こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。
今回は、宝島社より発行されている『このミステリーがすごい!2020年版』の国内編&海外編のあらすじをご紹介します。
まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。
【歴代リンク】このミステリーがすごい!
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このミステリーがすごい!2020年版のあらすじ紹介【国内編&海外編】
対象作品
2018年11月~2019年10月の作品が対象
国内編
10位『潮首岬に郭公の鳴く』平石貴樹
あらすじ
函館で有名な岩倉家の美人三姉妹の三女が行方不明になった。海岸で見つかった遺留品の中には、血糊のついた鷹のブロンズ像。凶器と思われたこの置き物は、姉妹の家にあったものだった。
祖父は何かを思い出したかのように、芭蕉の短冊額を全部持って来させると、自らは二月ほど前に受け取った脅迫文を取り出した。三女の遺体が見つかっても、犯人の手掛かりは得られないまま、事件は新たな展開をみせる――。
9位『本と鍵の季節』米澤穂信
あらすじ
利用者のあまりいない放課後の図書室で、図書委員の雑務をこなしながら、たわいもない話をしている堀川次郎と松倉詩門。そんな二人のもとに、彼らを頼って相談が持ち込まれ、さまざまな謎解きに巻き込まれていくのだが…。図書委員でもある男子高校生の二人が日常の謎解きに挑む、爽快さの中にも、ちょっぴりほろ苦い、ビター風味を堪能できる連作短編ミステリー。
おすすめポイント
高校生活をおくり大人にちょっと近づくにつれて、今までわかっていなかった世の中の景色が少しずつ見えてくる。世の中の理不尽さ、人の欲や心の闇が見え隠れしてくる。その中で、自分自身が行動すべき、正しさのあり方を考えさせられる物語。
8位『昨日がなければ明日もない』宮部みゆき
あらすじ
自殺未遂をして入院した27歳の娘の優美と、1ヵ月以上も面会ができずに、メールもつながらないという依頼を受けた。調べるなかで、陰惨な事件があったことを知るが…。(「絶対零度」)姪の結婚式に出席してくれないかと、近所の小崎さんに頼まれた。会場で杉村は、思いもよらないできごとに遭遇することになる…。(「華燭」)29歳の朽田美姫から相談をうけた。子供の命がかかっているというのだ。美姫は16歳で女の子を産んで、次に6歳の男の子は別の男性との間にもうけた。しかも現在は別の彼と暮らしているらしいのだが…。(「昨日がなければ明日もない」)
おすすめポイント
胸を締め付けられるような事件の数々に、心が重くなっていく。しかし、不思議とそんな話に引き込まれてしまう。人の悪意が見え隠れし、一癖ある彼女たちに苦味を感じる。そんな、ちょっと困った女たちに杉村三郎が挑んでいく。
7位『欺す衆生』月村了衛
あらすじ
昭和十年、春。数えで二十歳、女子学習院に通う笹宮惟佐子は、遺体で見つかった親友・寿子の死の真相を追い始める。調査を頼まれた新米カメラマンの牧村千代子は、寿子の足取りを辿り、東北本線に乗り込んだ―。二人のヒロインの前に現れる、謎のドイツ人ピアニスト、革命を語る陸軍士官、裏世界の密偵。そして、疑惑に迫るたびに重なっていく不審な死。陰謀の中心はどこに? 誰が寿子を殺めたのか? 昭和十一年二月二十六日、銀世界の朝。惟佐子と千代子が目にした風景とは―。
6位『紅蓮館の殺人』阿津川辰海
あらすじ
山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。救助を待つうち、館に住むつばさと仲良くなる。だが翌朝、吊り天井で圧死した彼女が発見された。
これは事故か、殺人か。葛城は真相を推理しようとするが、住人や他の避難者は脱出を優先するべきだと語り――。タイムリミットは35時間。生存と真実、選ぶべきはどっちだ。
5位『刀と傘 明治京洛推理帖』伊吹亜門
あらすじ
慶応三年、新政府と旧幕府の対立に揺れる幕末の京都で、若き尾張藩士・鹿野師光は一人の男と邂逅する。名は江藤新平――後に初代司法卿となり、近代日本の司法制度の礎を築く人物である。二人の前には、時代の転換点ゆえに起きる事件が次々に待ち受ける。
維新志士の怪死、密室状況で発見される刺殺体、処刑直前に毒殺された囚人――動乱期の陰で生まれた不可解な謎から論理の糸が手繰り寄せる、名もなき人々の悲哀を活写した五つの物語。
4位『罪の轍』奥田英朗
あらすじ
翌年にせまる東京オリンピックに街が活気づいている昭和38年。テレビや電話が各家庭にちらほらと普及し始めた中でおきた、浅草の男児誘拐事件に日本中が暗い闇に覆われる。捜査線上に浮上する、まわりから「あいつは莫迦だ」と呼ばれる北国訛りの男…。警察の不手際、過熱する報道、事件に関心を寄せる人びとの心理、それらの生々しさが心に訴えかける。
おすすめポイント
被害者家族の心理、犯人の追い詰めていく刑事たちの緊迫感がひしひしと伝わってくる。時代は違うが、現代にも共通する人びとの心情や行動に考えさせられるものがある。
3位『魔眼の匣の殺人』今村昌弘
あらすじ
人里離れた施設「魔眼の匣」を九人が訪れた。予言者と恐れられる老女が「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」といい放つ。混乱と恐怖が交錯するなか、次々と事件がおこっていく。
おすすめポイント
閉ざされた空間で巻き起こるできごと。その状況におかれた人の心理や行動があわさり、緻密に練り込まれたトリック、散りばめられた伏線を楽しませてくれる。クローズドサークルの本格ミステリーを味わえる作品。
2位『ノースライト』横山秀夫
あらすじ
依頼を受け設計した新築の家。しかし、そこに家族の姿はなく、あるのは「タウトの椅子」が一脚あるだけ…。複雑な人間模様に家族内の問題。繋がれる人の想いに、優しい光がふりそそぐ。
おすすめポイント
前半の穏やかな展開から一転して、後半は怒涛の展開に引き込まれていくこと間違いなしです。建築士の仕事を中心に、じっくりと読み進めていくことのできる小説。
1位『medium 霊媒探偵城塚翡翠』相沢沙呼
あらすじ
推理作家の香月史郎は、ひょんなことから霊媒師の城塚翡翠と共に事件を解決することに。翡翠の霊視をもとに、香月が論理を組み立てる。警察ですら手掛かりを掴めずにいる事件を解き明かせるか…。
おすすめポイント
どこに違和感をいだくのか、推理すべきは何なのか。頭をフル回転しなければ、謎すら見えてこない。帯の「すべてが、伏線。」に、あなたは気づくことができるだろうか。著者から読者への挑戦状がここに。
海外編
10位『国語教師』ユーディト・W・タシュラー
あらすじ
十六年ぶりに偶然再会した、元恋人同士の男女。ふたりはかつてのように物語を創作して披露し合う。作家のクサヴァーは、自らの祖父をモデルにした一代記を語った。国語教師のマティルダは、若い男を軟禁する女の話を語った。しかしこの戯れこそが、あの暗い過去の事件へふたりを誘ってゆく…。
9位『愛なんてセックスの書き間違い』ハーラン・エリスン
あらすじ
アメリカSF界のレジェンド、カリスマSF作家ハーラン・エリスンはSF以外の小説も凄い! 犯罪小説を中心に非SFジャンルの初期傑作を精選、日本オリジナル編集・全篇本邦初訳でおくる暴力とセックスと愛とジャズと狂気と孤独と快楽にあふれたエリスン・ワンダーランド!
8位『1793』ニクラス・ナット・オ・ダーグ
あらすじ
1793年――フランスでは革命の混乱が続き、その年、王妃マリー・アントワネットが処刑された。スウェーデンにもその空気は広がっており、前年1792年には国王グスタフ3世が仮面舞踏会の最中に暗殺されている。無意味な戦争と貧困にあえぐ庶民の不満と、王制への不信がマグマのように煮えたぎっていた。
舞台はそんな、混沌とした時代のストックホルム。秋のある日、湖で男性の遺体が発見された。腐食はしていないが、四肢は切り落とされ、眼球をくりぬれ、舌と歯も奪われ、美しい金髪だけが残されていた。結核に冒され余命幾ばくもないインテリ法律家と、戦場帰りの荒くれ風紀取締官がタッグを組んで殺人事件の謎を追う――。
7位『休日はコーヒーショップで謎解きを』ロバート・ロプレスティ
あらすじ
拳銃を持って押し入ってきた男は、なぜ人質に“憎みあう三人の男”の物語を聞かせるのか? 意外な真相が光る「二人の男、一挺の銃」をはじめ、腕利きの殺し屋に次々と降りかかる予測不可能な出来事を描く「残酷」、殺人事件が起きたコーヒーハウスで、ツケをチャラにするため犯人探しを引き受けた詩人が探偵として謎解きを繰り広げる黒い蘭中編賞受賞作の「赤い封筒」など9編。
6位『11月に去りし者』ルー バーニー
あらすじ
1963年11月、ニューオーリンズ。暗黒街で生きる男ギドリーは、ケネディ大統領暗殺の報に嫌な予感を覚える。数日前に依頼された仕事はこの暗殺絡みに違いない。ならば次に死ぬのは自分だ、と。
仇敵を頼って西へ向かう道中、夫から逃れてきた訳ありの母娘と出会ったギドリーは家族連れを装いともに旅するようになる。だが組織が放った殺し屋はすぐそこに迫っていた――
5位『ディオゲネス変奏曲』陳浩基
あらすじ
雨の大学教室で、学生たちにまぎれこんだ謎の人物「X」を捜す推理合戦のスリリングな?末を描いた「見えないX」、台湾推理作家協会賞最終候補となった手に汗握るサスペンス「藍を見つめる藍」など17の傑作ミステリ短篇を収録。
4位『イヴリン嬢は七回殺される』スチュアート・タートン
あらすじ
森の中に建つ屋敷〈ブラックヒース館〉。そこにはハードカースル家に招かれた多くの客が滞在し、夜に行われる仮面舞踏会まで社交に興じていた。
そんな館に、わたしはすべての記憶を失ってたどりついた。自分が誰なのか、なぜここにいるのかもわからなかった。だが、ひょんなことから意識を失ったわたしは、めざめると時間が同じ日の朝に巻き戻っており、自分の意識が別の人間に宿っていることに気づいた。とまどうわたしに、禍々しい仮面をかぶった人物がささやく――今夜、令嬢イヴリンが殺される。その謎を解き、事件を解決しないかぎり、おまえはこの日を延々とくりかえすことになる。タイムループから逃れるには真犯人を見つけるしかないと……。悪評ふんぷんの銀行家、麻薬密売人、一族と縁の深い医師、卑劣な女たらしとその母親、怪しい動きをするメイド、そして十六年前に起きた殺人事件……不穏な空気の漂う屋敷を泳ぎまわり、客や使用人の人格を転々としながら、わたしは謎を追う。だが、人格転移をくりかえしながら真犯人を追う人物が、わたしのほかにもいるという――
3位『ザ・ボーダー』ドン・ウィンズロウ
あらすじ
グアテマラの殺戮から1年。メキシコの麻薬王アダン・バレーラの死は、麻薬戦争の終結をもたらすどころか、新たな混沌と破壊を解き放っただけだった。後継者を指名する遺言が火種となり、カルテルの玉座をかけた血で血を洗う抗争が勃発。一方、ヘロイン流入が止まらぬアメリカでは、DEA局長に就任したアート・ケラーがニューヨーク市警麻薬捜査課とある極秘作戦に着手していた――。
2位『拳銃使いの娘』ジョーダン・ハーパー
あらすじ
内気な11歳の少女ポリーの前に、収監されているはずの父親が現れた。父の敵がポリーの命を狙っているというのだ。父と出た逃亡の旅路で、ポリーは暴力を知り、盗みを知り、いやおうなしに成長していく。
1位『メインテーマは殺人』アンソニー・ホロヴィッツ
あらすじ
自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は自分が殺されると知っていたのか? 作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、ドラマ『インジャスティス』の脚本執筆で知りあったホーソーンという元刑事から連絡を受ける。この奇妙な事件を捜査する自分を本にしないかというのだ。かくしてわたしは、きわめて有能だが偏屈な男と行動をともにすることに……。
まとめ
どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?
この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。
それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ
このミステリーがすごい!2020年版 まとめ
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