こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。
今回は、原書房より発行されている『本格ミステリ・ベスト10』の海外版である歴代受賞作品とあらすじを一覧にしてご紹介します。
まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。
『本格ミステリ・ベスト10』の国内編は下記からどうぞ。
『本格ミステリ・ベスト10』歴代受賞作品&あらすじ紹介【国内編】
目次(タップできます) |
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2023年2022年2021年2020年 |
2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年2012年2011年2010年 |
2009年2008年2007年2006年2005年2004年2003年2002年2001年 |
10周年 オールベスト・ランキング(2000年~2009年) |
『本格ミステリ・ベスト10』歴代受賞作品&あらすじ紹介【海外編】
2023年版
2021年11月~2022年10月の作品が対象
『2023本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『ポピーのためにできること』
ジャニス・ハレット
イギリスの田舎町にある劇団を主宰するマーティンは、劇団員たちに2歳の孫娘ポピーが難病にかかっていることを伝える。特別な治療をする高額な医療費のために、町をあげて募金活動がはじまった。
しかし、このことが良からぬ事件を引き起こしてしまい。関係者が残した大量のメールや供述調書、新聞記事などの資料の山から導き出される意外な真相とは…。
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2022年版
2020年11月~2021年10月の作品が対象
『2022本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『ヨルガオ殺人事件』
アンソニー・ホロヴィッツ
あの『カササギ殺人事件』から2年。移り住んだクレタ島でホテルを経営するスーザンのもとを、英国から裕福な夫妻が訪ねてきた。彼らが所有するホテルを任されている娘が、ある本の中に8年前におきた殺人の真相を見つけ、その直後に失踪したというのだ。
その本は、編集者時代にスーザンが手がけたものだった。悩んだすえに依頼を受け、英国に向かうのだが…。
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2021年版
2019年11月~2020年10月の作品が対象
『2021本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『その裁きは死』
アンソニー・ホロヴィッツ
誠実なことで評判の弁護士が殺害される。現場の壁には、ペンキで乱暴に描かれた数字の「182」があった。被害者が殺される直前に残した謎の言葉。
脚本した『刑事フォイル』の撮影に立ち会っていたホロヴィッツは、元刑事の私立探偵であるホーソーンに、この奇妙な事件の捜査に引きずり込まれ…。
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2020年版
2018年11月~2019年10月の作品が対象
『2020本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『メインテーマは殺人』
アンソニー・ホロヴィッツ
自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は自分が殺されると知っていたのか? 作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、ドラマ『インジャスティス』の脚本執筆で知りあったホーソーンという元刑事から連絡を受ける。この奇妙な事件を捜査する自分を本にしないかというのだ。かくしてわたしは、きわめて有能だが偏屈な男と行動をともにすることに……。
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2019年版
2017年11月~2018年10月の作品が対象
『2019本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『カササギ殺人事件』
アンソニー・ホロヴィッツ
1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけて転落したのか、あるいは……。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。燃やされた肖像画、屋敷への空巣、謎の訪問者、そして第二の無惨な死。病を得て、余命幾許もない名探偵アティカス・ピュントの推理は――。
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2018年版
2016年11月~2017年10月の作品が対象
『2018本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『13・67』
陳浩基
現在(2013年)から1967年へ、1人の名刑事の警察人生を遡りながら、香港社会の変化(アイデンティティ、生活・風景、警察=権力)をたどる逆年代記(リバース・クロノロジー)形式の本格ミステリー。どの作品も結末に意外性があり、犯人との論戦やアクションもスピーディで迫力満点。
本格ミステリーとしても傑作だが、雨傘革命(2014年)を経た今、67年の左派勢力(中国側)による反英暴動から中国返還など、香港社会の節目ごとに物語を配する構成により、市民と権力のあいだで揺れ動く香港警察のアイデンティティを問う社会派ミステリーとしても読み応え十分。
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2017年版
2015年11月~2016年10月の作品が対象
『2017本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『ささやく真実』
ヘレン・マクロイ
悪趣味ないたずらで、周囲に騒動をもたらす美女クローディア。彼女は知人の研究室から盗みだした強力な自白剤を、自宅のパーティーで飲みものに混ぜてふるまい、宴を暴露大会に変えてしまう。その代償か、夜の終わりに彼女は何者かに殺害された…! 精神科医ウィリング博士が、意外な手がかりをもとに指摘する真犯人は?
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2016年版
2014年11月~2015年10月の作品が対象
『2016本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『そして医師も死す』
D・M・ディヴァイン
診療所の共同経営者を襲った不慮の死は、じつは計画殺人ではないか―市長ハケットからそう言われた医師ターナーは、二ヵ月前に起きた事故の状況を回想する。
その夜、故人の妻エリザベスから、何者かに命を狙われていると打ち明けられたこともあり、ターナーは個人的に事件を洗い直そうと試みるが…。
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2015年版
2013年11月~2014年10月の作品が対象
『2015本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『逃げる幻』
ヘレン・マクロイ
家出を繰り返す少年が、開けた荒野の真ん中から消えた―ハイランド地方を訪れたダンバー大尉が聞かされたのは、そんな不可解な話だった。その夜、当の少年を偶然見つけたダンバーは、彼が何かを異様に恐れていることに気づく。そして二日後、少年の家庭教師が殺される―。
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2014年版
2012年11月~2013年10月の作品が対象
『2014本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『列車に御用心』
エドマンド・クリスピン
人間消失、アリバイ偽装、密室の謎。名探偵フェン教授が難事件に挑む。「クイーンの定員」にも選ばれたロジカルな謎解き輝く傑作短編集。
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2013年版
2011年11月~2012年10月の作品が対象
『2013本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『巡礼者パズル』
パトリック・クェンティン
従軍で精神を病んだダルースは一時的に妻アイリスと離れることを決意。それが功を奏して復調したダルースは、妻のいるメキシコへと発った。アイリスに新しい恋人がいるとも知らずに…。
愛と金が絡み合う人間関係に否応なく巻き込まれていくダルース。愛する者のために奮戦する彼を待っている結末とは。
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2012年版
2010年11月~2011年10月の作品が対象
『2012本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『三本の緑の小壜』
D・M・ディヴァイン
ある日、友人と遊びにいった少女ジャニスは帰ってこなかった―。その後、ジャニスはゴルフ場で全裸死体となって発見される。有力容疑者として町の診療所勤務の若い医師が浮上したものの、崖から転落死。犯行を苦にしての自殺と目されたが、また少女が殺されてしまう。危険を知りながら、なぜ犠牲に?真犯人への手掛かりは意外にも…。
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2011年版
2009年11月~2010年10月の作品が対象
『2011本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『ベヴァリー・クラブ』
ピーター・アントニイ
嘘つきに強欲、ペテンに札付き前科者。「そして誰も…がだまされた」豊かな物語、謎の魔力、芳香漂う大人のヴィンテージ・ミステリ。『スルース』『衣裳戸棚の女』の奇才が挑んだ英国ミステリの粋。
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2010年版
2008年11月~2009年10月の作品が対象
『2010本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『災厄の紳士』
D・M・ディヴァイン
根っからの怠け者で、現在ではジゴロ稼業で糊口を凌いでいるネヴィル・リチャードソンは、一攫千金の儲け話に乗り、婚約者に捨てられた美人令嬢のアルマに近づく。
気の強いアルマにネヴィルは手を焼くが、計画を仕切る“共犯者”の指示により、着実にアルマを籠絡していく。しかしその先には思わぬ災厄が待ち受けていた…。
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2009年版
2007年11月~2008年10月の作品が対象
『2009本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『ウォリス家の殺人』
D・M・ディヴァイン
人気作家ジョフリーの邸宅“ガーストン館”に招かれた幼馴染のモーリス。最近様子のおかしいジョフリーを心配する家族に懇願されての来訪だった。
彼は兄ライオネルから半年にわたり脅迫を受けており、加えて自身の日記の出版計画が、館の複雑な人間関係に強い緊張をもたらしていた。そして憎み合う兄弟は、暴力の痕跡を残す部屋から忽然と姿を消した。
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2008年版
2006年11月~2007年10月の作品が対象
『2008本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『狂人の部屋』
ポール・アルテ
ハットン荘のその部屋には、忌まわしい過去があった。百年ほど前、部屋に引きこもっていた文学青年が怪死したのだ。死因はまったくの不明。奇怪なことに、部屋の絨毯は水でぐっしょりと濡れていた…以来、あかずの間となっていた部屋を現在の当主ハリスが開いた途端に、怪事が屋敷に襲いかかった。
ハリスが不可解な状況のもとで部屋の窓から墜落死し、その直後に部屋の中を見た彼の妻が卒倒したのだ。しかも、部屋の絨毯は百年前と同じように濡れていた。はたして部屋で何が起きたのか?さすがのツイスト博士も困惑する、奇々怪々の難事件。
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2007年版
2005年11月~2006年10月の作品が対象
『2007本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『魔王の足跡』
ノーマン・ベロウ
ある雪の朝、英国の田舎町ウィンチャムに謎の足跡が出現した。まっさらな新雪に覆われた道の中央に突如現れた蹄の足跡を辿る一行は、野原の真ん中に立つ一本のオークの木へ行き着き、大枝からぶら下がった男の死体を発見する。
蹄の足跡はそこでぷっつりと途切れ、足跡の主はそこから虚空へ飛び立ったとしか思えない状況だった。しかも、問題の木には、昔魔女が縛り首になったという伝説があるという。
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2006年版
2004年11月~2005年10月の作品が対象
『2006本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『骨と髪』
レオ・ブルース
「従妹のアンが行方不明になった。財産狙いで夫が殺して逃げたにちがいない」。依頼を受けたキャロラス・ディーンが調査を進めてるうち、次第に不可解な事実が明らかになってきた。かつて夫婦が住んでいた場所でもアンは失踪し、やはり夫が殺して逃げたという噂が流れていた。
しかしその「アン」はキャロラスが探しているアンとは別人としか思えない。背格好も性格も違いすぎるのだ。しかし本当に別人なのか?
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2005年版
2003年11月~2004年10月の作品が対象
『2005本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『赤い霧』
ポール・アルテ
1887年英国。ブラックフィールド村に、『デイリー・テレグラフ』の記者と名乗る男が十年振りに帰郷する。昔、この村で起こった密室殺人事件を、正体を隠して調べ直そうというのだ。
十年前、娘の誕生日に手品を披露する予定だった父親が、カーテンで仕切られた密室状態の部屋で、何故か背中を刺されて死んでいた。当時の関係者の協力を得て事件を再調査するうちに新たな殺人事件が起こり…。
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2004年版
2002年11月~2003年10月の作品が対象
『2004本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『死が招く』
ポール・アルテ
内側から錠がかかった密室状態の書斎で、ミステリ作家が煮えたぎる鍋に顔と両手を突っ込み銃を握りしめて死んでいた。傍らの料理は湯気が立っているのに、何故か遺体は死後二十四時間以上が経過していた!
しかも、この現場の状況は、作家が構想中の小説『死が招く』の設定とそっくり同じだった…。エキセントリックな作家、追い詰められた夫人、奇術師、薄気味悪い娘、双子の兄弟、屍衣を纏った謎の老人―曰くありげな人物たちが織り成す奇怪な殺人ドラマ。
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2003年版
2001年11月~2002年10月の作品が対象
『2003本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『第四の扉』
ポール・アルテ
密室で夫人が自殺して以来、奇怪な噂の絶えないダーンリーの屋敷。幽霊が歩き回るというこの家に移り住んできた霊能者の夫妻は、関係者を集めて交霊実験を試みる―それは新たな事件の幕開けだった。死体を担ぐ人影。別の場所で同時に目撃された男。そして呪われた部屋に再び死体が現れる…
奇術のごとく繰り出される謎また謎! 各探偵の語る最後の一行が読者にとどめを刺す!
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2002年版
2000年11月~2001年10月の作品が対象
『2002本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『ジャンピング・ジェニイ』
アントニイ・バークリー
屋上の絞首台に吊された藁製の縛り首の女―小説家ストラットン主催の“殺人者と犠牲者”パーティの悪趣味な余興だ。ロジャー・シェリンガムは、有名な殺人者に仮装した招待客のなかの嫌われもの、主催者の義妹イーナに注目する。そして宴が終わる頃、絞首台には人形の代わりに、本物の死体が吊されていた。
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2001年版
1999年11月~2000年10月の作品が対象
『2001本格ミステリ・ベスト10』のあらすじ紹介【国内編&海外編】
『ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件』
ボルヘ・ルイス・ボルヘス、アドルフォ・ビオイ=カサーレス
身に覚えのない殺人の罪で21年の懲役刑に服している元理髪店の主人ドン・イシドロ・パロディが、273号独房から一歩も外に出ることなく解決する六つの難事件。
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10周年 オールベスト・ランキング
2000年~2009年の作品が対象
『騙し絵の檻』
ジル・マゴーン
「…被告に終身刑を命じる。最低でも十五年間の懲役は…」無実だとの叫びもむなしく、ビル・ホルトは冷酷な殺人犯として投獄された。十六年後、仮釈放された彼は、真犯人を捜し始める。自分を罠に嵌めたのは誰だったのか?次々に浮かび上がる疑惑と仮説。そして、終幕で明らかにされる驚愕の真相。
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