント

花菱家の長男の花菱英一こと「花ちゃん」が、写真にまつわる謎の真相を友達たちとともに探っていくなかで、淡い恋愛に、家族の抱えた傷に、向き合いながら進んでいく姿に、ほんのりと温かみを感じさせる。優しく家族想いの花ちゃんとユーモラスな仲間たちが織りなす、ほんわかとした日常ミステリー。

 

社会派小説

『火車』

あらすじ

負傷のため休職していた刑事の本間俊介。ある日、彼のもとに失踪した婚約者の関根彰子を探してほしい、という依頼が舞い込んできた。どうやら彼女は、クレジットカードを作成するときの審査にて自己破産経験者であったことが判明していた。姿を消したのは、その翌日だったそうだ。自身の身分を偽って俊介は、調査を進めていくが、その先には自己破産者の壮絶な人生が姿をあらわすことに…。

おすすめポイント

30年近い前の小説ながら古さを感じさせない名作。失踪した女の足取りを追うなかで、浮かび上がる不幸の連鎖。ただ、幸せになりたいと願っただけなのに。必死に現状を変えようとする心情には、感慨深いものがある。現代社会の生活のなかに潜んでいる闇に、切くも心に響くものがある作品。

『理由』

あらすじ

東京都荒川区にある超高層マンションで転落死がおきた。さらに、2025室にて3人の遺体が発見される。この4人は、家族と思われていたが、捜査が進むにつれ他人同士であることがわかった。彼らはなぜ一緒に暮らしていたのか、そして死ぬこととなったのか。バブルが崩壊により下落した不動産価値に惑わされた、それぞれの家族をドキュメンタリー形式で綴っていく。

おすすめポイント

マンションの一室に身を寄せあって暮らしていた他人同士の4人。事件をたどることで見えてくる、さまざまな家族が浮かびあがる。それぞれに、家族のあいだでの悩みや葛藤を抱えており、その人びとの心情を丁寧に描くことで、家族の繋がりから生まれる闇を見せつけながらも、家族とはということを問われているようでもある。不動産をめぐる影と、現代社会に潜んでいる家族の難しさがうかがえる物語。

 

時代小説

『あかんべえ』

あらすじ

江戸は深川におりょうの両親が開いた料理屋「ふね屋」。店の宴も終わろうとしていたそのとき、抜き身の刀が暴れだした。成仏できずにいる亡者の仕業であった。その姿を見える者はいない、1人をのぞいては。ふね屋の12歳になる娘のおりんは、高熱をだし生死をさまよって以来、亡者は身近な存在になっていた。なぜ成仏できないのかを調べていくうちに、30年前の忌まわしき事件が見えてきた…。

おすすめポイント

華々しいオープンを飾るはずが、幽霊騒動がおきてしまい「ふね屋」の商売は上手くいかずにいた。健気なおりんと幽霊たちのやりとりに和まされながら、店の苦境が気になり先を読み進めてしまう。人の心に巣食う闇を見据えながら成長していくおりんの姿に、切くも温みのあるストーリーが心にしみる作品。

『孤宿の人』

あらすじ

9歳の少女ほうは、江戸から金比羅代参で讃岐国をおとずれて、丸海の港で置き去りにされてしまう。幸いにして、丸海藩の藩医である井上家に奉公人として住み込むことになる。そして半年がすぎたころ、丸海の地に幕府の罪人である加賀殿が流されてくることに。やがて領内では、不可解な毒死や謎めいた怪異が頻発していく…。

おすすめポイント

親から阿呆の「ほう」と名付けられた少女。不遇な環境で懸命に生きている健気な彼女が、怨霊と恐れられる男である加賀殿と触れ合い、人としての人生を歩んでいく姿を温かく描きだし、読者の心にも灯をともしてくれる。下町の情景を描きつつ、そこで巻き起こる数々の事件に巻き込まれながらも、無垢な少女「ほう」がすくすく成長していくさまに、心を震わせる物語。

 

シリーズ小説

杉村三郎シリーズ

誰か Somebody』『名もなき毒』『ペテロの葬列』『希望荘』『昨日がなければ明日もない』の5作がシリーズ作品。

『誰か Somebody』

あらすじ

今多コンツェルン広報室で働いている杉村三郎は、事故死した会長の運転手である梶田信夫の娘たちの相談をうける。亡くなった父についての本を出版したいという。姉妹の思いに突き動かされ、平凡とおぼしき梶田の人生をたどっていく。そんな三郎の前に、意外な情景が広がりだす…。

おすすめポイント

財閥の社長令嬢とは知らずに結婚して、義父の会社で肩身の狭い立場にある主人公の杉村三郎。そんな彼が、亡くなった男の半生を探るなかで、平穏と思われた裏にある醜いものを暴きだしていく。三郎が人間味のある人柄であるだけに、真実がより際立ってくる。杉村三郎が相談をうけて奔走していくなかで人間の心の闇にふれ、ちょっぴり後味の悪いイヤミスを味わえる作品。

【宮部みゆき】杉村三郎シリーズのすべて

元警察犬「マサ」シリーズ

パーフェクト・ブルー』『心とろかすような』の2作がシリーズ作品。

『パーフェクト・ブルー』

あらすじ

超高校級といわれ将来を期待されていた高校球児の諸岡克彦が、全身にガソリンをかけられて焼死する凄惨な事件がおこった。偶然その場に居合わせた、弟の進也と、蓮見探偵事務所の調査員である加代子、そして元警察犬のマサは、真相の究明に乗り出す。一方で、三友製薬でも過去のある薬品について脅迫されるという事件がおきていた。繋がりを見せる2つの事件の真相とは…。

おすすめポイント

事件の裏に隠されている真相を犬の目線で語ることで、人間の脆さや醜さを客観的に見ることができ、人から伝えられるよりも如実に感じることができ、物語に引き込まれていく。元警察犬であるマサの目線で描きだされる、世の中の不条理とやるせなさに、切ないながらも温かみを感じられる物語。

三島屋変調百物語シリーズ

おそろし 三島屋変調百物語事始』『あんじゅう 三島屋変調百物語事続』『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』『三鬼 三島屋変調百物語四之続』『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』『黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続』の6作がシリーズ作品。

『おそろし 三島屋変調百物語事始』

あらすじ

旅籠の娘で17歳のおちかは、ある事情により心を閉ざしていた。そんな彼女は、江戸で袋物屋「三島屋」を営んでいる叔父夫婦のもとで、行儀見習いとして慌ただしく働くことで過去のできごとを意識しないようにしていた。ある日、叔父の伊兵衛は所用のため、このあと訪ねてくる客の応対を任せると、おちかに告げて外出してしまう。客はおちかに、自分にまつわる怪ばなしを語りだした。やがて、江戸中から不思議な話が集まり、聞き役を務めるおちかの心を徐々に溶かしていく…。

おすすめポイント

忘れることのできない悩みや苦しみを抱え、途方に暮れている彼らがそっと胸の内を語りだす。それは、人間の欲や弱さ、運命のいたずらが絡み合いながら紡ぎだされる世界であり、そこに妖しさを感じながらも魅せられてしまう。「百物語」として語られる、不思議でいて切なくもある話が、心に染みわたる作品。

ぼんくらシリーズ

ぼんくら』『日暮らし』『おまえさん』の3作がシリーズ作品。

『ぼんくら』

あらすじ

江戸は深川。鉄瓶長屋に押し入ってきた殺し屋が、八百屋の太助を殺害する事件がおこった。この事件をきっかけにして、長屋の住人が次々に消えていってしまう。同心の井筒平四郎は、不審な事件になにか裏があると思い、独自に調査をはじめる。甥である弓之助の知恵を借りながら、調査を進め事件に隠された、17年前のある事件との関係に気づくのだが…。

おすすめポイント

みなから「おでこ」と呼ばれ驚くような記憶力の持ち主である三太郎、目にしたものをすぐ計測してしまう変なクセがある弓之助、2人の子どもに和まされながらも、その愛くるしさに引き込まれていく。江戸の長屋の暮らしぶりが目に浮かぶような人情味あふれる物語に、ほんのりと心が温められる。

 

映像化小説

『模倣犯』

あらすじ

墨田区の大川公園で、若い女性の右腕とハンドバッグが見つかった。バッグの持主は、3ヵ月前に失踪した古川鞠子のものと判明した。しかし、犯人から「右腕は鞠子のものではない」という電話がテレビ局にあり、鞠子の祖父である有馬義男にまで接触をするのである。関係者をあざ笑うかのような犯人。そして、白骨死体となって鞠子が見つかるのだが…。

おすすめポイント

メディアを巧みに利用し、被害者家族や警察をほんろうしていく劇場型犯罪。それらを多様な視点から、苦悩や胸に秘めたる闇を描きだし、人びとのリアルな心情に吸い寄せられていく。事件に関わる人びとの視点を変えながら、その背景を丹念に描きだし、リアルな心理描写に魅せられる。

『楽園』

あらすじ

「模倣犯」の事件から9年。フリーライターである前畑滋子は、事件でおったダメージから立ち上がれずにいた。ある日、彼女のもとに奇妙な依頼が舞い込んだ。交通事故で亡くなった12歳の息子である等が、「超能力」を持っていたのか真実を知りたい、というものだった。16年前におきた少女殺人事件で、土井崎夫妻は娘をなぜ手にかけてしまったのか、等はその光景を、なぜ絵に描けたのか。それらの真実に、滋子が挑んでいく。

おすすめポイント

等が残した絵の真相を探るなかで、少しずつ見えてくる情景に引き込まれていく。人は幸せを求めて楽園を手にしようとする。だが、それには苦難がともない犠牲がついてくる。それでも楽園を追い求めるのか、ということを問われているようでもある。1つの絵から真実を求めるなかで、あらわれる光景に胸を締めつけられながらも、幸せのかたちを考えずにはいられない。

『ソロモンの偽証』

あらすじ

世の中がクリスマスでにぎわうなか、1人の中学生が転落して死亡した。14歳の柏木卓也は、なぜ亡くなったのか、自殺か、殺人か。疑念が渦巻くなか、同級生の犯行を告発する「3通の手紙」が関係者のもとに届いた。さらには、報道が過熱していき、学校や保護者の混乱は深まっていく。やがて、犯人探しがはじまりを告げた…。

おすすめポイント

ひとつの死をきっかけに膨れあがる悪意。根拠のない噂話、学校側の不誠実な対応、マスコミの執拗なまでの報道、それらが絡み合いながら負の連鎖が続いていくさまは、怖さをおぼえるが次の展開が気になり物語に引き込まれていく。また、なかなか問題が解決せずにいるため、自分たちだけで真実を追求しようと、中学生のみでおこなう「学校内裁判」が見どころの一つになっています。人びとの悪意にさらされながらも、それに抗おうとする中学生たちに心を動かされる作品。

 

まとめ

どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?

この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

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