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【2019年版】おすすめミステリー小説!今読むべき本はコレ

こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。

今回は、2019年に読んだ本の中から『おすすめミステリー小説』をまとめまてみました。

まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。

 

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【2019年版】おすすめミステリー小説!

『だから殺せなかった』一本木透

「ワクチン」と名乗る連続殺人犯から、新聞社に一通の手紙が届く。紙面上で新聞記者vs殺人犯の公開討論が幕を開ける。

劇場型犯罪をとおして、人の善と悪のあいまいさが浮き彫りになっていく。人の弱さ、脆さ、愚かしさを見せられ、自身の行いを試されているようでもある。

社会派ミステリー好きに、おすすめしたい一冊です。

『魔眼の匣の殺人』今村昌弘

人里離れた施設「魔眼の匣」を九人が訪れた。予言者と恐れられる老女が「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」といい放つ。混乱と恐怖が交錯するなか、次々と事件がおこっていく。

閉ざされた空間で巻き起こるできごと。その状況におかれた人の心理や行動があわさり、緻密に練り込まれたトリック、散りばめられた伏線を楽しませてくれる。

クローズドサークルの本格ミステリーを味わえる作品。

『ノースライト』横山秀夫

依頼を受け設計した新築の家。しかし、そこに家族の姿はなく、あるのは「タウトの椅子」が一脚あるだけ…。複雑な人間模様に家族内の問題。繋がれる人の想いに、優しい光がふりそそぐ。

前半の穏やかな展開から一転して、後半は怒涛の展開に引き込まれていくこと間違いなしです。建築士の仕事を中心に、じっくりと読み進めていくことのできる小説。

『傲慢と善良』辻村深月

ある日、婚約者がいなくなった。彼女のゆくえを探す中であかされる過去と真実。誰の心の中にも潜んでいる傲慢な部分をまざまざと見せつけられ、自身の価値観を問いただされているようでもある。

辻村深月が描く一味違う恋愛小説に、人を好きになるこということを深く考えさせられる作品。婚活xミステリーにあなたは何を想う。

『シーソーモンスター』伊坂幸太郎

決して交わることの許されない二人。会えば対立は避けることはできない…。

昭和後期の「シーソーモンスター」は、嫁姑問題からはじまるアクション多めの爽快エンタメ。近未来の「スピンモンスター」は、見えない敵から疾走する逃走劇。

ドキドキ感とワクワク感を楽しむことができる、タイプの違った二つの中編小説。

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』青柳碧人

誰もが知っている、昔ばなしを大胆にミステリーにアレンジ。「一寸法師」「花咲か爺さん」「鶴の恩返し」「浦島太郎」「桃太郎」がまったく違った物語に生まれ変わっている。

アリバイ、密室、ダイイングメッセージなどのトリックを楽しむことができる。今までとは違う視点で見る、昔ばなしxミステリーの短編集にゾクッとさせられます。

『希望の糸』東野圭吾

運命に翻弄されていく家族。ある殺人事件で複雑に繋がってるいく。それそれの家族の抱える苦悩と葛藤に心を揺さぶられる物語。

加賀恭一郎シリーズに外れは存在しない。切なくもメッセージ性の強い小説。「家族」テーマにしていることもあり、子を持つ世代に読んで頂きたい小説。

『いけない』道尾秀介

全4章からなる連作短編。各章の最後のページにある一枚の写真が新たな真相を導き出す。文字以外の写真を使って謎解きをさせるという、新感覚の体験型ミステリー。

一度読んだだけでは、すべての真相には辿りつけず、再読必須。今までにない、謎解きの楽しさを味わうことのできる作品。

『灼熱』秋吉理香子

元夫の無念を晴らそうと、復讐のため顔と名前を変えて、憎むべき男の妻となる。決定的な証拠を探す生活のなかで、次第に心情の変化が生まれていく…。

登場人物は少なめですが、それぞれの表情が場面ごとに変わっていき、真相の謎は深まっていく。一方で、テンポよくストーリーは進んでいくので、最後まで一気読み進めてしまう。

『罪の轍』奥田英朗

東京オリンピックを翌年にせまった昭和38年。男児誘拐事件から日本全土を巻き込んだ、恐怖と混乱の渦に飲み込まれる。実際におきた吉展事件を元に描かれた犯罪ミステリー。当時の情景や時代背景の描写が、リアリティーを深めている。

被害者家族の心理、犯人の追い詰めていく刑事たちの緊迫感がひしひしと伝わってくる。時代は違うが、現代にも共通する人びとの心情や行動に考えさせられるものがある。

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』相沢沙呼

推理作家の香月史郎は、ひょんなことから霊媒師の城塚翡翠と共に事件を解決することに。翡翠の霊視をもとに、香月が論理を組み立てる。警察ですら手掛かりを掴めずにいる事件を解き明かせるか…。

どこに違和感をいだくのか、推理すべきは何なのか。頭をフル回転しなければ、謎すら見えてこない。

帯の「すべてが、伏線。」に、あなたは気づくことができるだろうか。著者から読者への挑戦状がここに。

『ムゲンのi』知念実希人

眠りから醒めない奇病にかかった四人の患者。目醒めさせるには、患者の夢の世界に入り込むしか方法はない。

大切な人を失うことで抱える、深い心の傷。自身の殻に閉じこもり前に進めずにいるものの背中を後押ししてくれる物語に、心がほんのりと温かくなってくる。

ファンタジーxミステリーという夢幻の世界にどっぷり浸れる作品。

『Iの悲劇』米澤穂信

無人となった簑石に、新しい定住者を募る「Iターン支援推進プロジェクト」を市職員の三人が担う。

一癖ある移住者たちと行政の苦悩と葛藤を、ユーモアを入れながら、苦味のあるテイストで語られるミステリー。最後に待ち受ける「衝撃」には、考えさせられるものがある。

田舎暮らしに憧れを抱いて集まった者の理想。地方都市が抱えている行政の現実。それらの対比を謎解きを交えながら楽しめる作品。苦々しい読後感もクセになる一冊です。

『スワン』呉勝浩

巨大ショッピングモールである「スワン」でおこった無差別銃撃事件。死者21名におよぶ悲劇の中で、犯人と接触しながら生き残った、女子高生の片岡いずみ。事件が終結して平穏がおとずれるかと思った矢先、同じく事件にあって生き残った、同級生の古舘小梢により告発文が週刊誌に暴露された。これにより、片岡いずみは被害者から一転して、非難の対象として吊し上げられてしまう。

そんなとき、彼女に一通の招待状が届く。集められたのは、テロ事件にあいながら、生き残った五人の関係者だった。目的は事件のさなか亡くなった吉村菊乃の死の真相を明らかにすることである。生き残った者が抱える秘密とは? そして事件のウラに隠された真実とは…。

理不尽な悲惨に苛まれて心に深い傷を負いながらも、どうにか前に向かって進んでいこうとする姿には、読者に訴えかけるものがあるとともに、考えさせられるものがそこにはある。

まとめ

どうですか、気になった書籍は見つかりましたか?

この記事を通して、少しでもあなたの読書生活が有意義なものになったら幸いです。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

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この記事を書いた人

30代の元開発エンジニア。本の書評多め(ミステリ、ファンタジー、気になった本を読む雑食系)。現在は、自由な働き方で生活していけるように、日々の『喜び・怒り・悲しみ・楽しみ』を書きつづっています。

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