『マスカレード・ホテル』東野圭吾 / 真逆の二人が仮面を被った犯人を探し出す

『マスカレード・ホテル』東野圭吾 / 真逆の二人が仮面を被った犯人を探し出す

こんにちは! すばてが怪しく思えてしまったネイネイ(@NEYNEYx2)です。

今回は、2019年1月18日より映画にもなった、東野圭吾さんの『マスカレード・ホテル』を読みましたので、あらすじや感想・レビューをまとめていきます。

あなたも、この仮面を被った犯人を見破ってみてはいかがでしょうか。

 

『マスカレード・ホテル』東野圭吾

あらすじ

都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京ということのみ。
若き刑事・新田浩介は、ホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられる。彼を教育するのは、女性フロントクラークの山岸尚美。
次から次へと怪しげな客たちが訪れる中、二人は真相に辿り着けるのか!?いま幕が開く傑作新シリーズ。

(「BOOKデータベース」より)

 

本作の特徴

犯人についての手掛かりはない。わかっているのは、次に犯行がおこなわれるのが「ホテル・コルテシア東京」ということだけ

そこで警察がとった作戦が、捜査員をホテルマンとして潜入させることだった。ホテル内でおこる様々なできごとに対処しながら、犯人にせまっていく。

 

二つの数字

連続殺人事件として警察は動いているが、被害者につながりがなく犯行の手口に共通点はみられない。そんな中で、次の事件がおこるのが「ホテル・コルテシア東京」と特定できたのには、犯行現場に犯人からの共通のメッセージが残されていたからだ。

45.761871
143.803944

(P34より)

いっけんすると何を示しているのか、わからない二つの数字である。

第一の犯行現場にも、第二、第三の犯行現場にも似たような二つの数字が残されていたのである。

ネイネイの困り顔
ネイネイ
これだけでは、なんのことだかわかりませんね。

 

ホテルマンとしてのルール

刑事の新田浩介は潜入捜査のため、ホテルのフロントクラークに扮することに。

慣れない接客に悪戦苦闘する中、新田の教育指導を担当する山岸尚美にホテルマンとしてのルールを教えられます

「ルールはお客様が決めるものです。昔のプロ野球に、自分がルールブックだと宣言した審判がいたそうですが、まさにそれです。お客様がルールブックなのです。だからお客様がルール違反を犯すことなどありえないし、私たちはそのルールに従わなければなりません。絶対に」

(P44より)

ホテルに訪れるすべての人が礼儀正しいわけではない。理不尽な要求をしくる客も存在している。いかにわがままな客を相手に不愉快な気持ちにさせずに快適にすごしてもらうのかが、ホテルマンとしての腕のみせどころなのだとか。

ルーシー
ルーシー
相手を尊重しつつも、臨機応変に対処するなんて至難の業よね。

 

仮面を被っている

ホテルにはいろいろな客がやってくる。一癖も二癖もある人ばかりだ。

フロントクラークの山岸尚美が先輩に教わったことにこんなものがあります。

「昔、先輩からこんなふうに教わりました。ホテルに来る人々は、お客様という仮面を被っている、そのことを絶対に忘れてはならない、と」

(P410より)

お客様は、仮面をつけてホテルでの仮面舞踏会を楽しむために来ているのだというのだ。

普段の生活では味わえない体験、癒しを求めて人びとが集まってくる。この仮面舞踏会の場では、様々なトラブルが次から次へと発生していく。だからこそ、この物語は読んでいるものを飽きさせない。

モンブラン
モンブラン
次から次へと展開が変化していくのも、この作品の特徴じゃな。

 

感想・レビュー

読み進めてもなかなか、犯人像が見えてこない。すべての人が犯人のように見え、あやしく思えてくる。そして、すべての人を疑いの目で見る刑事に自身がなったかのように物語に引き込まれていく

ホテルに訪れる人びとの人間模様、捜査方針への不満や葛藤、ホテルマンとうい仕事の大変さ・難しさ、それらが互いに交差することで、作品にいろどりと深みをだしている。

外見からその人の素顔を見抜くことは、容易でないということにあらためて気づかされる。だからこそ、志を高く持ったプロフェッショナルの存在が必要なのかもしれない。

ネイネイの笑顔
ネイネイ
個人的に好きなのは、いっけんすると冴えないおっさんのあの人です。

 

まとめ

仮面を剥がそうとする刑事と、仮面を尊重するホテルマンという真逆の二人がおりなす物語。

あなたも刑事、ホテルマンそれぞれの立場で犯人をあばいてみてはどうでしょうか。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

2019年1月18日(金)より公開のコチラの映画『マスカレード・ホテル』の予告編もあわせてご確認ください。

 

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