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第169回 芥川賞&直木賞 候補作品が発表!あらすじ紹介【2023年上半期】

こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。

第169回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2023年上半期)の候補作品が発表されました。今回は、そんなノミネート作品の各あらすじをご紹介します。

まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。

 

MEMO

受賞作品発表は2023年7月19日(水)に、東京・築地の「新喜楽」でおこなわれます。

 

【歴代リンク】芥川賞&直木賞ノミネート作品

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第169回 芥川賞 候補作品

(著者名五十音順)

第168回 芥川賞 候補作品

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我が手の太陽

『我が手の太陽』
石田夏穂


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ハンチバック

『ハンチバック』
市川沙央


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##NAME##

『##NAME##』
児玉雨子


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エレクトリック

『エレクトリック』
千葉雅也


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それは誠

『それは誠』
乗代雄介


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『我が手の太陽』石田夏穂(群像5月号)

あらすじ

鉄鋼を溶かす、太陽と同レベルの高温の火を扱う溶接作業は、どの工事現場でも花形的存在。その中でも腕利きの伊東は自他ともに認める熟達したトップ溶接工だ。鉄鋼を溶かす間、伊東は滅多に瞬きしない。息も最小限に殺す。火が鉄板を貫通すると、その切り口が上下に破かれ初め、切

断面から動脈血にも似た火花が、ただただ無尽蔵に散る。ーーそんな伊東が突然、スランプに陥った。

”お前が一番、火を舐めてるんだよ”

”お前は自分の仕事を馬鹿にされるのを嫌う。お前自身が、誰より馬鹿にしているというのに”

“「人の上に立つ」ことにまるで関心がなく、嫌悪感すら抱いていた。自分の手を実際に動かさないのなら、それは仕事ではなかった。”

いま文学界が最も注目する才能が放つ前代未聞の職人小説。工事現場の花、腕利きの溶接工が陥った突然のスランプ。その峻烈なる生きざまを見よ!

『ハンチバック』市川沙央(文學界5月号)

あらすじ

井沢釈華の背骨は、右肺を押し潰すかたちで極度に湾曲している。両親が遺したグループホームの十畳の自室から釈華は、あらゆる言葉を送りだす――。

『##NAME##』児玉雨子(文藝夏季号)

あらすじ

光に照らされ君といたあの時間を、ひとは”闇”と呼ぶ――。かつてジュニアアイドルの活動をしていた雪那。少年漫画の夢小説にハマり、名前を空欄のまま読んでいる。

『エレクトリック』千葉雅也(新潮2月号)

あらすじ

1995年、雷都・宇都宮。高2の達也は東京に憧れ、広告業の父はアンプの製作に奮闘する。父の指示で黎明期のインターネットに初めて接続した達也は、ゲイのコミュニティを知り、おずおずと接触を試みる。轟く雷、アンプを流れる電流、身体から世界、宇宙へとつながってゆくエレクトリック。

『それは誠』乗代雄介(文學界6月号)

あらすじ

修学旅行で東京を訪れた高校生たちが、コースを外れた小さな冒険を試みる。その一日の、なにげない会話や出来事から、生の輝きが浮かび上がり、えも言われぬ感動がこみ上げる名編。

 

第169回 直木賞 候補作品

(著者名五十音順)

第168回 直木賞 候補作品

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骨灰

『骨灰』
冲方丁


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極楽征夷大将軍

『極楽征夷大将軍』
垣根涼介


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踏切の幽霊

『踏切の幽霊』
高野和明


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香港警察東京分室

『香港警察東京分室』
月村了衛


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木挽町のあだ討ち

『木挽町のあだ討ち』
永井紗耶子


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『骨灰』冲方丁(KADOKAWA)

あらすじ

大手デベロッパーのIR部で勤務する松永光弘は、自社の高層ビルの建設現場の地下へ調査に向かっていた。目的は、その現場について『火が出た』『いるだけで病気になる』『人骨が出た』というツイートの真偽を確かめること。異常な乾燥と、嫌な臭い――人が骨まで灰になる臭い――を感じながら調査を進めると、図面に記されていない、巨大な穴のある謎の祭祀場にたどり着く。穴の中には男が鎖でつながれていた。数々の異常な現象に見舞われ、パニックに陥りながらも男を解放し、地上に戻った光弘だったが、それは自らと家族を襲う更なる恐怖の入り口に過ぎなかった。

『極楽征夷大将軍』垣根涼介(文藝春秋)

あらすじ

動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて後醍醐天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。一方、足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。後醍醐天皇には、武士に政権を委ねるつもりなどなかったのだ。怒り狂う直義と共に、尊氏を抜きにして新生幕府の樹立を画策し始める。

混迷する時代に、尊氏のような意志を欠いた人間が、何度も失脚の窮地に立たされながらも権力の頂点へと登り詰められたのはなぜか? 幕府の祖でありながら、謎に包まれた初代将軍・足利尊氏の秘密を解き明かす歴史群像劇。

『踏切の幽霊』高野和明(文藝春秋)

あらすじ

都会の片隅にある踏切で撮影された、一枚の心霊写真。同じ踏切では、列車の非常停止が相次いでいた。雑誌記者の松田は、読者からの投稿をもとに心霊ネタの取材に乗り出すが、やがて彼の調査は幽霊事件にまつわる思わぬ真実に辿り着く。

1994年冬、東京・下北沢で起こった怪異の全貌を描き、読む者に慄くような感動をもたらす幽霊小説の決定版!

『香港警察東京分室』月村了衛(小学館)

あらすじ

香港国家安全維持法成立以来、日本に流入する犯罪者は増加傾向にある。国際犯罪に対応すべく日本と中国の警察が協力する――インターポールの仲介で締結された「継続的捜査協力に関する覚書」のもと警視庁に設立されたのが「特殊共助係」だ。だが警察内部では各署の厄介者を集め香港側の接待役をさせるものとされ、「香港警察東京分室」と揶揄されていた。メンバーは日本側の水越真希枝警視ら5名、香港側のグレアム・ウォン警司ら5名である。

初の共助事案は香港でデモを扇動、多数の死者を出した上、助手を殺害し日本に逃亡したキャサリン・ユー元教授を逮捕すること。元教授の足跡を追い密輸業者のアジトに潜入すると、そこへ香港系の犯罪グループ・黒指安が襲撃してくる。対立グループとの抗争に巻き込まれつつもユー元教授の捜索を進める分室メンバー。やがて新たな謎が湧き上がる。なぜ穏健派のユー教授はデモを起こしたのか、彼女の周囲で目撃された謎の男とは。疑問は分室設立に隠された真実を手繰り寄せる。そこにあったのは思いもよらぬ国家の謀略だった――。

『木挽町のあだ討ち』永井紗耶子(新潮社)

あらすじ

ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙はたくさんの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者だというひとりの侍が仇討ちの顚末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。

まとめ

どうですか、気になった作品はありましたか?

まだ読んでいない作品があったら、この機会に読んでみてはいかがでしょうか。

それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ

 

【歴代リンク】芥川賞&直木賞ノミネート作品

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この記事を書いた人

30代の元開発エンジニア。本の書評多め(ミステリ、ファンタジー、気になった本を読む雑食系)。現在は、自由な働き方で生活していけるように、日々の『喜び・怒り・悲しみ・楽しみ』を書きつづっています。

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