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【2021年】本屋大賞ノミネート作品が発表!あらすじ紹介

こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。

2021年本屋大賞ノミネート作品が発表されました。今回は、そんな本屋大賞ノミネート作品の各あらすじをご紹介します。

まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。

 

発表時期
本屋大賞 ノミネート作品発表:1月21日(木)
本屋大賞、翻訳小説部門、発掘部門の発表:4月14日(水)

 

【歴代】本屋大賞ノミネート作品

年代別 一覧
2023年2022年2021年2020年
2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年2012年2011年2010年
2009年2008年2007年2006年2005年2004年

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目次(タップできます)

2021年本屋大賞ノミネート作品のあらすじ紹介

対象作品

2019年12月~2020年11月の作品が対象

(作品名五十音順)

2021年本屋大賞ノミネート作品

スクロールできます

犬がいた季節

『犬がいた季節』
伊吹有喜


Kindle: Audible: 

お探し物は図書室まで

『お探し物は図書室まで』
青山美智子


Kindle: Audible: 

推し、燃ゆ (河出文庫)

『推し、燃ゆ』
宇佐見りん


Kindle: Audible:

オルタネート(新潮文庫)

『オルタネート』
加藤シゲアキ


Kindle: Audible: 

逆ソクラテス (集英社文庫)

『逆ソクラテス』
伊坂幸太郎


Kindle: Audible:

この本を盗む者は (角川文庫)

『この本を盗む者は』
深緑野分


Kindle: Audible: 

52ヘルツのクジラたち (中公文庫, ま55-1)

『52ヘルツのクジラたち』
町田そのこ


Kindle: Audible: 

自転しながら公転する (新潮文庫)

『自転しながら公転する』
山本文緒


Kindle: Audible: 

八月の銀の雪

『八月の銀の雪』
伊与原新


Kindle: Audible: 

滅びの前のシャングリラ (単行本)

『滅びの前のシャングリラ』
凪良ゆう


Kindle: Audible: 

 

『犬がいた季節』伊吹有喜

あらすじ

1988年のある日、高校にふと迷い込んだ一匹の子犬。白いその犬は、「コーシロー」と名づけられ、生徒とともに学校生活を過ごしていく。最初に卒業していった優しき少女を思いながら…。

大人と子どものはざまで揺れ動く18歳の心を、時代を彩った音楽とともに描いた、瑞々しい青春小説。

おすすめポイント

三重県の進学校である八稜高校に迷い込んだ一匹の犬。学校で飼われることになった白犬のコーシローは、昭和から平成、そして令和と移りゆく時代とともに生徒を見続ける。進路や恋、家族にとさまざまな悩みを抱える18歳の高校生たちに、自分の学生時代を懐かしみながら、切なくも愛おしく感じさせる。

白い犬のコーシローが18歳の生徒とともに過ごした12年間を、その時代を背景に高校生たちの青春の輝きと切なさに、胸をほんのりと温められる物語。

『お探し物は図書室まで』青山美智子

あらすじ

町のコミュニティセンター内にある、小さな図書館。そこには、人生に悩みを抱えた人びとが、ふとしたきっかけで訪れては本の相談をしていく。不愛想ながら聞き上手な司書さんが、少し変わった選書をおこなってくれる。

やがて、選書の終わりに小さな毛糸玉のようなものをひとつ渡される。かわいい「本の付録」と思わぬ本のセレクトが悩める人びとの背中をそっと後押しして…。

おすすめポイント

人生に行き詰まった者たちが、おとずれる小さな図書館。そこの司書の小町さゆりさんは、大柄でいて不愛想なのだが、悩める人びとの心に寄り添いながらお勧めの本を選ぶ。勧められた本をもとに、自分を見つめ直していく姿に、明日への活力をわけてもらえる。

ちょっと変わったお勧めの本に、自分なりの解釈をして一歩ずつ前に進んでいくさまに、ほっこりさせられるハートウォーミング小説。

『推し、燃ゆ』宇佐見りん

あらすじ

女子高生のあかりは、アイドルユニット「まざま座」の上野真幸を推すことに心血を注いでいる。推しを解釈することが、あかりの生きる糧になっていた。

だが、ある事件をきっかけに推しが炎上した。ままならない人生を生きる彼女に、大きな波紋をもたらして…。

おすすめポイント

なにをするにも不器用でいる女子高生のあかり。推しているアイドルを追いかけているときが、彼女が生きている証であり、それを失えば身体を支えられなくなる背骨でもあった。彼女の純粋さと危うさに息苦しさを感じつつも、今の世をうつす彼女の姿が心に沁みわたる。

普通の生活もままならず、生きづらさを抱える女子高生の推しへの想いに、切実なまでのリアルさと胸に迫るものを感じさせる物語。

『オルタネート』加藤シゲアキ

あらすじ

高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が当たり前な現代。高校3年生の蓉(いるる)は、料理コンテストでおこった悲劇により、オルタネートを使用していない。一方で、母との軋轢のある凪津(なづ)は、運命の愛を追い求めてオルタネートを熱心に活用している。また、高校を中退した尚志(なおし)は、かつてのバンド仲間を求めて上京する。

やがて、3人の若者たちの運命が交錯していく。出会いと別れ、苦悩と葛藤の先に、彼らを待ち受ける未来とは…。

おすすめポイント

登録したデータをもとに、AIが相性のいい相手をマッチングしてくれるアプリ「オルタネート」。そんなオルタネートをとおし、つながる恋愛や友情にと、情熱を傾ける人びとが描かれていく。不安や悩みを抱いて心を揺れ動かせながらも、目の前のことに全力を注いで駆け抜けていく彼らの姿に、青春の1ページを思いおこさせる。

オルタネートを通じた、高校生たちのつながりと成長が、まぶしくも瑞々しい青春群像劇。

『逆ソクラテス』伊坂幸太郎

あらすじ

敵は、先入観。「僕はそうは思わない」「いじめられ子だったとしたら、何か変わるのか?」「親だって人間だ」「それはギャンブルじゃなくて、チャレンジだ」「最終的には、真面目で約束を守る人間が勝つんだよ」、読者に向けて投げかけられているような言葉の数々に、ハッとさせられる5つの短編集。

おすすめポイント

すべての話の主人公が小学生ということで、どの世代の人が読んでも感情移入できる話が存在しており、自分の胸に手をあてて考えさせられる。

伊坂流の授業を、読み手自らが生徒になった気分で受けることのできる作品。

『この本を盗む者は』深緑野分

あらすじ

書物の蒐集家を曾祖父に持ち、彼の残した巨大な書庫「御倉館」を父が管理する家に生まれた、高校生の御倉深冬。本に囲まれた環境で育ちながら、彼女は本が好きではない。

そんなある日、「御倉館」から蔵書が盗まれ、あとに残されたメッセージを彼女は目にした。“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる” そして、街は本の呪いにより物語の世界へと一変する。泥棒を捕まえないと街がもとに戻らないと知った深冬は、物語の世界をめぐり冒険をはじめるのだが…。

おすすめポイント

御倉館から本が盗まれ、呪いが発動して街は一変した。泥棒を捕まえるため、深冬が物語の世界を駆けめぐる。章ごとにマジックリアリズム、ハードボイルド、スチームパンクにと、さまざまなジャンルが入りまじり、読み手の想像力をかきたて物語の世界にどっぷり浸かれる。

本を盗んだ者を呪う、奇妙な魔術「ブック・カース」により侵食された街を救おうとする深冬たちの冒険に、心を躍らせる作品。

『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ

あらすじ

自分の人生を家族によって搾取され続けてきた女性の貴瑚。祖母の遺した古家がある、海辺の田舎に引っ越してきた彼女。そんなある日、口がきけない不思議な少年に出会った。どうやら彼が、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていることを貴瑚は知ってしまう。

家族の愛を受けずに孤独に苛まれて生きてきた2人が出会い、少年の誰にも届かないはずの悲痛な叫びを救うための物語がはじまりを告げるのだが…。

おすすめポイント

辛い過去を抱えた貴瑚が、たどり着いた小さな海辺の町。そこで出会ったのが、彼女と同じように心に深い傷をおった少年だった。孤独に苦しみながら誰にも気づいてもらえない彼を、自分がかつて救ってもらったように貴瑚が奔走するさまは、弱者の叫びに耳を傾けることの難しさとともに、現代社会の抱える闇を考えさせられる。

悲痛な叫びを聴きとることの大切さに気づかされ、孤独でいる者にそっと寄り添う人びとの温かさが、心に刺さるものがある物語。

『自転しながら公転する』山本文緒

あらすじ

東京のアパレルで働いていた32歳の都は、母親の看病のため茨城の実家に戻り、近所のアウトレットモールで働きはじめた。そして、都はモール内の回転寿司で働いている貫一と出会い、つき合うことになるが彼との将来に不安を隠せない。

一方で、実家では両親ともに体調を崩し、経済的にきつくなってきた。さらに、職場でもセクハラにパワハラと問題がおこって…。

おすすめポイント

親の看病のため実家に戻ってきた32歳の都。そんなとき出会った貫一との恋愛、仕事に奔走し、母親の世話にと、ぐるぐる思いを巡らせながら、自身の進むべき幸せを探し求めている。彼女の揺れ動く心とともに、人生をもがきながらも選択していく姿に、共感させられ魅入ってしまう。

地元に戻ってきたアラサーの都が、日常の混乱のなかで自分なりの幸せと向き合って歩んでいく人生に、それぞれの価値観について考えさせられる作品。

『八月の銀の雪』伊与原新

あらすじ

無愛想でいて手際の悪い、コンビニのベトナム人店員のグエン。そんな彼女が、就活連敗続きの理系大学生である堀川に見せた驚きの真の姿とは…。(「八月の銀の雪」)子育てに自信を持てないシングルマザーが、博物館に勤める女性の言葉に救いを見いだして…。(「海へ還る日」)原発の下請け会社を辞め、心のおもむくまま一人旅をする辰朗。立ち寄った海辺で、凧揚げをする初老の男に出会う。その男の父親が、太平洋戦争におもむいた気象技術者だったことを知り…。(「十万年の西風」)

科学の揺るぎない真実が、傷ついた心に希望の灯りをともす5つの物語。

おすすめポイント

人生うまくいかずに、心に傷を抱える人びと。海や鳥、地球の内核にと、自然科学のエッセンスを織り交ぜながら、生きることに不器用な人たちが前へ一歩踏みだしていく希望を見いだす姿に、心を癒される。

生きづらさを抱え、人生につまずいた人びとに自然科学が新たな視点を示し、少しだけ前へ歩んでいくさまに、やさしく心を包まれる作品集。

『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう

あらすじ

1ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。学校でいじめを受けている友樹、人を殺めたヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香、そして。

滅亡を前にして、恐怖と混沌により壊れゆく世界。4人は生きていく意味を探りながら、どのように最後のときを迎えていくのか…。

おすすめポイント

地球に小惑星が衝突して、1ヶ月後に人類が滅亡することがわかった。絶望感がただよう世界で、人生をうまく生きられなかった者たちが、残りの数日をどう生きるのか。最期のときが迫るなか、今までの自分を見つめ直し、大切なものを見いだそうとする姿が、心に響いてくる。

刻々と最期の日が近づく世の中で、不器用に生きてきた人びとの生きざまに、一筋の希望を感じずにはいらせない作品。

まとめ

どうですか、気になった作品はありましたか? 大賞の発表は4月14日(水)に決まりますので、そちらも楽しみですね。

まだ読んでいない作品があったら、この機会に読んでみてはいかがでしょうか。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

 

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この記事を書いた人

30代の元開発エンジニア。本の書評多め(ミステリ、ファンタジー、気になった本を読む雑食系)。現在は、自由な働き方で生活していけるように、日々の『喜び・怒り・悲しみ・楽しみ』を書きつづっています。

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