こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。
普段の生活では体験することのない、見知らぬ世界を冒険する愉しさを味わうことのできるファンタジー小説。
今回はそんな、幻想的な世界観に浸ることのできる作品の中から『2023年版おすすめファンタジー小説』をご紹介します。
まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。
【2023年版】国内おすすめファンタジー小説
『精霊の守り人』上橋菜穂子
あらすじ
短槍使いである30歳の女用心棒バルサ。彼女は、新ヨゴ皇国の第2王子であるチャグムを母の二ノ妃から託された。チャグムには水の魔物が憑いており、それを疎ましく思った父帝に命を狙われているという。
王宮から追ってくる刺客や、王子に宿る卵を狙おうとする異界の魔物らと死闘を繰り広げ、バルサはチャグムを守りながら、逃亡をしていくのだが…。
おすすめポイント
精霊の卵を宿した皇子チャグムの護衛を任された女用心棒バルサ。幼いころバルサ自身も命を狙われた経験があり、父の親友で短槍使いのジグロに救われた過去があった。それらをチャグムの歩んでいる人生に自らを重ねていく姿は、いとおしさと切なさがある。
精霊の卵をめぐる理不尽な闘いに巻き込まれながらも、道を切り開いていくバルサたちに、胸の高鳴りを感じずにはいられない物語。
『月の影 影の海 十二国記』小野不由美
あらすじ
それまで普通の女子高生であった陽子。ある日、彼女の前に「ケイキ」と名乗る異様な出で立ちをした男があらわれ、見知らぬ異界へと送られた。
ケイキたちとはぐれ陽子は、異形の獣には襲われたり、出会うものに裏切られながらも、さまよい続けていく。なぜ異邦へ迎えられたのか、そして戦わなければいけないのか…。
おすすめポイント
突如として異世界へと導かれた女子高生の陽子。彼女がおとずれる土地で、孤独や苦難に苛まれながらも成長していき、力強く生き抜いていく姿に、前に進む勇気をわけてもらえる。
見知らぬ異世界に飛ばされ、つらい現実と向き合いつつも生き抜こうと歩みをやめない陽子に、心を奪われてしまう作品。
『烏に単は似合わない』阿部智里
あらすじ
人間の姿に変身することのできる八咫烏の一族が支配する「山内」。今まさに、世継ぎである若宮の后選びがはじまろうとしていた。朝廷で激しい権力争いをする四家の貴族から遣わされた4人の姫君。
春夏秋冬を司るかのようにそれぞれに魅力を誇る姫君たち4人が、思惑を胸に秘めて后の座を競うなか、さまざまな事件がおこっていき…。
おすすめポイント
若宮の后選びをめぐり立場も性格もまったく違う、4人の姫君たちが競い合う。それぞれの思惑が絡み合うなか、嫉妬と憎悪にみちた愛憎劇が繰り広げられる。しかし、予想だにしない展開を迎え、いい意味で期待を裏切られる。
世継ぎの后選びをめぐり火花を散らす姫君たちに、迫りくる謎の数々に魅入られていく物語。
『火狩りの王 春ノ火』日向理恵子
あらすじ
人類最終戦争後の世界。大地は黒い森に覆いつくされ、結界に守られた土地にて細々と暮らしていた。人びとは、そばで自然の火が燃えると、自分も内側から発火してしまう、「人体発火病原体」に悩まされていた。
この世界で人が安全に使用できる火は、森に棲む炎魔から採れるものだけだ。そんな火を手に入れることを生業とする火狩りたちに、ある噂が密かにささやかれていた…。
おすすめポイント
火を使うことに重い制約がついてしまった世界。災いにより過酷な運命をしいられながらも、それらを乗り越えようと奔走する少年少女たちに、困難に抗う力を与えてくれる。
謎多きその世界観に惹きつけられ、非力な子どもたちが駆け巡る姿に目が離せなくなり、物語にどっぷり引き込まれていく。
『熱帯』森見登美彦
あらすじ
汝にかかわりなきことを語るなかれ――。という警句からはじまる謎めいた1冊の本『熱帯』。若かりしころ、手にして読了を前に忽然と消えてしまった不思議な本を探し求める作家の森見登美彦氏。
ある日、「沈黙読書会」なる催しで本のことを知る女性と出会った。彼女は、「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」と告げるが、その真意はわからない。幻の本をめぐる旅は、東京の片隅から京都を駆け抜け、やがて冒険は大海原へと続いていく…。
おすすめポイント
最後まで読んだ者はいない奇妙な本をめぐる冒険譚。物語のなかに物語が広がる入れ子構造に、一度そこに迷い込んだら物語に囚われて抜け出せない。そんな現実と幻想の世界をさまようような不思議な体験をさせられ、本を読む愉しさを存分に味わえる。
誰もラストを知らない謎めいた奇書をめぐる冒険に、今までにない読書体験を味わうことのできる物語。
『旅のラゴス』筒井康隆
あらすじ
高度な文明を誇っていた星から移住したこの地。人びとは機械を直すこともできず、文明はわずか数年で原始に戻ってしまった。しかしながら、代償として超能力を身に宿すようになった。
この地をひたすら旅する男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの経験をし、奴隷の身になりながらも、旅を続けていくラゴスの目的とはいったい…。
おすすめポイント
人生をかけて長い長い旅を続けるラゴスという男。旅のなかで、さまざまな人びとに出会い、不思議な体験を繰り返していく。読み手もラゴスとともに旅をしている気分にさせられ、人生の浮き沈みを一緒に感じることができる。
生涯をとおして旅を続ける男の人生に、自然と心惹かれていく作品。
『空色勾玉』荻原規子
あらすじ
輝の大御神がおさめる羽柴の里にて育った少女の狭也。ある日、闇の一族の巫女「水の乙女」であることを告げられた狭也は、あこがれの輝の宮へ救いを求めた。
だがそこで出会ったのは、宮の神殿で閉じ込められて夢を見ていた輝の末子の稚羽矢。「水の乙女」と「風の若子」稚羽矢との出会いにより運命が大きく回りだしていく…。
おすすめポイント
日本神話をモチーフに描かれる本作。つねに争いの絶えない、不死の輝の一族と転生を繰り返す闇の一族。自身の存在や居場所にもがきながらも苦難と向き合っていく少年少女のふたりが、眩しくも微笑ましくもある。
相対するふたつの一族である少年少女が出会い、運命に翻弄されつつも成長していく姿に、心惹かれてしまう物語。
『クジラアタマの王様』伊坂幸太郎
あらすじ
お菓子メーカーのお客様サポートに寄せられた一本の苦情の電話。対応が後手にまわり窮地に追い込まれていく会社員の岸。ある男との出会いで物語は、それまでとは違った方向に進んでいく。クレーム対応、過熱する報道、ビラが無数に貼られた広場、巨大な獣、謎の鳥ハシビロコウ。岸は、度重なる危機にどう立ち向かっていくのか…。
おすすめポイント
昼間の現実世界でのトラブル対応での奮闘と、夜みている夢の非現実世界での活躍が交互に描かれ、独特の世界観を創りだしている。また、小説の間に文字のないコミックが入れられているのも、この作品の特徴の一つとなっている。
『新世界より』貴志祐介
あらすじ
1000年後の日本。人類は「呪力」と呼ばれる能力を身に宿していた。自然に囲まれた豊かな集落「神栖66町」では、のどかな生活を人びとは送っていた。だがそれは、偽りの平和であった。
12歳の少女である渡辺早季は、同級生たちと出かけた先で図書館の端末機械「ミノシロモドキ」に出会う。そして、先史文明が崩壊した真実を知ってしまう…。
おすすめポイント
「呪力」という念動力をもちいて暮らしている未来。管理のとれた平和そのものの世界。だが、その裏に見え隠れする不穏な影。この社会での大いなる秘密を知ってしまった、少年少女たちの決断に目が離せなくなっていく。
独特でいて壮大な世界観に圧倒されながら、先の展開にハラハラドキドキが止まらなくなる作品。
『ブレイブ・ストーリー』宮部みゆき
あらすじ
新設校に通っている小学5年の亘は、成績はほどほどで、テレビゲームが好きなごく普通の少年である。建設途中のビルに幽霊がでるという噂がささやかれていた。そんなとき、父が唐突に「この家をでていく」というのだ。突然おとずれた離婚話に困惑をおぼえる。亘はこれまでの日常を取り戻そうと、ビルの扉から広大な異世界である幻界へと旅に向かう…。
おすすめポイント
突如として崩れていく穏やかな生活に、運命を変えるための冒険へでかける少年。旅のなかで、仲間と出会い、助け合いながら、歩むべき道を切り開いていく。冒険にワクワクさせられながらも、旅での経験をへて大切なことに気づかされる。冒険の旅をとおして、幾多の困難に立ち向かいつつ、少年が成長していく姿に、心を奪われる作品。
『しゃばけ』畠中恵
あらすじ
江戸きっての薬種問屋の若だんなである一太郎は、生まれながら病弱で外出もままならない。そんな彼を、犬神や白沢といった妖たちが身を替え、つねに身の周りを守っている。
ある夜、出かけた先で人殺しを目撃してしまった一太郎。それから、猟奇的殺人事件がおきはじめ、妖の手を借りて解決に乗り出すものだが…。
おすすめポイント
江戸で頻発している殺人事件を追っていく、跡取り息子の若だんな。彼は、すぐ寝込んでしまうほど弱いが、心優しく勇敢な一面もある。そんな彼を支えるのはユーモアあふれる妖たちで、彼らのコミカルな掛け合いにほっこりさせられる。
江戸の町で巻き起こる事件の謎解きに、笑いあり、妖怪ありと、微笑ましくも温かみのある物語に癒される。
【2023年版】海外おすすめファンタジー小説
『ハリー・ポッターと賢者の石』J・K・ローリング
あらすじ
意地悪でいて俗物のおじ一家のもと、彼らに虐げられて育った孤児であるハリー・ポッター。そんなハリーが、11歳の誕生日を迎えようとしたとき1通の手紙が届いた。それはホグワーツ魔法魔術学校への入学許可証であった。
キングズ・クロス駅の9と3/4番線から汽車に乗り込み、新たな世界へとハリーは旅立つ。そこでは、仲間たちとの冒険、そして自分の生い立ちをめぐる謎が待ち受けていて…。
おすすめポイント
突如として魔法学校に入学することになるハリー。魔法学校で使用する品を買い揃えるためおとずれた横丁に、「組分け帽子」による寮決めや、魔法界のスポーツである「クィディッチ」など、魔法界ならではの道具や情景が広がり、読み手はワクワクさせられ魔法の世界に魅了されていく。
魔法の世界をめぐるハリーたち壮大な冒険に、子どもから大人まで誰もが心躍らされる物語。
『指輪物語 旅の仲間』J・R・R・トールキン
あらすじ
はるか昔、冥王サウロンがつくりし闇の力を秘めた恐ろしい指輪。思いがけず指輪を手にしたホビット族のフロドは、魔法使いのガンダルフより指輪の正体を告げられた。このままでは、故郷が危険に晒されるとの思いから、彼は仲間とともにホビット庄をあとにした。
そして、はてしない冒険が幕をあげる。幾多の出会いと別れ、友情に裏切りを繰り返していく。一体、その先になにが待ちうけているのか…。
おすすめポイント
映画「ロード・オブ・ザ・リング」の原作である『指輪物語』。ホビットにエルフ、ドワーフ、魔法使い、エルフなど多彩な種族に魅せられながら、世界を滅ぼす魔力を秘めた「ひとつの指輪」をめぐり繰り広げられる仲間たちとの壮大な旅に引き込まれていく。
闇の力を秘める黄金の指輪をめぐり、集まりし仲間たちとの大冒険に、心を奪われてしまう作品。
『ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり』C・S・ルイス
あらすじ
戦乱をさけて田舎の古い屋敷にやってきた4人のきょうだい。お屋敷のなかを探索していた末っ子のルーシィは、空き部屋にある衣装ダンスから別世界のナルニアという不思議なところに迷い込んでしまう。
そこはかつて、偉大なライオンであるアスランがつくった自由の国。だが今は、白い魔女によってどこもかしこも冬に変えられてしまっていた…。
おすすめポイント
田舎に疎開した4人きょうだいが、古い屋敷のなかで見つけた衣装ダンスからナルニアという不思議な世界に迷い込んだ。そこでは、魔法や獣たちが話したりと見たこともない光景が広がっていた。雪に閉ざされたナルニアで、彼らを待ち受けるさまざまな試練や心の葛藤、白い魔女との闘いにとハラハラさせられながら、その世界観にどっぷりと浸れる。
異世界のナルニア国での冒険をとおして4人きょうだいが逞しく成長していく姿に、心奪われてしまう物語。
『影との戦い ゲド戦記』アーシュラ・K・ル=グウィン
あらすじ
少年ゲドは、自分にはふしぎな力がそなわっているのを知り、さらなる魔法を学ぶため魔法の学院に入った。そこで、ライバルよりも優れていることを証明しようと彼は、禁じられていた呪文を唱えて、「影」を呼び出してしまう。
長きにわたりゲドはその影に脅かされるが、やがて影と向き合うことを決意するのだが…。
おすすめポイント
能力を持った少年ゲドだったが、若さゆえのあやまちから得体の知れない影を呼んでしまう。自身のおごりから影を生みだして苦悩し、己を見つめ直しながら旅をとおし成長する姿に、読み手のこちらも学ぶべきものがある。
類まれな才能を持った少年の失敗と挫折を繰り返しつつも、大人へと成長していくさまに、身につまされる思いになる作品。
『モモ』ミヒャエル・エンデ
あらすじ
町はずれにある廃墟の円形劇場に住み着いた少女モモ。彼女に話を聞いてもらうと、幸せな気持ちになれるという不思議な力を持っていた。周りの人びとは、なにかあるとモモに相談することで、心穏やかな日々を過ごしていた。
しかし、そこへ「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ってきて、人びとの生活は少しずつおかしくなってしまい…。
おすすめポイント
時間どろぼうの灰色の男にそそのかされ、盗まれた時間を取り返そうと奔走する少女モモ。ムダな時間をなくすことで、慌ただしく働くことで経済的には裕福になるが、心に余裕がなくなっていく。つねに効率が求められる現代社会において、時間をどのように扱うのかを深く考えさせられる。
灰色の男たちとモモの攻防を通して、現代人が忘れがちな時間の大切さをあらためさせ、心に深く響くるものがある物語。
『はてしない物語』ミヒャエル・エンデ
あらすじ
映画「ネバーエンディング・ストーリー」の原作でもある本作。さえない少年バスチアンは、古書店でみた風変わりな1冊の本に目を奪われ、瞬く間にその世界に魅せられてしまう。その本のファンタージエン国は、女王が病に倒れて、なにもかも飲み込んでしまう正体不明の「虚無」におかされ滅亡寸前に追いやられていた。
その国を救うためには、人間界から子どもを連れてくるしかない。その子とは、あかがね色の本を読んでいる10歳の少年バスチアンのことだった。少年は、本の世界へと旅だち壮大な冒険をすることに…。
おすすめポイント
いじめられっこのバスチアンが、手にした不思議な本。その本を読み進めるうちに、物語の中へと入り込んでいく。本の中で躍動する少年にワクワクさせられ、彼の成長を見守りながらも、ほんとうに大切なことに気づかされる。
いけてない少年だったバスチアンが、本の中の世界でくり広げていく冒険に、自分自身も物語に入り込んだかのような感覚になり夢中にさせられる作品。
『黄金の羅針盤 ライラの冒険』フィリップ・プルマン
あらすじ
動物の姿をした守護精霊であるダイモンと人間が生命をともにする並行世界。幼いころに両親を亡くし、オックスフォード大の学寮で明るく活発に育った12歳の少女ライラ。
そんな彼女の周辺で、子どもたちが謎の組織に連れ去られる事件が発生する。ライラは子どもたちを救うため、この世界に6つしかない黄金の羅針盤を手に、北極へと向かうのだが…。
おすすめポイント
人は誰しもが守護精霊となるダイモンを持っている世界で、リーダー気質のおてんば少女ライラが、連れ去られた子どもたちを救出へと向かう。自分のすべき道を突き進んでいく少女にワクワクさせられながら、冒険をとおし成長していく彼女から目が離せなくなってしまう。また、よろいグマや魔女にと、心惹かれるキャラクターたちも一つの魅力になっている。
生意気だった少女が、仲間たちと出会いともに旅をしつつ、さまざまな困難に立ち向かっていく姿に、心躍らされてしまう物語。
『エラゴン 遺志を継ぐ者』クリストファー・パオリーニ
あらすじ
かつてアラゲイジア王国は、竜と心を交わしたドラゴンライダーの力で、繁栄をきずいていた。闇に潜んでいる邪悪な勢力を押しのけて、黄金の時代が長らく続いていた。そこには、ドワーフ族やエルフ族の姿もみうけられた。
だが、そんな時代も永遠ではなかった。ひとりの裏切り者が13人の仲間を引き連れて、ライダー族とドラゴンを滅ぼし国をのっとった。邪悪な力が勢力を拡大するなか、ドラゴンライダーの復活はあるのか…。
おすすめポイント
森と山脈のアラゲイジアに住んでいる少年エラゴンは、狩りに出かけ青い石を見つけたことで運命が大きく動きはじめる。家族を奪われ復讐の旅に出るなかで、師に導かれながら、数々の苦難を乗り越えて邪悪な勢力へと闘いを挑んでいく姿に、手に汗をにぎり魅入ってしまう。
暴君と恐れられる邪悪な王に立ち向かっていく、少年とドラゴンの信頼と成長に、王道ファンタジーを心ゆくまで堪能できる作品。
『サブリエル 冥界の扉』ガース・ニクス
あらすじ
魔術がさかえる古王国。平和が保たれていたはずが、ここ数年は死霊たちが徘徊しはじめた。そんな古王国で、魔術師である父が失踪してしまう。
隣国のアンセルスティエールで暮らす娘のサブリエルのもとに、不気味なバケモノが父の剣と魔術の道具を届けにきた。古王国で、なにかがおきている。サブリエルは父を捜しに、ひとりで古王国とのあいだの壁を越えて旅にでることに…。
おすすめポイント
アンセルスティエールの寄宿学校で、チャーター魔術を学んでいる18歳の少女サブリエル。ある日、突如として失踪した父を捜すため、死霊がはびこる古王国にひとり旅立つことに。知らないことが多いなかでの旅で、常に命の危険にさらされながらも、懸命に立ち向かっていく彼女に魅せられてしまう。
死と隣り合わせの古王国で、立ちはだかる困難にあらがい乗り越えようと奔走する少女に、心惹かれるダークファンタジー。
『星の王子さま』サン・テグジュペリ
あらすじ
砂漠に不時着した、飛行士の「ぼく」。孤独と不安にかられるなか出会ったのは、いくつもの星をめぐり7番目の星である地球にたどり着いた「王子さま」だった。
残りの水が少なくなっていくなかで、純粋でいてちょっと生意気な王子さまに振り回されながらも、ほんとうに大切なことを思いおこさせる。
おすすめポイント
見渡すかぎりの砂漠に不時着した「ぼく」は、さまざまな星をめぐる旅をする「王子さま」と出会った。ふたりの交流をとおして、忙しい日常に追いやられて忘れている大切なことに気づかされ、心が洗われるように感じさせる。
王子さまが旅のなかで出会ったものたちの言葉に、考えさせられつつも、心に響くものがある物語。
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それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ
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