伊坂幸太郎おすすめ小説【ジャンル別】まず読むならコレ

伊坂幸太郎おすすめ小説【ジャンル別】まず読むならコレ

こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。

伊坂幸太郎さんの作品は映像化されることも多く、個性が光り輝くキャラクターや、現実と非現実がみごとに調和した設定、終盤に見事に回収される伏線などが特徴的です。

今回はそんな、伊坂幸太郎さんの本の中から『おすすめ小説』をジャンル別にてご紹介します。

まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。

 

もくじ
ミステリー小説
短編小説
青春小説
恋愛小説
ファンタジー風小説
兄弟小説
シリーズ小説
映像化小説
絵本

 

伊坂幸太郎おすすめ小説【ジャンル別】

伊坂幸太郎さんは、1971年5月25日生まれの千葉県松戸市出身。東北大学法学部を卒業したのち、システムエンジニアとして働くかたわらで、小説の執筆をすることで2000年に『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞してデビューされた作家さんになります。

現在は、宮城県仙台市に住んでいることもあり、作品で仙台市を舞台にしたものが多い特徴があります。また、作品のなかのキャラクターが作品を飛び越えて別の作品に顔をだすことも度々見られ、これも伊坂作品の楽しみの一つとなってます。

「伊坂幸太郎」作品一覧のすべて!【新刊&文庫本を紹介】

ミステリー小説

『ラッシュライフ』

あらすじ

拝金主義の画廊と付き人の女性画家。泥棒を生業とする男。父親が自殺した青年は神に憧れる。カウンセラーの女は不倫相手と再婚を画策する。職を無くし家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。接点のなかったストーリーが緻密に交わりながら、寓話という名の絵が完成していく。

おすすめポイント

人びとは知らず知らずのうちに繋がりを持っており、互いの人生に影響を及ぼしていると感じさせられる。理不尽なことや苦難が襲いかかってくるのが人生。しかし、読後には心に小さなともしびが現れるから不思議である。

『アヒルと鴨のコインロッカー』

あらすじ

大学入学のため引っ越ししてきた椎名は、隣人である河崎に「一緒に本屋を襲わないか」と突拍子もないことを持ちかけられる。無論そんな話に乗る気はなかったのだが、なぜか椎名はモデルガン片手に書店の裏口に立ってしまう。その後ペットショップ店長の麗子から2年前のできごとが語られる…。

おすすめポイント

2年前の事件と現在のできごとが重なりあったとき、本屋襲撃の裏にある真相が浮かびあがり読者に衝撃を与えてくる。読後にタイトルの意味になるほどと納得。ほろ苦さと哀愁が心に響きわたる青春ミステリー。

『ホワイトラビット』

あらすじ

指定された人間を誘拐してくる仕事をしている兎田考則。そんな男の新妻である綿子が誘拐グループにさらわれてしまう。無事に返してほしければ、誘拐グループのコンサルトをしているオリオオリオを連れてこい、と条件を突きつけられる。兎田は懸命に探し回り、やがて一件の家に辿り着く。その家には訳ありの人たちが集まり、いつの間にか籠城事件へと発展していくのだが…。

おすすめポイント

登場人物がそれぞれに問題を抱えており、選択に悩みながらも現状を打開していこうとする姿には、ハラハラとドキドキが止まらない。著者の巧みな時間軸の構成に、混乱と戸惑いをいだきながらも、物語に魅入られてしまう。

 

短編小説

『終末のフール』

あらすじ

「8年後に小惑星が衝突し、地球が滅亡する」と発表されてから5年。一時は、パニックにおちいった世界も、落ち着きを取り戻しつつある。仙台北部の団地に住む人びとは、どのような残りの人生を過ごすのか? 1話ごとに一人称で心情が語られる連作短篇集。

おすすめポイント

震災があったり、世界的に流行する感染症の影響で、この作品にリアリティを感じ、自分がその立場ならどうするかを考えてしまう。自分の人生を見つめ直し、「今を生きる」ということ心の奥深くに刻まれる。

『ジャイロスコープ』

あらすじ

浜田青年が相談屋の仕事を手伝い、驚きの結末が待つ「浜田青年ホントスカ」。謎の生物があらわれ暴れる「ギア」。バスジャック事件のもしあの時こうしていればを描く「if」。軽快で独特のユーモアが凝縮された、7つの短編集。

おすすめポイント

面白い仕掛けあり、驚きの展開あり、心あたたまる話ありと、さまざまな話があるので自分好みの話に必ず出会える作品集。バリエーションに富んだ伊坂ワールドの詰め合わせが味わえる。

『AX アックス』

あらすじ

超一流の殺し屋である「兜」だが、家では妻に頭が上がらない。こんな危うい仕事をしていることは、もちろん家族には内緒だ。克巳が生まれた頃から、この仕事を辞めたいと兜は考えていたが、容易ではなかった。引退に必要な金を稼ぐため、仕事を仕方なく続けていたある日、標的を早々に始末した兜であったが、意外な人物から襲撃を受ける…。

おすすめポイント

殺し屋という設定ながら、妻に気を遣うやりとりには、ほっこりさせられるとともに家族愛が伝わってくる。孤独だった男が手にしたかけがえのない家族。それを必死に守るとする父の背中には自然と涙がこみ上げてくる。

『逆ソクラテス』

あらすじ

敵は、先入観。「僕はそうは思わない」「いじめられ子だったとしたら、何か変わるのか?」「親だって人間だ」「それはギャンブルじゃなくて、チャレンジだ」「最終的には、真面目で約束を守る人間が勝つんだよ」、読者に向けて投げかけられているような言葉の数々に、ハッとさせられる5つの短編集。

おすすめポイント

すべての話の主人公が小学生ということで、どの世代の人が読んでも感情移入できる話が存在しており、自分の胸に手をあてて考えさせられる。伊坂流の授業を生徒になった気分で受けることのできる作品。

 

青春小説

『砂漠』

あらすじ

入学した大学で知りあった5人の男女。何事にもさめた北村、軽薄で女好きの鳥井、不思議な力が使える南、大学一の美人の東堂、まっすぐで熱い西嶋。麻雀に合コンに明け暮れ、犯罪者だって追いかける。己の未熟さに苦悩し、それでも、なにかを求めて手探りで前へ進もうとする青春物語。

おすすめポイント

魅力にあふれた登場人物が、二度と振り返ることのできない時間を、全力で爽快に駆け抜けていく。「社会」という名の砂漠に打ち勝つ、大切なモノを贈ってくれる群像劇。

 

恋愛小説

『アイネクライネナハトムジーク』

あらすじ

夜の街頭でアンケートで足を止めてくれた女性、妻に愛想をつかされたサラリーマン、携帯電話で話をするだけの微妙な関係の2人。情けなくも愛おしい登場人物たちがおりなす、数々のサプライズ。恋愛の話を軸にしてまとめられた、連作短編集。

おすすめポイント

斉藤和義さんに作詞を頼まれたことで作られた本作。人の出会いや意外なつながりといった、日常に潜む小さな奇跡が顔をのぞかせる。派手さはないが、ほのぼのとした小さなエピソードが積み重なりに、幸せをわけてもらえる物語。

 

ファンタジー風小説

『オーデュボンの祈り』

あらすじ

ひょんなことから辿り着いた見知らぬ土地。そこは外部と交わりのない奇妙な孤島だった。人の言葉を喋るカカシ、島民から殺人を認められた男、嘘しかいわない元画家など変わり者ばかり。伊藤の島での数日間の奇妙な生活が幕をあける…。

おすすめポイント

島での生活は、現実世界とどこか違う。あたかもファンタジーの世界に迷い込んだような感覚に陥る。次から次へと発生するできごとに謎は深まるばかりだが、バラバラに散らばっていたピースが一つに合わさったときには、爽快さと清々しい気持ちにさせられる。

『クジラアタマの王様』

あらすじ

お菓子メーカーのお客様サポートに寄せられた一本の苦情の電話。対応が後手にまわり窮地に追い込まれていく会社員の岸。ある男との出会いで物語は、それまでとは違った方向に進んでいく。クレーム対応、過熱する報道、ビラが無数に貼られた広場、巨大な獣、謎の鳥ハシビロコウ。岸は、度重なる危機にどう立ち向かっていくのか…。

おすすめポイント

昼間の現実世界でのトラブル対応での奮闘と、夜みている夢の非現実世界での活躍が交互に描かれ、独特の世界観を創りだしている。また、小説の間に文字のないコミックが入れられているのも、この作品の特徴の一つとなっている。

 

兄弟小説

『重力ピエロ』

あらすじ

仙台でおこる連続放火事件。現場の近くには、謎のグラフィックアートがあった。兄の泉水と、弟の春の兄弟が、事件に関心を持ち謎解きに乗り出していく。過去に辛いできごとを背負った兄弟が、謎解きの先にみる景色とは…。

おすすめポイント

本作のテーマは重力のように重い。しかし、それを常に陽気に振る舞うピエロのように乗り越えようとする姿に本作のよさがある。抗うことができない深刻な悩みにも、家族の絆と温かさで挑んでいく物語。

『魔王』

あらすじ

会社員の安藤は弟の潤也と2人で暮らしている。安藤は自身が念じれば、相手がそれを必ず口にだすことに気づき、この能力を武器に1人の男に立ち向かっていく。5年後の潤也の姿を描いた「呼吸」の中編2つで構成。

おすすめポイント

作中に何度もでてくる海外ドラマ『冒険野郎マクガイバー』からの「考えろ、考えろ」が頭に響いて離れなくなるとともに、50年後を描いた『モダンタイムス』が無性に気になってしまう。憲法改正や踊らされる民衆といったことに、なにも考えずに日常生活に流されているといつか大変なことになるぞ、というメッセージが心に突き刺さってくる作品。

『フーガはユーガ』

あらすじ

兄である常盤優我は仙台市内のファミレスで、一人の男にたいして語りだす。父親からの容赦ない暴力にあった子供時代のこと。一瞬見ただけでは顔の区別がつかない、双子の弟の常盤風我のこと。そして、兄弟の秘密である特別な「アレ」のことが語られていく…。

おすすめポイント

切ないながらも、兄弟の絆とあたたかさに胸が熱くなってしまう。理不尽な状況にあり不運でもあるが、それに立ち向かっていく双子の背中が眩しく感じる。

 

シリーズ小説

死神シリーズ

死神の精度』『死神の浮力』の2作がシリーズ作品。

『死神の精度』

あらすじ

調査員として人間界に派遣される死神の千葉。調査対象となる人間を7日間にわたり調査したのち、その死の可否を判断する。音楽をこよなく愛し冷静でいるが、どこかズレている千葉の目を通して、6つの人生が語られていく連作短編集。

おすすめポイント

「死」を目前に控えた人びとの話であるが、コミカルな掛け合いに思わず微笑んでしまう。死というものを考えることで、普段のなにげない日常がより一層、愛おしく感じることのできる物語。

殺し屋シリーズ

グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』の3作がシリーズ作品。

各作品は関連するものの続編ではなく独立した作品となっているので、どれから読んでも問題はない。ただし、ゆるい繋がりはあるので、時間がゆるすなら出版順に読むことをおすすめします。

【伊坂幸太郎】殺し屋シリーズのすべて

『グラスホッパー』

あらすじ

元教師の鈴木は、妻を殺され復讐しようと裏社会に潜り込む。しかし、復讐相手の男が目の前で車に轢かれてしまう。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の犯行らしいのだ。鈴木はその者の正体を探ろうとあとを追う。一方で、自殺屋の「鯨」、ナイフ使いの「蝉」らも、それぞれの理由で「押し屋」を追っていく。

おすすめポイント

鈴木、鯨、蝉、それぞれの視点で物語は進んでいく。それらがいつの間にか交差して、予想だにしなかった展開に…。殺し屋たちに比べ、ただの一般人である鈴木が、妻との思い出を唯一の武器として駆け抜けていく姿に魅了される。

ギャングシリーズ

陽気なギャングが地球を回す』『陽気なギャングの日常と襲撃』『陽気なギャングは三つ数えろ』の3作がシリーズ作品。

【伊坂幸太郎】陽気なギャングシリーズのすべて

『陽気なギャングが地球を回す』

あらすじ

嘘を見抜く「成瀬」、演説の達人「響野」、スリの天才「久遠」、正確な体内時計をもつ「雪子」、4人は史上最強の銀行強盗のはずだった…。思わぬ誤算が発生し、せっかくの「売上」を逃走中に横取りされてしまう。そこで奪われた「売上」を取り戻そうと動き出す。

おすすめポイント

軽妙でいてテンポよく進むストーリーに、気を楽にしてサクサク読み進めることのできる作品。個性的なキャラクターが繰り広げられる、コメディ劇場にスカッとした読後を味わえる。

チルドレンシリーズ

チルドレン』『サブマリン』の2作がシリーズ作品。

『チルドレン』

あらすじ

独自の世界観を持ち、周囲をいつも困惑させている存在だが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして巻き起こるできごとの数々に、いつの間にか心を温められる連作短編。

おすすめポイント

陣内の行動は、一部だけ見ると無茶苦茶なことをしているように思えるのだが、実は物事の本質を見据えているのだなと、感嘆させられる。憎めない存在のアイツにほっこりさせられ、どこか憧れさえ抱いてしまう不思議な物語。

 

映像化小説

『ゴールデンスランバー』

あらすじ

仙台でおこなわれていた金田首相の凱旋パレード中、突如爆発が起こり首相が死亡した。同時刻、元宅配業の青柳雅春は、旧友に「お前、オズワルドにされるぞ」と告げられ、今すぐ逃げろと促される。突如あらわれた警官は、ためらうことなく拳銃を発砲した。どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣をきせられているようだ。巨大な陰謀からの孤独な逃走劇の幕があがる。

おすすめポイント

警察に追われ、マスコミの報道により一般市民の目も向けられ、逃げても追手がすぐそこに。そんな、スリリングな展開にドキドキとハラハラが止まらない。疾走感とともに、逃走を手助けする人びとの温かさに心地よい風が吹き抜けていく作品。

『フィッシュストーリー』

あらすじ

売れないロックバンドが、最後のレコーディングに挑む。生みだされた曲が「フィッシュストーリー」。時空を飛び越えて奇蹟を巻き起こす。あの黒澤が登場する「サクリファイス」「ポテチ」など、4つのホラ話。

おすすめポイント

軽妙なやりとりに微笑みながらも、読者はいつのまにか、伊坂ワールドにどっぷり浸かっていくことになる。テンポのよい展開に爽快感を味わえるとともに、最後には胸の奥に熱いものを感じる。

『オー!ファーザー』

あらすじ

自由奔放な母親のため、高校生の由紀夫には4人の父親が存在しいる。頭脳明晰「悟」、ギャンブル好き「鷹」、スポーツ万能「勲」、料理が得意で女好き「葵」、見た目も性格も違う4人と一緒に暮らしている。由紀夫が次々に事件に巻き込まれていく。4人の父親は、由紀夫を助けようとし奮闘するのだが…。

おすすめポイント

複雑な家庭環境のように見えるが、由紀夫がピンチになれば、それぞれの得意分野を駆使して守ろうとする姿には、微笑ましさを感じる。トラブルに直面したときに、父親の愛情や人びとの絆を感じることのできる作品。

 

絵本

『クリスマスを探偵と』

あらすじ

舞台はドイツ。浮気調査で探偵のカールが、クリスマスイブの夜に出会った謎に包まれた男。著者が大学のときに初めて書いた小説をリメイクして作られた作品。伊坂ワールドの原点がここに。

おすすめポイント

親子の愛、巧みな構成、伏線の回収、それら伊坂作品に欠かせないものが詰まっている。また、「あの男」の元祖ともいえる人物には感慨深いものがある。ほんのりと心あたたまる聖夜の奇跡。クリスマスシーズンに読むのに最適な一冊。

 

まとめ

どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?

この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

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