こんにちは! ネイネイ(@NEYNEYx2)です。
第163回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2020年上半期)の候補作品が発表されました。今回は、そんなノミネート作品の各あらすじをご紹介します。
まだ、読まれていない本があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。
MEMO
受賞作品発表は2020年7月15日に、東京・築地の「新喜楽」でおこなわれます。
第163回 芥川賞 候補作品
(著者名五十音順)
『赤い砂を蹴る』石原燃
あらすじ
「お母さん、聞こえる? 私は、生きていくよ。」画家の母・恭子を亡くした千夏は、母の友人・芽衣子とふたり、ブラジルへ旅に出る。芽衣子もまた、アルコール依存の夫・雅尚を亡くした直後のことだった。ブラジルの大地に舞い上がる赤い砂に、母と娘のたましいの邂逅を描く。
『アウア・エイジ(Our Age)』岡本学
あらすじ
一緒に、塔を探しに行かないか?生き迷う男。謎を残して死んだ女。…大学教師の私に届いた、学生時代にバイトをしていた映画館からの招待状。映写室の壁に貼られたままの写真に、20年前の記憶がよみがえる。
『首里の馬』高山羽根子
あらすじ
この島のできる限りの情報が、いつか全世界の真実と接続するように。沖縄の古びた郷土資料館に眠る数多の記録。中学生の頃から資料の整理を手伝っている未名子は、世界の果ての遠く隔たった場所にいるひとたちにオンライン通話でクイズを出題するオペレーターの仕事をしていた。ある台風の夜、幻の宮古馬が庭に迷いこんできて……。
『破局』遠野遥
あらすじ
私を阻むものは、私自身にほかならない――。ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。28歳の鬼才が放つ、新時代の虚無。
『アキちゃん』三木三奈 (『文學界』5月号掲載)
あらすじ
なぜこんなにもアキちゃんが憎いのか─。18歳になった女性が、小学5年のときに親しかった「アキちゃん」という同級生との思い出を綴った物語。アキちゃんには、大きな秘密がある…。
第163回 直木賞 候補作品
(著者名五十音順)
『雲を紡ぐ』伊吹有喜
あらすじ
壊れかけた家族は、もう一度、ひとつになれるのか?羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげられた「時を越える布」ホームスパンをめぐる親子三代の心の糸の物語。
『じんかん』今村翔吾
あらすじ
民を想い、民を信じ、正義を貫こうとした青年武将は、なぜ稀代の悪人となったか?
時は天正五年(一五七七年)。ある晩、天下統一に邁進する織田信長のもとへ急報が。信長に忠誠を尽くしていたはずの松永久秀が、二度目の謀叛を企てたという。前代未聞の事態を前に、主君の勘気に怯える伝聞役の小姓・狩野又九郎。だが、意外にも信長は、笑みを浮かべた。やがて信長は、かつて久秀と語り明かした時に直接聞いたという壮絶な半生を語り出す。
『能楽ものがたり 稚児桜』澤田瞳子
あらすじ
わが国最高峰の舞台芸術として受け継がれてきた能楽。長年、能に親しんできた著者が名曲にインスパイアされて生み出した8編の時代小説集。
『銀花の蔵』遠田潤子
あらすじ
大阪万博に沸く日本。絵描きの父と料理上手の母と暮らしていた銀花は、父親の実家に一家で移り住むことになる。そこは、座敷童が出るという言い伝えの残る由緒ある醬油蔵の家だった。家族を襲う数々の苦難と一族の秘められた過去に対峙しながら、少女は大人になっていく――。
『少年と犬』馳星周
あらすじ
2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。ある日和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。
その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか……。
まとめ
どうですか、気になった作品はありましたか?
まだ読んでいない作品があったら、この機会に読んでみてはいかがでしょうか。
それでは、まったです。 (‘◇’)ゞ
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