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叙述トリックに驚くおすすめミステリー小説【衝撃の展開が!】まず読むならコレ

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こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。

読者に先入観や思い込みをあたえることで、ミスリードを仕掛けていく叙述トリック。

今回はそんな、叙述トリック作品の中から『おすすめミステリー小説』をご紹介します。

まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。

 

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目次(タップできます)

叙述トリックに驚くおすすめミステリー小説

叙述じょじゅつトリックとは、ミステリー小説におけるトリックの一つで、読者に先入観を植え付けミスリードを誘発させる騙しのテクニックのことです。

『十角館の殺人』綾辻行人

あらすじ

無人島である孤島の角島。その島に建つ十角形をした奇妙な館の「十角館」に、大学のミステリー研究会のメンバー男女7人がおとずれた。この島では、半年前に四重殺人事件がおきており、館を建てた建築家の中村青司を含む4人が亡くなった曰くつきの場所でもある。

そんな島での1週間を満喫するはずの彼らは、やがて連続殺人事件に巻き込まれていく…。

おすすめポイント

春休みを満喫するためおとずれた孤島でおこる連続殺人。動機やトリック、構成にとミステリーの魅力がすべて詰まった、日本ミステリー界でもっとも有名な一冊。

時代が変わっても読み継がれる、この壮大な仕掛けに誰もが衝撃を味わうことのできる作品。

『迷路館の殺人』綾辻行人

あらすじ

奇怪な地下の館である「迷路館」に招かれた4人の作家たち。莫大な賞金をかけて彼らは、この館を舞台にした推理小説の競作をはじめることに。だがそれは、惨劇のはじまりでもあった。

周到にねられた企みに誰しもが驚きをおぼえる、「館」シリーズ第3作の本格ミステリー。

おすすめポイント

鹿谷門実という作家が、実際におきた事件をもとに書いた『迷路館の殺人』。このこの本を島田潔が読むという作中作の構成になっている本作。犯人と緻密に練られたトリックが一体なんなのかとワクワクさせられる。また、鹿谷門実が誰なのかという点も一つの愉しみになってます。

巨大な密室と化した地下迷宮で次々に発生する事件に、著者の巧みな仕掛けに見事なまでに騙されてしまう物語。

『葉桜の季節に君を想うということ』歌野晶午

あらすじ

元私立探偵である成瀬将虎は、いつも利用しているフィットネスクラブに通う久高愛子から、身内が巻き込まれた悪質な保険金詐欺について証拠を掴んでほしいと依頼された。

同じころ、将虎は地下鉄に飛び込もうとしていた麻宮さくらを助け、それをきっかけにデートを何度かする仲になっていく。やがて、保険金詐欺と将虎の恋の2つのできごとが交わり…。

おすすめポイント

「何でもやってやろう屋」を称している成瀬将虎が、依頼を受けた保険金詐欺の調査に奔走していく。軽快に進んでいくストーリーに気を取られていると、みごとに足元をすくわれ、ハッとさせられてしまう。

予想だにしない展開に、爽やかに騙されながらも、タイトルに込められた想いに馳せてしまう作品。

『イニシエーション・ラブ』乾くるみ

あらすじ

大学4年の鈴木は、乗り気ではなかったが友人に誘われた合コンに参加した。だが、そこで歯科衛生士のマユと出会い、ふたりはやがて付き合うようになり、甘い学生生活をおくることに。

しかし、地元の静岡の会社に就職した鈴木だったが、すぐに東京勤務を命じられマユとは長距離恋愛になってしまう。次第にふたりの間にズレが生じていき…。

おすすめポイント

時代背景がうかがえ、懐かしみを覚える展開。大学生から社会人にかけての淡い恋愛模様と思わせる。しかし、張り巡らされた伏線に気づいたとき、頭のなかが真っ白におちいってしまう。

ありふれた男女の恋愛を描きながらも、その裏に用意された仕掛けにまんまと騙され、感嘆の声をもらす作品。

『向日葵の咲かない夏』道尾秀介

あらすじ

夏休みが明日にひかえた終業式の日。頼まれたプリントを届けるため、小学校を欠席したS君の家をおとずれた僕。きい、きいとおかしな音が家の中から聞こえてくる。S君が首をつって死んでいた。

しかし、大人たちがその場に駆けつけたときには、彼の死体は消えてしまう。その後、S君はあるものに姿を変えあらわれ、訴えた。「僕は殺されたんだ」と。半信半疑のまま、僕と妹のミカは、事件の真相を追いはじめるが…。

おすすめポイント

死体となり発見された友人が、姿を変えてミチオの前にあらわれた。そんな友人とともに事件の真相を探っていく。不穏な空気がただよう物語に不気味さを感じながらも、謎が気になり読み進めさらに霧のなかへと迷い込んでしまう。また、後味の悪さが、読み手を選ぶ小説でもある。

不快な気持ち悪さを感じつつも、狂気じみた独特な世界観に惹かれて、ページをめくる手をやめられない物語。

『殺戮にいたる病』我孫子武丸

あらすじ

東京の繁華街でつぎつぎと猟奇的な殺人を繰り返していた蒲生稔が逮捕された。通報したのは、独自の調査を進めていた元警察官の樋口。その逮捕現場には、息子が犯人なのではと疑っていた、母親の雅子の姿もあった。

そして物語は、これまで蒲生稔がおこなってきた残忍な犯行があかされていくのだが…。

おすすめポイント

街でくり返される猟奇的殺人事件。冒頭の犯人逮捕のシーンからはじまり、犯人、元刑事、犯人の家族、という3つの視点から事件をさかのぼって語られていく。グロテスクな描写も多いが、ぐいぐい読者を引き込んでいき、驚きの展開にしばし言葉を失う。

シリアルキラーの男がこれまで歩んできた軌跡に、恐ろしさとともに衝撃を受ける物語。

『ハサミ男』殊能将之

あらすじ

2003年の東京。ちまたでは、女子高生の喉にハサミを突き立てられる連続猟奇殺人事件が発生していた。マスコミは犯人を「ハサミ男」と呼び、世間の注目を集めていた。

一方で、ハサミ男は3人目のターゲットを決め、入念な調査をおこなっていた。だが、自分の手口を真似た死体を発見した。ハサミ男は、誰がこんな殺害をおこなったのか調査を開始しはじめるのだが…。

おすすめポイント

遺体の首にハサミを突き立てる残忍で猟奇的な殺人事件。しかし、模倣犯があらわれ、殺人鬼であるハサミ男が真犯人を探すという特殊な設定ながら、緻密に計算された仕掛けに読者はしてやられる。

隠された仕掛けに、騙される快感を愉しむことのできる、上質なミステリー。

『暗黒童話』乙一

あらすじ

事故により記憶と左眼を失ってしまた女子高生の「私」。移植手術をしたことで左眼の視力はもどったが、やがて見知らぬ映像を再生しはじめた。それらは、眼に残るさまざまな記憶であった。

左眼の記憶を頼りにして旅にでた私。だが、その先には悪夢のような事件が待っていようとは…。

おすすめポイント

事故で失った左眼を移植したことで、身に覚えのない映像が見えはじめた私。その記憶を頼りにし、提供者の住んでいた街を目指していく。グロテスクな描写もあるが、不思議とそれほど不快ではなく、切なさと温かさを感じさせ読後も悪くない。

片目と記憶を失った少女が巻き込まれていく事件に、ホラーxミステリーxファンタジーを味わえる独特な作品。

『ロートレック荘事件』筒井康隆

あらすじ

ロートレックの作品に彩られた、郊外の瀟洒な洋館「ロートレック荘」に集まりし青年たちと美貌の娘たち。夏の終わりに数日間の優雅なバカンスを送るはずだった。

だが、2発の銃声が響きわたり惨劇がはじまった。犯人は部外者か、それとも邸内の誰かなのか。疑心暗鬼のなかで、1人また1人と美女が殺されていく…。

おすすめポイント

夏の終わり、別荘に集まった才能あふれる青年たちと美女たち。ひとときの休息を送るはずが、発砲音によって事態が急変する。物語が進むなかで、ところどころ違和感を感じながらも読み進め、やがて違和感の正体に気づいたときハッとさせられてしまう。

ロートレックの絵画で彩られた洋館で繰り広げられる事件に、犯人を探しつつも、仕掛けられたトラップにしてやられてしまう物語。

『蛍』麻耶雄嵩

あらすじ

大学のオカルトスポット探険サークルに在籍している6人は、京都の山間部にたたずむ黒いレンガ屋敷「ファイアフライ館」に胆だめしにやってきた。そこは10年前、作曲家でヴァイオリニストの加賀蛍司が演奏家6人を惨殺した場所だった。また、半年前に女子メンバーのひとりが未逮捕の殺人鬼ジョージに殺害された現場でもある。

そして、4日間のサークル合宿のなかで、事件はすぐにおこってしまう…。

おすすめポイント

過去に惨劇のあった館に、合宿をするため訪れたオカルトサークルの6人。そこで殺人事件に巻き込まれ、しかも豪雨により館から身動きがとれなくなってしまう。静けさの中にも不気味さを感じさせ、不安に駆られていく。どことなく違和感を抱きながらも、終盤にアッと驚かされる。

閉ざされた山荘で繰り広げる惨劇に、張り巡らされた巧妙なトリックに唸らされる作品。

『ある閉ざされた雪の山荘で』東野圭吾

あらすじ

早春のある日、乗鞍高原のペンションに集められたオーディションに合格した男女7名。そこで、「豪雪に襲われた孤立した山荘での殺人劇」という設定で舞台稽古をするよう指示がだされた。

しかし、1人また1人とメンバーがいなくなる。不穏な空気が流れるなか、疑念が募っていく。これは、舞台稽古によるものなのか、それとも事件なのか…。

おすすめポイント

ペンションに集められた男女7人。演出家の指示により、山荘からでることや外部へ連絡を取る事を禁じられた中で、「大雪に閉じこめられた山荘」という設定で舞台稽古をすることに。どこまでが芝居で、どこからが現実なのか分からなくなる。捻りのきいた設定に引き込まれていく。

男女7人が閉ざされた雪の山荘で巻き込まれる、ひと味違ったクローズド・サークルに酔いしれる物語。

『アヒルと鴨のコインロッカー』伊坂幸太郎

あらすじ

大学入学のため引っ越ししてきた椎名は、隣人である河崎に「一緒に本屋を襲わないか」と突拍子もないことを持ちかけられる。無論そんな話に乗る気はなかったのだが、なぜか椎名はモデルガン片手に書店の裏口に立ってしまう。その後ペットショップ店長の麗子から2年前のできごとが語られる…。

おすすめポイント

2年前の事件と現在のできごとが重なりあったとき、本屋襲撃の裏にある真相が浮かびあがり読者に衝撃を与えてくる。読後にタイトルの意味になるほどと納得。ほろ苦さと哀愁が心に響きわたる青春ミステリー。

『連続殺人鬼カエル男』中山七里

あらすじ

マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の死体が発見された。そばには子供が書いたような犯行声明文が残されていた。警察の捜査に進展がないなかで、次々に発生していく事件にパニックになる街の住人たち。

街を恐怖と混乱におとしいれた犯人の目的とは一体なんなのか。刑事である古手川と渡瀬コンビが、連続殺人鬼「カエル男」の正体を暴くため追っていくのだが…。

おすすめポイント

残虐なまでの手口による猟奇的な殺人事件。グロテスクな描写におののきながらも、次々に展開される予想のつかないできごとに惹きつけられていく。また、心神喪失者による罪に問わないとする刑法39条については、司法が抱える問題を訴えかけてくるものがある。

異常さが際立っているカエル男、それに踊らされる警察に民衆、予想つかないラストにただただ騙される。

『アクロイド殺し』アガサ・クリスティ

あらすじ

深夜に呼びだされたシェパード医師が目の当たりにしたのは、村の名士であるアクロイドの変わりはてた姿であった。容疑者とされる甥が行方がわからず、事件は迷宮入りの様相を見せはじめた。

しかし、村に越してきた風変わりな男が名探偵ポアロであるとわかり、新たな展開へとうつり…。

おすすめポイント

村の名士アクロイドから相談を持ちかけられた医師のシェパード。だが、すべてを語りつくす前に殺害されてしまう。叙述トリックの先駆けとされる本作。世にはじめて出たときは、大論争を引き起こしたほど。ミステリー好きならば必読の一冊。

「ミステリーの女王」と称される、クリスティーの名を一躍世に知らしめた不朽の名作。

 

まとめ

どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?

この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

叙述トリックに驚くおすすめミステリー小説 まとめ

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

『十角館の殺人』
綾辻行人

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迷路館の殺人<新装改訂版> (講談社文庫)

『迷路館の殺人』
綾辻行人

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葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

『葉桜の季節に君を想うということ』
歌野晶午

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イニシエーション・ラブ (文春文庫)

『イニシエーション・ラブ』
乾くるみ

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向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

『向日葵の咲かない夏』
道尾秀介

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新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)

『殺戮にいたる病』
我孫子武丸

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ハサミ男 (講談社文庫)

『ハサミ男』
殊能将之

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暗黒童話 (集英社文庫)

『暗黒童話』
乙一

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ロートレック荘事件 (新潮文庫)

『ロートレック荘事件』
筒井康隆

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螢 (幻冬舎文庫)

『蛍』
麻耶雄嵩

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ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)

『ある閉ざされた雪の山荘で』
東野圭吾

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アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

『アヒルと鴨のコインロッカー』
伊坂幸太郎

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連続殺人鬼カエル男ふたたび (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

『連続殺人鬼カエル男』
中山七里

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アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

『アクロイド殺し』
アガサ・クリスティ

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この記事を書いた人

30代の元開発エンジニア。本の書評多め(ミステリ、ファンタジー、気になった本を読む雑食系)。現在は、自由な働き方で生活していけるように、日々の『喜び・怒り・悲しみ・楽しみ』を書きつづっています。

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