こんにちは! 全作品を読んでみたいと思うネイネイ(@NEYNEYx2)です。
今回は、『本屋大賞』の歴代受賞作品とあらすじを一覧にしてご紹介します。
まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。
発表時期
本屋大賞 ノミネート作品発表:1月20日ごろ
本屋大賞、翻訳小説部門、発掘部門の発表:4月10日ごろ
対象作品
本屋大賞:発表の前々年12月1日~前年11月30日までに刊行された日本小説
翻訳小説部門:発表の前々年12月1日~前年11月30日までに日本で刊行された翻訳小説
発掘部門:ジャンルを問わず、前年11月30日以前に刊行された作品
『本屋大賞』のすべて【歴代受賞作品&あらすじ】
2004年の第1回より続いている本屋大賞ですが、幅広い層に支持されており、受賞作はテレビドラマや映画にと映像化されることも多く、近年ますます注目されている文学賞になっています。
2023年(第20回)
2021年12月~2022年11月の作品が対象
『汝、星のごとく』
凪良ゆう
瀬戸内の島で生まれ育った高校生の暁海(あきみ)と、男なしでは生きていけない母にふりまわされ島に転校してきた櫂(かい)。お互いに孤独と欠落を抱えていた2人は、惹かれ合い、すれ違い、そして少しずつ成長していくが…。
生きることの自由さと幸せのあり方について描き出し、ひとつではない愛の物語を紡がれる。
翻訳小説部門(第12回)
2021年12月~2022年11月の作品が対象
『われら闇より天を見る』
クリス・ウィタカー
カリフォルニア州の海沿いの町ケープ・ヘイヴン。30年前にひとりの少女が命を落とした事件は、いまだに町に暗い影を落としている。世の理不尽に抗う日々をおくる自称「無法者」の少女ダッチェスと、親友を自らの証言で刑務所に送ったことを悔いている警察署長ウォーク。
そして、刑期を終えた男が町に帰ってくる。彼の帰還はかりそめの平穏を崩して、ダッチェスとウォークを巻き込んでいく。やがて、新たな悲劇がおこり…。
2022年(第19回)
2020年12月~2021年11月の作品が対象
『同志少女よ、敵を撃て』
逢坂冬馬
独ソ戦が激化する1942年、モスクワ近郊の農村に暮らす少女セラフィマの日常は、突如として奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親のエカチェリーナほか村人たちが惨殺されたのだ。自らも射殺される寸前、セラフィマは赤軍の女性兵士イリーナに救われる。「戦いたいか、死にたいか」――そう問われた彼女は、イリーナが教官を務める訓練学校で一流の狙撃兵になることを決意する。
母を撃ったドイツ人狙撃手と、母の遺体を焼き払ったイリーナに復讐するために。同じ境遇で家族を喪い、戦うことを選んだ女性狙撃兵たちとともに訓練を重ねたセラフィマは、やがて独ソ戦の決定的な転換点となるスターリングラードの前線へと向かう。おびただしい死の果てに、彼女が目にした“真の敵”とは?
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翻訳小説部門(第11回)
2020年12月~2021年11月の作品が対象
『三十の反撃』
ソン・ウォンピョン
1988年ソウルオリンピックの年に生まれ、三十歳になった非正規社員のキム・ジヘ。88年生まれに一番多い名前「ジヘ」と名付けられた彼女はその名の通り、平凡を絵に描いたような大人になっていく。
大企業の正社員を目指すジヘの前に現れたのは、同じ年の同僚ギュオク。彼の提案する社会への小さな反撃を始めることになったジヘは、自身を見つめなおし、本当にしたかったことを考えるように。そして、ついに「本当の自分」としての一歩を踏み出すことになる――。
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ノンフィクション部門(第5回)
2021年7月~2022年6月の作品が対象
『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』
川内有緒
全盲の白鳥建二さんは、年に何十回も美術館に通う。「白鳥さんと作品を見るとほんとに楽しいよ!」という友人マイティの一言で、アートを巡る旅が始まった。絵画や仏像、現代美術を前にして会話をしていると、新しい世界の扉がどんどん開き、それまで見えていなかったことが見えてきた。アートの意味、生きること、障害を持つこと、一緒に笑うこと。白鳥さんとアートを旅して、見えてきたことの物語。
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2021年(第18回)
2019年12月~2020年11月の作品が対象
『52ヘルツのクジラたち』
町田そのこ
「わたしは、あんたの誰にも届かない52ヘルツの声を聴くよ」
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会う時、新たな魂の物語が生まれる。
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翻訳小説部門(第10回)
2019年12月~2020年11月の作品が対象
『ザリガニの鳴くところ』
ディーリア・オーエンズ
ノースカロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。
6歳で家族に見捨てられたときから、カイアはたったひとりで生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女を置いて去ってゆく。
以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせて静かに暮らしていた。しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく……
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ノンフィクション部門(第4回)
2020年7月~2021年6月の作品が対象
『海をあげる』
上間陽子
「海が赤くにごった日から、私は言葉を失った」おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。幼い娘のかたわらで、自らの声を聞き取るようにその日々を、強く、静かに描いた衝撃作。
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2020年(第17回)
2018年12月~2019年11月の作品が対象
『流浪の月』
凪良ゆう
あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。
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翻訳小説部門(第9回)
2018年12月~2019年11月の作品が対象
『ア-モンド』
ソン・ウォンピョン
扁桃体が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。そんな彼は、十五歳の誕生日に、目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。母は、感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」を丸暗記されることで、なんとか“普通の子”に見えるようにと訓練してきた。だが、母は事件によって植物状態になり、ユンジェはひとりぼっちになってしまう。そんなとき現れたのが、もう一人の“怪物”、ゴニだった。激しい感情を持つその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく―。怪物と呼ばれた少年が愛によって変わるまで。
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ノンフィクション部門(第3回)
2019年7月~2020年6月の作品が対象
『エンド・オブ・ライフ』
佐々涼子
「死ぬ前に家族と潮干狩りに行きたい…」患者の最期の望みを献身的に叶えていく医師と看護師たち。最期を迎える人と、そこに寄り添う人たちの姿を通して、終末期のあり方を考えるノンフィクション。
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2019年(第16回)
2017年12月~2018年11月の作品が対象
『そして、バトンは渡された』
瀬尾まいこ
森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。 「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」 身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。
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翻訳小説部門(第8回)
2017年12月~2018年11月の作品が対象
『カササギ殺人事件』
アンソニー・ホロヴィッツ
1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは……。その死は小さな村の人々へ徐々に波紋を広げていく。消えた毒薬、謎の訪問者、そして第二の死。病を抱えた名探偵アティカス・ピュントの推理は――。
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ノンフィクション部門(第2回)
2018年7月~2019年6月の作品が対象
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
ブレイディみかこ
優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。
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2018年(第15回)
2016年12月~2017年11月の作品が対象
『かがみの孤城』
辻村深月
安西こころは中学に入学してすぐに、あることが原因で学校へいけなくなった。居場所がなく家に閉じこもっていたある日、突如として部屋の鏡が光りだした。輝く鏡をくぐり抜けて導かれた先には、見たこともない城があった。そこには、こころと似た境遇の7人がいた。狼面をつけた少女の指令で、どんな願いも叶うという部屋の鍵を探すことになるのだが…。
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翻訳小説部門(第7回)
2016年12月~2017年11月の作品が対象
『カラヴァル 深紅色の少女』
ステファニー・ガーバー
領主の娘として厳しく育てられたスカーレット。父に決められた結婚を数日後にひかえたある日、彼女のもとに、長年の夢だったカラヴァルの招待状が届いた。生まれて初めて島を抜け出し、妹のドナテラと船乗りの青年ジュリアンとともに会場に乗り込む。しかし会場に着いたとたん、ドナテラが姿を消した。
不可思議なことばかりが起こる魔法の世界で、スカーレットはドナテラを見つけ出せるのか。緋色(スカーレット)を名に抱く少女の目の前に広がる、魔法と嘘に満ちた世界。恋に翻弄されながらも、真実を求めて成長する冒険ファンタジー!
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ノンフィクション部門(第1回)
2017年7月~2018年6月の作品が対象
『極夜行』
角幡唯介
ひとり極夜を旅して、四ヵ月ぶりに太陽を見た。まったく、すべてが想定外だった―。太陽が昇らない冬の北極を、一頭の犬とともに命懸けで体感した探検家の記録。
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2017年(第14回)
2015年12月~2016年11月の作品が対象
『蜜蜂と遠雷』
恩田陸
近年その覇者が音楽界の寵児となる芳ヶ江国際ピアノコンクール。自宅に楽器を持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女としてデビューしながら突然の母の死以来、弾けなくなった栄伝亜夜20歳。楽器店勤務のサラリーマン・高島明石28歳。完璧な技術と音楽性の優勝候補マサル19歳。天才たちによる、競争という名の自らとの闘い。その火蓋が切られた。
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翻訳小説部門(第6回)
2015年12月~2016年11月の作品が対象
『ハリネズミの願い』
トーン・テレヘン
親愛なるどうぶつたちへ。きみたちみんなをぼくの家に招待します。……でも、誰も来なくてもだいじょうぶです。ある日、自分のハリが大嫌いで、つきあいの苦手なハリネズミが、誰かを招待しようと思いたつ。さっそく招待状を書き始めるが、手紙を送る勇気が出ない。もしクマがきたら? カエルがきたら? フクロウがきたら? ――臆病で気難しいハリネズミに友だちはできるのか?
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2016年(第13回)
2014年12月~2015年11月の作品が対象
『羊と鋼の森』
宮下奈都
ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った感動作。
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翻訳小説部門(第5回)
2014年12月~2015年11月の作品が対象
『書店主フィクリーのものがたり』
ガブリエル・ゼヴィン
島に一軒だけある小さな書店。偏屈な店主フィクリーは妻を亡くして以来、ずっとひとりで店を営んでいた。ある夜、所蔵していた稀覯本が盗まれてしまい、フィクリーは打ちひしがれる。傷心の日々を過ごすなか、彼は書店にちいさな子どもが捨てられているのを発見する。自分もこの子もひとりぼっち―フィクリーはその子を、ひとりで育てる決意をする。
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2015年(第12回)
2013年12月~2014年11月の作品が対象
『鹿の王』
上橋菜穂子
強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角”。妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが!? たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かう。壮大な冒険が、いまはじまる――!
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翻訳小説部門(第4回)
2013年12月~2014年11月の作品が対象
『その女アレックス』
ピエール・ルメートル
おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが…しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。
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2014年(第11回)
2012年12月~2013年11月の作品が対象
『村上海賊の娘』
和田竜
時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊――。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景だった。海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女。この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く――。
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翻訳小説部門(第3回)
2012年12月~2013年11月の作品が対象
2013年(第10回)
2011年12月~2012年11月の作品が対象
『海賊とよばれた男』
百田尚樹
一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。石油は庶民の暮らしに明かりを灯し、国すらも動かす。「第二の敗戦」を目前に、日本人の強さと誇りを示した男。
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翻訳小説部門(第2回)
2011年12月~2012年11月の作品が対象
『タイガーズ・ワイフ』
テア・オブレヒト
紛争の繰り返される土地で苦闘する若き女医のもとに、祖父が亡くなったという知らせが届く。やはり医師だった祖父は、病を隠して家を離れ、辺境の小さな町で人生を終えたのだという。祖父は何を求めて旅をしていたのか?答えを探す彼女の前に現れた二つの物語―自分は死なないと嘯き、祖父に賭けを挑んだ“不死身の男”の話、そして爆撃された動物園から抜け出したトラと心を通わせ、“トラの嫁”と呼ばれたろうあの少女の話。事実とも幻想ともつかない二つの物語は、語られることのなかった祖父の人生を浮き彫りにしていく―。
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2012年(第9回)
2010年12月~2011年11月の作品が対象
『舟を編む』
三浦しをん
玄武書房に勤める馬締光也は営業部では変人として持て余されていたが、新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられる。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか──。
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翻訳小説部門(第1回)
2010年12月~2011年11月の作品が対象
『犯罪』
フェルディナント・フォン・シーラッハ
一生愛しつづけると誓った妻を殺めた老医師。兄を救うため法廷中を騙そうとする犯罪者一家の末っ子。エチオピアの寒村を豊かにした、心やさしき銀行強盗。―魔に魅入られ、世界の不条理に翻弄される犯罪者たち。弁護士の著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの真実を鮮やかに描き上げた珠玉の連作短篇集。
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2011年(第8回)
2009年12月~2010年11月の作品が対象
『謎解きはディナーのあとで』
東川篤哉
国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な『宝生グループ』のお嬢様。『風祭モータース』の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中だ。大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は”執事兼運転手”の影山。「お嬢様の目は節穴でございますか?」暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに謎を解き明かしていく――
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2010年(第7回)
2008年12月~2009年11月の作品が対象
『天地明察』
冲方丁
四代将軍家綱の治世、ある事業が立ちあがる。それは日本独自の暦を作ること。当時使われていた暦は正確さを失いずれが生じ始めていた–。日本文化を変えた大計画を個の成長物語として瑞々しく重厚に描く時代小説!
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2009年(第6回)
2007年12月~2008年11月の作品が対象
『告白』
湊かなえ
我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。
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2008年(第5回)
2006年12月~2007年11月の作品が対象
『ゴールデンスランバー』
伊坂幸太郎
衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。
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2007年(第4回)
2005年12月~2006年11月の作品が対象
『一瞬の風になれ』
佐藤多佳子
春野台高校陸上部、1年、神谷新二。スポーツ・テストで感じたあの疾走感……ただ、走りたい。天才的なスプリンター、幼なじみの連と入ったこの部活。すげえ走りを俺にもいつか。デビュー戦はもうすぐだ。「おまえらが競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」。
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2006年(第3回)
2004年12月~2005年11月の作品が対象
『東京タワー オカンとボクと、 時々、オトン』
リリー・フランキー
オカン。ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きた人—-。四歳のときにオトンと別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクとオカンは一緒に暮らした。やがてボクは上京し、東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた。「東京でまた一緒に住もうか?」。ボクが一番恐れていたことが、ぐるぐる近づいて来る—-。
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2005年(第2回)
2003年12月~2004年11月の作品が対象
『夜のピクニック』
恩田陸
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。
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