東野圭吾おすすめ小説【ジャンル別】まず読むならコレ

東野圭吾おすすめ小説【ジャンル別】まず読むならコレ

こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。

東野圭吾さんの作品は映画化やドラマ化されることも多く、元エンジニアだったことから、科学を題材にした作品や密室などのトリックなどが特徴的です。

今回はそんな、東野圭吾さんの本の中から『おすすめ小説』をジャンル別にてご紹介します。

まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。

 

もくじ
ミステリー小説
短編小説
サスペンス小説
SF小説
ファンタジー風小説
青春小説
恋愛小説
家族小説
ヒューマンドラマ小説
社会派小説
シリーズ小説
映像化小説

 

東野圭吾おすすめ小説【ジャンル別】

東野圭吾さんは、1958年2月4日生まれの大阪市生野区出身。中学生までは読書少年というわけではなかったという。高校生のとき推理小説に初めて嵌り、この頃から小説を書くようになる。

大阪府立大学工学部を卒業したのち、日本電装株式会社(現デンソー)にエンジニアとして入社。働くかたわらで、小説の執筆をし、1985年に『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞し、翌年から上京して専業作家としてのキャリアをスタートさせます。

なかなかヒット作に恵まれず、厳しい時代が続いたが、1998年に『秘密』で大ブレイクする。その後は、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞するなど着実に人気作家への階段をのぼっていきます。

エンジニア出身ということもあり、理系の専門的な知識が作品に取り入れられています。また、人びとの繋がりや心情を描きとったものが多いのも特徴の一つとなってます。

「東野圭吾」作品一覧のすべて!【新刊&文庫本を紹介】

 

ミステリー小説

『仮面山荘殺人事件』

あらすじ

製薬会社社長の森崎伸彦が所有する山荘に8人の男女が集まっていた。そんな中、逃亡中の銀行強盗が逃げ込んできた。外部との接触を断たれた8人は、脱出を試みるがことごとく失敗に終わってしまう。張り詰めた緊張感がただよう状況で、1人が殺されてしまう。しかし、現場の状況からは、銀行強盗の犯行ではありえなかったのだ。残された7人の男女は互いに疑心暗鬼にかられていく…。

おすすめポイント

緊迫した雰囲気を味わいながらも、犯人の予想当てに夢中になり、クローズド・サークルの謎解きを堪能することができる。仮面で覆われていた素顔に、してやられてしまう。

『むかし僕が死んだ家』

あらすじ

「あたしには幼い頃の思い出が全然ないの」。7年前に付き合っていた元恋人の沙也加の記憶を取り戻すため、私は彼女と「幻の家」を訪れた。そこは、人がめったに立ち入ることのない山中にひっそりと構える異国調の小さな白い家だった。そこで待ち受ける驚くべき真実とは…。

おすすめポイント

2人で探索していくなかで、徐々に記憶の断片が戻っていくさまにドキドキさせられ、物語に引き込まれていく。舞台となるのは家のみ。だが、そこに散りばめられたストーリーに魅せられ、パズルの完成が待ち遠しくなる作品。

『聖女の救済』

あらすじ

IT会社の社長である真柴義孝が毒殺された。毒物混入の方法は不明。離婚を告げられていた妻の綾音が怪しいとされたが、彼女には鉄壁のアリバイがあった。内海刑事は、独断で湯川学に捜査の協力を依頼するのだが…。

おすすめポイント

湯川に「これは完全犯罪だ」といわしめたスキのない妻。あろうことか容疑者に心惹かれてしまう草薙の恋の行方も気になるところだ。内海刑事の鋭い洞察力、湯川が草薙刑事を信頼している理由があらわになる。2人の刑事が物語にスパイスを加え、湯川のアリバイ崩しに華を添えている。

『沈黙のパレード』

あらすじ

商店街にある定食屋の看板娘の佐織が行方不明になり、数年後に遺体となって発見された。容疑者である蓮沼は、草薙と因縁があり、かつて、少女殺害事件で無罪となった男だった。だが、今回も証拠不十分で釈放され、町に不穏な空気が漂う。町をあげての秋祭りのパレード当日に遺体が発見される。復讐劇はいかに成し遂げられたのか、湯川が事件解決に乗りだすのだが…。

おすすめポイント

容疑者とされる看板娘の遺族と関係者には鉄壁のアリバイが存在しており、そのアリバイトリックと殺害方法が最大の焦点となっている。二転三転していく謎解きとともに、人情味あふれる町の人びとの想いに温かみを感じる。

 

短編小説

『犯人のいない殺人の夜』

あらすじ

屋上から親友が落ちて死んだ。目撃証言から自殺とされようとしているが、俺はそうとは思えない…。(「小さな故意の物語」)アーチェリーの選手であった望月直美が死んだ。死ぬ直前に直美はビデオメッセージを残していた。その理由とは…。(「さよならコーチ」)岸田家の中で女性が殺害された。しかし、その家には死体がなければ犯人もいない…。(「犯人のいない殺人の夜」)

おすすめポイント

ちょっと捻りの効いた、余韻を味わうことのできる7つの短編集。ほんのりと苦味のある後味がクセになる、ライトなイヤミス集。

『怪しい人びと』

あらすじ

部屋を友人に貸した翌朝、見たことのない女が寝ていた。友人に問いただしても、そんな女は知らないといわれ…。(「寝ていた女」)休日明けの朝、工場の休憩室で1人の男が殺された。だが、入口には鍵がかかっていて…。(「死んだら働けない」)

おすすめポイント

怪しいヤツたちを詰め込んだ、7つの短編集。ちょっとエッジの効いた話を、気軽に読み進めることができる作品集。

『素敵な日本人』

あらすじ

娘の結婚相手のことで父は悩んでいた。雛人形を指差して娘は大丈夫と告げるのだった。亡き妻の秘密がそこに…。(「今夜は一人で雛祭り」)独身女性のエリーが子育てを疑似体験するため、レンタルで赤ちゃんロボットを借りたところ…。(「レンタルベビー」)貧しい生活から抜け出すためお祈りにいった神社で、1匹の猫にであった。それから毎日、神社に通うのだが…。(「サファイアの奇跡」)

おすすめポイント

正月や雛祭りの四季折々の行事を題材にした話から、ミステリーあり、心温まる家族の話まで、バラエティに富んだ話をさらりと読むことのできる9つの短編集。著者の世界観をギュッと詰め込んだ作品集。

 

サスペンス小説

『変身』

あらすじ

成瀬純一が目を覚ますと、そこはベットの上だった。事故にあって頭に大怪我を負い、世界初の脳移植手術が行われた。それまで見ていた周りの風景が一変する。愛していたはずの恋人を疎ましく思い、手術後に性格が変わっていくのを、自分では止めることができずにいた。自己崩壊の恐怖を感じた純一は、自分に移植されたドナーに疑念を抱いていく…。

おすすめポイント

自身の人格を別の誰かに乗っ取られるのでわないかという恐怖と苦悩が、強烈なインパクトを読者に与えてくる。失われつつある人格に、人の死とは、生きることとは、ということを考えずにはいられない。失われつつある自分に抗っていく姿は、切くも心打たれる物語。

『天空の蜂』

あらすじ

「天空の蜂」を名乗るテロリストに、超大型の自動操縦ヘリコプターの制御を奪取された。しかもそこには、大量の爆薬が積まれていた。原子炉の真上でホバリングしたまま時間だけが刻々と過ぎ去っていく。ヘリの燃料が尽きるまで残り8時間、タイムリミットは迫っていた…。

おすすめポイント

あって当然と思われるものでも時にはそれが牙を剥く、東日本大震災のあと原発問題に関心を持つなかで、よりその大きさを感じる。そのことについて、無関心ではいられない。思わず手に汗握るスリリングな展開とリアリティに息を呑む。

『使命と魂のリミット』

あらすじ

ある思いを胸に秘めて心臓外科医を目指している氷室夕紀。そんなとき、研修医として彼女が働いている帝都大学病院に脅迫状が届いた。「医療ミスを公表しなければ病院を爆破する」というものだが、病院側はそれを否定するのだが…。

おすすめポイント

夕紀は父が手術のすえに死んだことに疑念を抱いていた。このイメージが前半は強いが、後半に向かうにつれ違った様相になっていく。その人しか果たせない使命を、懸命に成し遂げようとする姿に魅せられる。

 

SF小説

『パラドックス13』

あらすじ

13時13分13秒、街は一変して人はいなくなった。無人となった東京に残されたのは、年齢も性別もさまざまな13人の男女。他の者はどこに消えてしまったのか。襲いくる大雨と地震、瓦礫の山に覆い尽くされている街。この過酷な状況のなかで、生き抜くために選択を迫られていく…。

おすすめポイント

人が極限の状態に追い込まれて、生き残りをかけた選択を迫られたら、そこに善悪は存在するのか、これまで信じてきた価値観が次第に崩壊していく。予想もつかない状況に置かれたとき、目の当たりにする人間の心理を投げかけられる物語。

 

ファンタジー風小説

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』

あらすじ

3人の男たちは悪事を働いて古い家に逃げ込んでいく。かつてその雑貨店は、どんな悩み相談にも答える店主・浪矢雄治がいる店であった。そんな廃業している店内に、シャッターの郵便口から突然に、悩み相談の手紙が落ちてくるのだった。それは、時空を超えて過去から投函されたと思われる手紙であった。3人は戸惑いながらも返事を書くのだが…。

おすすめポイント

人びとの悩み相談をしていくことで、3人の心にも変化が生まれてくる。その様子を目の当たりにした読者の心にも響くものがある。切実な悩みに誠実に向き合っていく、その姿に心があたたかくなる。もっとも泣けると評される感動ミステリー。

『秘密』

あらすじ

杉田平介は自動車部品メーカーで働き、妻の直子と小学5年生の娘の藻奈美と平凡な日々を送っていた。しかし、長野の実家への帰省のため直子と藻奈美が乗ったバスが事故に遭い、崖から転落してしまう。妻は命を落とし、娘はどうにか意識を回復するのだった。だが、その娘の体に宿っていたのは、亡くなったはずの妻の魂であった。杉田家の切くも不思議な「秘密」の暮らしが幕をあげた…。

おすすめポイント

平介が失ったのは、妻なのか娘なのか。そんな彼女への接し方に苦悩する様子が痛々しくもある。「秘密」の本当の意味を理解したとき、込み上げてくるものを抑えられない。

『時生(トキオ)』

あらすじ

難病ゆえに短い生涯を迎えようとしていた息子。宮本拓実は妻に、今から20年以上前にあった青年との思い出を語りはじめた。定職に就かずどうしようもなかった若者の拓実は「トキオ」と名乗る青年とともに、謎を残して行方知れずになった恋人の千鶴のあとを追っていく…。

おすすめポイント

ダメダメな男だった拓実が、人びととの出会いを通じて、自身と向き合い少しずつ変わっていく。人のつながりの大切さにあらためて気づかされる。父親のピンチを息子が過去にタイムトリップして救う、切くも心温まる作品。

『クスノキの番人』

あらすじ

盗みを働いて警察に捕まってしい起訴を待つ身となっていた直井玲斗。そんなとき、見知らぬ弁護士があわられ、取引を持ちかけられた。依頼人の命令に従えば釈放してくれる内容に、あやしみつつも玲斗は条件を受け入れる。依頼人は、柳澤千舟という知らない女性であったが、玲斗の祖母なのだという。そして、命令をいわれる。「あなたにしてもらいたいことーーそれはクスノキの番人です」というものだった…。

おすすめポイント

「その木に祈れば、願いが叶う」というクスノキにどんな意味があるか玲斗は知らされていない。クスノキの番人をしながら自身でその謎を追うことになる。クスノキに祈念に訪れる人びとの想いにふれたとき、熱いものが込みあげてくる。

 

青春小説

『魔球』

あらすじ

春の選抜高校野球大会、優勝候補にたいして開陽高校は1対0とリードしていたが、9回裏2アウト満塁の大ピンチを迎えていた。開陽のエースである須田武志が、この正念場で相手の四番打者に投げた球は、揺れて落ちる魔球であった。この大会後まもなくして捕手であった北岡明が、愛犬とともに刺殺体で発見された…。

おすすめポイント

事件に隠された真相がわかるにつれ、須田武志の人柄があらわになり、感情移入を余儀なくされるとともに物語に深みが増していく。切なさのなかにも、家族を想う姿には心を揺り動かされる作品。

 

恋愛小説

『パラレルワールド・ラブストーリー』

あらすじ

敦賀崇史は、親友の恋人がかつて一目惚れをした女性であったことに驚き、嫉妬に苛まれる。ところが、ある朝、目を覚ますと親友の彼女が、なぜか自分の恋人として隣にいた。混乱する崇史は、本当の現実を取り戻すため、記憶と真実を巡ることに…。

おすすめポイント

交差する2つの世界に翻弄されながら、恋と友情に苦悩する想いに切なさもある。二転三転するストーリーに混乱しながらも、真実と恋の行方に目が離せなくなる、一味違うラブストーリー。

『恋のゴンドラ』

あらすじ

結婚を控えた広太は、合コンで仲良くなった桃美とスノボ旅行へ。だが、ゴンドラに乗ってきた1人は、婚約者の美雪だった。顔をゴーグルとマスクで覆い隠し、山頂まで気づかれずにやり過ごせるのか…。真冬のゲレンデで繰り広げられる男女の恋愛劇。

おすすめポイント

短編集であるが、物語につながりがある構成になってり、作品内でのリンクを楽しめる。恋愛コメディを観ているように気軽さも一つの魅力である。冬のスキー場を舞台に繰り広げられる男女の恋の駆け引きに胸が高鳴る作品集。

 

家族小説

『流星の絆』

あらすじ

幼いころ3兄妹は、流星群を見にいった夜に、何者かに両親を惨殺されていた。14年の歳月が過ぎ、互いだけを信じて、世の中を敵視して生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後のチャンスが訪れた。3人で練りあげた完璧なはずの復讐計画。思わぬ誤算は、妹の恋心であった。

おすすめポイント

不遇な人生ながらも兄妹の絆の深さで乗り越えてきた。そんな3人の前におとずれた復讐の機会に、ハラハラさせられながらも、スリリングな展開には手に汗握ること必死。涙なしには見られない真相に、心を揺さぶられる作品。

『赤い指』

あらすじ

住宅街で少女の遺体が発見された。疑いの目を向けられたのは、平凡な家族。どんな悪夢がこの家族を狂わせてしまったのか。「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身の手によって明かされなければならない」加賀恭一郎がいい放った言葉の意味はなんなのか…。

おすすめポイント

事件とは別に、加賀恭一郎の父親が末期ガンで病院に入院しているが、見舞いには行かなかった。彼の複雑な家庭環境が見え隠れするのも本作のみどころの一つである。犯罪を越えたその先に、深い闇が待ち受ける。家族のありかたを問いかける物語。

『希望の糸』

あらすじ

小さな喫茶店のオーナーの女性が殺された。捜査線上に浮上した常連客の男。災害で2人の子どもを亡くした彼は、深い苦悩に苛まれていた。それぞれの家族の運命が複雑に絡みあいながら交差していく。若き松宮刑事が事件に隠された真実に挑む。どうしたら、本当の家族になれるかを問う。

おすすめポイント

悩みを抱えながら過ごしいる家族の葛藤や心情それらがやがて、温かみへと変化していく。松宮修平が主人公ということで、加賀恭一郎を彷彿とさせる彼の存在も魅力のひとつである。さまざまな「家族のかたち」を描いた作品。

 

ヒューマンドラマ小説

『白夜行』

あらすじ

1973年、大阪の廃墟ビルで質屋の男が殺された事件があった。疑わしい容疑者は挙がったが、結局、事件は迷宮入りした。被害者の息子である桐原亮司と、容疑者の娘である西本雪穂はそれぞれ別々の道を歩む。しかし、2人のまわりで恐ろしいトラブルの痕跡が多発していた。だが、そこに証拠はない。そして、19年の時が流れ…。

おすすめポイント

主人公である亮司と雪穂の心理について語られることはなく、読者はそれを想像して補うしかありません。そこが本作の特徴であり独特の世界観をつくっている。心を失った者たちの悲劇に胸が締めつけられる。2人が抱えた闇が、禍々しくも美しく光る物語。

『悪意』

あらすじ

人気作家の日高邦彦が自宅で殺された。第一発見者は、その妻と昔からの親友であった。加賀恭一郎は、日高の親友である野々口修が書いた「事件に関する手記」に関心を持つ。加賀は聞き込みや推理から、野々口の手記に疑問を感じるようになる。やがて犯人はわかるが、犯行にいたった「動機」は決して語ろうとしなかった…。

おすすめポイント

本作は、犯人を探すのではなく、犯行動機を解き明かすことを主にした「ホワイダニット」の作品になっている。人はなぜ人を殺すのか。その「悪意」に気がついたときハッとさせられる物語。

『宿命』

あらすじ

初恋の女性とやむなく別れなければならなかった高校時代、その後に和倉勇作は警察官となった。そんな男の前に殺人事件の容疑者としてあらわれたのは、学生時代の宿敵である男だった。しかも、恋の女性の夫になっていたのだ。この男との宿命の対決が幕をあげる…。

おすすめポイント

殺人事件の謎もあるが、本作の核となるのは翻弄され続ける2人の宿命に隠された真実が、物語を大いに盛りあげている。時をこえて相対する境遇のまったく違う2人、その宿命に胸が熱くなる。

『夢幻花』

あらすじ

退職後、植物を育てながら穏やかな日々を過ごしていた老人の秋山周治が殺された。孫娘の梨乃は、祖父が育てていた黄色い花がなくなっていることが気になり、ブログに花の写真をアップする。そのことで蒲生蒼太と知り合い、2人で真相を追求していくのだが…。

おすすめポイント

将来に不安を感じていた梨乃、家族に疎外感を抱いていた蒼太が、真相を探るなかで人として成長していくさまには、爽快さすら感じられる。江戸時代に消滅した幻の「黄色いアサガオ」。禁断の花をめぐり交差していく、宿命を背負いし者の想いに引き込まれる。

 

社会派小説

『手紙』

あらすじ

武島剛志は弟を大学に入れるため、金欲しさに空き巣に入り殺人を犯してしまう。刑務所に入った剛志は、月に1度、弟の直貴のもとに、手紙を送る。人生のあらゆる場面で、「強盗殺人犯の弟」という足かせが付き纏っていく。それでも、理解を示してくれる女性と出会い家庭を持った直貴は、ある決意をするのであった…。

おすすめポイント

犯罪加害者の家族をテーマに、その過酷さと苦悩が痛いほど伝わってくる。罪というものの重みを深く考えさせられる。犯罪者の家族というレッテルを抱えながらも、必死に生きようとする姿に胸を締めつけられる作品。

『人魚の眠る家』

あらすじ

播磨和昌と薫子の夫婦間では、娘の小学校受験が終わったら離婚するとしていた。しかし、娘の瑞穂がプールで溺れ、脳死状態であることが医師から告げられる。和昌は、最先端技術を使った驚く方法で、娘との生活を続けていこうとする。その決断が家族の運命を徐々に狂わせていく…。

おすすめポイント

「脳死」というテーマをもとに家族の苦悩と葛藤が描かれ、我が子を愛するが故の狂気に引き込まれてしまう。脳死という現実に、子どもを持つ親として、どう向き合えばよいかを問いかけられる。

『さまよう刃』

あらすじ

長峰重樹の1人娘である絵摩が死体で発見された。花火大会の帰りに、未成年の少年たちに侮辱を受けた末の遺棄だった。長峰のもとに犯人を告げる謎の密告電話がかかってきた。迷いながらも娘の復讐に動いていく…。

おすすめポイント

被害者家族のやり場のない怒りや憤りには目を背けたくなるが、それが現実でおきている遺族の心情だと思うと胸が苦しくなる。法で守るべきは誰なのか、正義とは何なのか、少年犯罪に一石を投じるテーマに重くも心に突き刺さる物語。

『虚ろな十字架』

あらすじ

中原道正と小夜子の夫婦は一人娘を強盗に殺害された。のちに犯人は死刑判決がでたのを機に、夫婦は離婚した。数年後、別れた妻の小夜子が刺殺されてしまった。犯人は自首してきて、情状酌量が認められそうであった。死刑求刑を願っている小夜子の両親に、元夫として中原も相談にのっていく…。

おすすめポイント

死刑制度はだれを救えるのか、償うということの意味は、死んだ者はもう戻ってこないという虚しい現実、それらを強烈に訴えかけてくる。遺族となった者の感情はどこに向かえばいいのか。加害者はどうあるべきなのか、答えの出ない問いを投げつけられる。

 

シリーズ小説

ガリレオシリーズ

探偵ガリレオ』『予知夢』『容疑者Xの献身』『ガリレオの苦悩』『聖女の救済』『真夏の方程式』『虚像の道化師』『禁断の魔術』『沈黙のパレード』の9作がシリーズ作品。

各作品は関連するものの続編ではなく独立した作品となっているので、どれから読んでも問題ありません。

【東野圭吾】ガリレオシリーズのすべて

『容疑者Xの献身』

あらすじ

高校教師である石神は、天才数学者でありながら不遇な生活をおくっていた。娘の美里と2人で暮らす隣人の花岡靖子に秘かな想いを寄せていた。あるとき、前夫である富樫が居場所を特定して訪ねてくるのであった。金を無心し、暴力をふるう富樫に耐えかねて、靖子と美里は殺してしまう。2人の状況を察した石神は、救うために完全犯罪を企てる。しかし、石神と大学時代の親友でもある、天才物理学者の湯川学が、捜査に加わり真相に近づいていくのだが…。

おすすめポイント

天才vs天才の攻防に目が離せないだけでなく、湯浅の親友を思いやり苦悩する姿も見どころである。湯浅が天才と認めた男が企てた完全犯罪、そこに隠された切なくも驚くべき真実に、あふれでる感情を抑えきれない。

加賀恭一郎シリーズ

卒業』『眠りの森』『どちらかが彼女を殺した』『悪意』『私が彼を殺した』『嘘をもうひとつだけ』『赤い指』『新参者』『麒麟の翼』『祈りの幕が下りる時』『希望の糸』の11作がシリーズ作品。

各作品は関連するものの続編ではなく独立した作品となっているので、どれから読んでも問題はない。しかしながら、加賀恭一郎がどのような人生を歩んできたのか、家庭環境がどうだったのかを、理解して読み進めることでより深く物語に入り込める作品もあるので、時間にゆとりがあるなら出版順に読むことをおすすめします。

【東野圭吾】加賀恭一郎シリーズのすべて

『新参者』

あらすじ

日本橋で独り暮らしの女性が絞殺された。日本橋に着任まもない加賀恭一郎は、右も左もわからない土地を歩き、手掛かりを探っていく。彼の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。すべての点がつながったとき事件の全体像が見えてくる。

おすすめポイント

事件には関係のない下町で暮らす人びとの小さな謎を解いていくうちに、事件の真相が浮かびあがる構成になっている、9つの連作短編集。事件で傷ついた人びとを救っていく加賀恭一郎の姿に、彼の人柄がうかがえる作品。

マスカレードシリーズ

マスカレード・ホテル』『マスカレード・イブ』『マスカレード・ナイト』の3作がシリーズ作品。

各作品は関連するものの続編ではなく独立した作品となっているので、どれから読んでも問題ありません。

【東野圭吾】マスカレードシリーズのすべて

『マスカレード・ホテル』

あらすじ

都内で3つの殺人事件がおきた。殺人事件現場に残された奇妙な暗号。どうやら次の犯行場所は、一流ホテルの「ホテル・コルテシア東京」と推測された。刑事の新田浩介は、ホテルマンに扮して潜入捜査する。彼の教育係としてフロントクラークの山岸尚美が選ばれ、2人でホテルにあらわれる怪しげな客に向かっていく。

おすすめポイント

容疑者もターゲットも不明のなか、繰り広げられるホテル内の攻防に息を呑む。悪を暴きだそうと目を光らせる刑事とお客さまをおもてなしする女性の対比も魅力である。仮面に隠された真実に挑む、立場の違う2人がおりなす正義感に心踊らされる物語。

 

 

映像化小説

『プラチナデータ』

あらすじ

DNA捜査システムによって国民の遺伝子情報から犯人を特定でき、検挙率も格段にあがっていた。そんな中で、連続殺人事件が発生してしまう。システムの検索結果は「NOT FOUND」。同じ頃、システムの開発者までもが殺害された。神楽龍平はシステムを使用して犯人を特定しようとするが、解析結果が示した犯人は、神楽自身であった…。

おすすめポイント

追う側の人間から、一転して追われる側の人間になってしまった者の逃走劇。陰謀の影が見え隠れする中で、警察の包囲網をくぐり抜けながら、たどり着こうとする真相にハラハラさせられる。事件の謎である『プラチナデータ』という言葉の意味に気づいたとき、人間の心の奥底を覗いたように感じる物語。

『真夏の方程式』

あらすじ

夏休みに少年・恭平は、玻璃ヶ浦にある親戚が経営する旅館で過ごすことになった。一方、海底鉱物資源開発の説明会にアドバイザーとして訪れた湯川も、恭平の親戚の旅館に宿泊することになった。翌朝、宿泊客の男の変死体が発見される。当初、堤防から誤って転落したとみられていたのだが。これは事故なのか、殺人なのか。湯川がたどり着いた真実とは…。

おすすめポイント

子ども嫌いのはずの湯川と少年との交流が軸となって描かれ、少年に科学の魅力を伝える姿が新鮮に写る。また、環境保護についての湯川の見解も興味深い。ある人物の一生が歪められるかもしれない事態に、湯川の人間味が見え隠れし、彼の優しさに触れることのできる作品。

『麒麟の翼』

あらすじ

日本橋の上で、胸にナイフが刺さった男が力つきた。一方で、不審な若い男が逃走中にトラックにはねられて、昏睡状態になっていた。はたして、犯人は若い男なのだろうか。瀕死の状態で被害者が日本橋まで歩いたのはなぜなのか。事件に隠された真相に加賀恭一郎と松宮脩平が挑んでいく。

おすすめポイント

事件のなぞ以外にも、下町の人情味や人びとのあたたかさを感じる。また、人として大切なものを教えられたように思う。加賀恭一郎の人情ある人柄に癒され、心に深く刻み込まれる言葉の数々に胸を熱くさせられる。

『祈りの幕が下りる時』

あらすじ

幼なじみの演出家をたずねて上京した女性が遺体となって発見された。捜査一家の松宮は近くで発生していたホームレス焼死事件との関連を疑っていた。その遺品の中に「日本橋にある12箇所の名前」があったという情報に加賀恭一郎は激しく動揺する。なぜなら、彼の亡くなった母親につながっていたからだ。

おすすめポイント

謎解きの楽しみはもちろんのこと、人間ドラマとしての要素も強く感じることができ、こと家族のつながりや心情を深く描きだしている。シリーズ最大の謎である加賀恭一郎はなぜ「新参者」になったのかが解き明かされる作品。

『ラプラスの魔女』

あらすじ

遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故があいついだ。地球化学を専門とする青江は、現場で謎の若い娘・円華を目撃する。彼女はひとりの青年の行方を追っているようなのだ。そして2カ月後、遠く離れた別の温泉地でも同じような硫化水素の犠牲者が出る……。

おすすめポイント

未来を見通すかのような円華の正体とは、彼女が追っている青年とは、作為的には不可能に思える事故を引き起こす方法とは、謎が謎を呼ぶことで抑えられない好奇心が先行していく。リアリティを残しつつも近未来を思わせる謎に惑わされる、過去作とは一味違った空想科学ミステリー。

 

まとめ

どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?

この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

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